さうさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

さう

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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.1


「モノリス」とは一体何なのか。
圧倒的映像と音楽で描くSF超大作。

CG使わず作られた壮大な映像。
陶酔感さえ覚える音楽。

宇宙の彼方で静かに繰り広げられる
人間と人工知能の手に汗握るやり取りは
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0


ブラック・リー監督が
人種差別を強く鋭く表現するエンタメ。
スタジオはブラムハウス。

白人至上主義団体に
潜入捜査する黒人とユダヤ人。
相反する人種や団体の対比が上手い。

緊張感あるストーリーの
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8


facebook立ち上げ秘話をもとに
ザッカーバーグの実像を映す。

全体的に展開のスピードも早く、
思わず見入ってしまう作品。

ザッカーバーグの独創的な発想や
凡人には分かり得ない行動。
まさに
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片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.6


片桐はいりをたっぷり堪能できる50分間。

松尾スズキ、辛酸なめ子、板尾創路、赤松隆一郎の
4人が自由に描いたショートドラマ4本。

片桐はいりをフィーチャーして
シュールな世界観がずっと流れていく
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激突!(1971年製作の映画)

3.7


25歳スピルバーグの長編デビュー作。

ちょっとした小競り合いから90分ずっと
トラックに煽られる傑作サスペンス。

書いたように全編ずっと煽られてる。
それだけなのに映像や演出から来る
恐怖と緊張
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

3.7


大ヒットしたミュージカルの映画。
性転換したロックシンガー半生を数奇に描く。

ヘドウィグが魂ぶつけて歌う
ステージはかっこよすぎて胸を打つ。

映像や演出が丁寧であることに加え、
全体通して流れる
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.6


ニューヨークを舞台に、
旦那の浮気調査をプレイボーイな父とする
エレガントな雰囲気に包まれたコメディ。

父娘で価値観がぶつかる展開は
ソフィアとFFコッポラの関係を重ねてしまう。

また、ラシダ・
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.7


ジグソウの戦略性とそれに翻弄される
人間模様を描く「ソウ」シリーズ二作目。

一作目に比べて殺し方が凝ってきている…

「注射器プール」や「剃刃の返し」、
ただただ痛そうである。

ラストの展開も圧
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.8


空港という空間で生きる主人公と
出会う人々を描くエンターテイメント。

スピルバーグとトムハンクスのコンビ。

個性的で多種多様な登場人物との
交流がユーモアたっぷりでした。

またトムハンクスが架
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キャロル(2015年製作の映画)

3.6


1950年代ニューヨークのクリスマス。
切なく美しい女性二人のラブとロマンス。

説明がなくとも出会いから徐々に
心が惹かれ合う表現が伝わる。

1950年代の時代性とファッションも美しい。
胸が熱
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.1


久々に鑑賞。

常に張り詰める緊張感やレクター博士との
やり取りが光る傑作サイコスリラー。

なんといってもレクター博士の
紳士的でありながらも狂気的な人物像。
全てが不穏な魅力を生んでいる。
これ
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ハウリング(2013年製作の映画)

3.7


ヨーロッパ企画のタイムトリックショートムービー。

「ドロステのはてで僕ら」の前身作品。
星新一のショートショートみたいな世界観。

登場人物二人、空間も二つだけ、
狭い世界で広大なSFのお話。
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.9


フィンチャーが手がける
ノワールな雰囲気とスローに進む復讐劇。

ストーリーのプロットは非常にシンプル。
モノローグが特徴的な映画でした。

アクションまみれ殺し屋映画と違い、
ゆっくりと、途中ユー
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ソウ(2004年製作の映画)

3.9


巧妙に仕掛けられた殺人ゲーム。
映像もストーリーも衝撃なシチュエーションスリラー。

緻密に仕掛けられたゲームを
限られた手がかりで解明していく展開が面白い。

追い込まれた状況にいる
人間たちの狂
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ブラック校則(2019年製作の映画)

3.5


理不尽に学生を縛り付ける
ブラック校則に立ち向かう青春ストーリー。

此元和津也脚本。
テンポも良くストーリーは奥行きがある。
コミカルに進む話の展開はとても面白い。

ルールだらけのこの社会にも少
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.8


父の死から疎遠になっていた三兄弟が
インドを旅するロードムービー。

やはり色彩美や可愛らしいセット、
独特なカメラワークが特徴的。

シュールな会話や出来事の中から
旅を通して絆を深める過程が微笑
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.1

綿谷りさ原作のひねくれこじらせ妄想女子が
抱く恋愛をコミカルに描くストーリー。

テンポの良いリズムと
毒のあるフレーズ、ミュージカルぽい
演出が印象的な作品であるでした。

構成やメッセージが好き

ルーム(2015年製作の映画)

3.8


狭い部屋から広い外の世界へ、
サスペンスストーリーに光る子育て。

閉塞感や孤独感を演出する前半と
開放感あふれる後半の対比が非常に上手。

またブリー・ラーソンの演技も見入る。
愛する子供を守りな
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8


一夜で高校生活を取り戻す、
疾走感ある女子高生青春バディムービー。

なんともセンスのあるユーモアと
癖のある登場人物たち。

新しい青春映画って感じ。
こういうの好きです。

(2023年製作の映画)

3.5


こちらもダール原作ショートフィルム。

独特なカット割と淡いカラー。
ひとつの舞台演劇を観てるようでした。

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0


2分という短い時差が巻き起こすドタバタSFコメディ。

なんとも捻りの効いた構成と
雑居ビルという小さいシチュエーション。
粒立ったキャラクターも楽しい。

この設定で1カット長回し、
上田誠さんの
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セッション(2014年製作の映画)

3.6


息つく暇も許されない、
指導者と教え子が理想の音楽を目指す物語。

なんとも熱量高いバイオレンスな教育、
ただそれににしがみつくアンドリュー。

音楽もそうだが演技や演出までも
抱えきれないほどのエ
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.8


生と死の流れが逆転した男。
新進気鋭な設定をリアルに描くストーリー。

ファンタジックな話だが
至って平凡な人生を歩むところが良い。

ベンジャミンとデイジーの歳が重なる
タイミングはこの設定ならで
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.3


ダーティな映像センスと
展開の驚きが止まらない至高のエンタメ。

ブラッド・ピットの存在感。
散りばめられたサブリミナル。
揺るぎない圧倒的世界観。

二人の心理描写も緻密で良い。
もう全てがたまら
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マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.4


マリーアントワネットの心の軌跡を描く
衣装やカラーが印象的なおしゃれ映画。

ストーリーも衣装も雰囲気もセンス。
マリーアントワネットという人物も
ティーンの女の子という事実を描いている。

歴史映
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.6


困難を乗り越えていく姿に心が満たされる
3人のおバカなインド大学生青春映画。

深刻なシーンもあるのに何故か底抜けに明るい。
ランチョーの考えや性格には元気出る。

あとランチョー、撮影当時44歳て
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6


独特なテンポと絵本のような映像、
ユーモラスでポップな引き込まれる群像劇。

文字やポップな美術非日常感を与え、
シーン毎に変わる画角やスライドする撮影技法は絵本のような世界観に引き込む。

なんか
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.1


緻密ストーリーによって思考が止まる真実。
意表をつかれる衝撃スリラー。

黒人に対する人種差別主義者の闇。
時間軸が逆転するストーリー。
私の思考が途中迷子になってました。

ラスト10分くらいの映
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.7


衝撃的なクライマックス、
祖父母気味悪すぎ戦慄スリラー。

終始POVで回される映像と不可解な行動が、
より一層この物語の薄気味悪さを演出している。

あんな緊迫しててもカメラを回す
姉弟の思考もも
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.8


ヴェローナの美しい街並みを背景に
かつての愛を探すラブストーリー。

教えていただき鑑賞しました。
なんて素敵すぎる映画。

胸を打つストーリーと
まるで絵画を見ているかのような情景。

余韻に浸れ
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アス(2019年製作の映画)

4.0


終始気味悪い雰囲気に包まれた
新たなホラージャンルを感じさせる作品。

物語に引き込ませる世界観や演技。
なんとも不思議な感覚に陥った。

伏線の張り方も見事で
ストーリーにも奥行きがある。

社会
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夢の中で(2021年製作の映画)

3.6


父と娘の愛を切なく描く
フィンランドのショートフィルム。

15分間でしっかり面白い。
暗いトーンで進む映画で気にはなっていたが
対比を明確にするためなんですね。

物語の構成好きでした。

htt
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.5


アガサ・クリスティの名作を映画化。
ノスタルジックな雰囲気の中起こる切ないミステリー。

冬の雪山が幻想的で美しく、
キャストも豪華で観ていて楽しい。

テンポの早いストーリーや
真上や外から撮る粋
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0


40年前の事件を敏腕ジャーナリストと
キレキレハッカーが追う。
雰囲気抜群の緻密サスペンス。

小説が原作だが、ラストは違うみたい。
テーマとしてはフェミニズムで
性差別に重きを置いている映画。
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

4.0


過去のキャラクターみんなで
100周年の記念撮影。

ディズニーの歴史の長さを改めて感じました。
ファンは唸ること間違いない。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.8


愛と復讐のサスペンスを
トムフォードのデザインで表現された作品。

ファッションや建築、美術、映像など
トムフォードのセンスに染まった世界観。
美しすぎて圧倒されました。

ストーリーは環境や心理、
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