さうさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

さう

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ジュディット・ホテル(2018年製作の映画)

3.7


好きな方法で殺してくれるホテル。
センス抜群のダークファンタジー。

非現実な空間で出会う不思議な客たち。
そんな客と過ごす最後の晩餐。

多彩な映像と不気味なストーリーは
観た後心に余韻を残す…

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5


ノンストップで緊張感が張り詰める
年末年始のクライムサスペンス。

ツッコミどころ多いけど
練られたストーリーがテンポ良く進むため良い。

岡田准一と綾野剛、
二人の個性が絡み合い惹きつけられる作品
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.1


「世界のマエストロ」と呼ばれた
レナード・バーンスタインと
妻フェシリアの複雑な愛を描く伝記ドラマ。

プロデュースにはスコセッシと
スピルバーグも加わる手の込みよう。

モノクロと美しい色彩の映像
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.7


少女の姿をしたAIアンドロイドの
愛情が引き起こす惨劇を描いたサイコスリラー。

ミーガン可愛いけどリアルで奇妙。
これが不思議の谷現象というものか。

ストーリー展開は分かりやすいものの
ミーガン
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.4


3DCGで動くマリオの冒険。
ゲームに忠実な冒険のアニメーション。

英語と日本語どちらの台本も同時に制作。
ユーモアある自然な掛け合いは上田誠が担当。

音楽や映像の再現度が高い。
ストーリーが非
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0


経済崩壊をきっかけに"ノマド"という
生き方を選んだ女性を描く
心揺さぶるヒューマンドラマ。

構成はドキュメンタリーテイストで
雄大な自然を織り交ぜながら
ファーンの心の変化を映す不思議な作品。
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.7


LSDに蝕まれたダンサーたちが過ごす
狂ってカオスなパーティを映すトランスムービー。

ノエ監督の独特な世界観が終始続く。
後半はもう阿鼻叫喚の地獄絵図。

長回しで目が回るようなカメラワークや
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.0


一介の理科教師が原爆を手作りし、
それを持って暴走する大規模犯罪サスペンス。

爆弾犯の沢田研二と
刑事の菅原文太による睨み合いは印象深い。

また、国会議事堂や皇居での撮影は
無許可でゲリラでやっ
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.8


筒井康隆の小説をもとにした
夢を題材としたSFアニメ。

目まぐるしく場面が展開する映像。
平沢進の音楽。

夢と現実、嘘と誠が反転を
繰り返して行くストーリーは釘付けになる。

中毒性高い作品。

羅生門(1950年製作の映画)

3.8


芥川龍之介の「藪の中」を黒澤明が映画化。
人間の愚かさと奥深さを描いた傑作。

人間が持つエゴ。
女も男も生死も関係なく人間はエゴを持っている。

圧倒的な映像美と迫真の演技は
やはり観る人を見惚れ
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.7


北朝鮮の強制収容所を舞台に
毎日を生き抜く人を描く3Dアニメーション。

実際に起こっている話だからこそ
実写ではなくアニメの方が辛くなりすぎず解釈ができる。

生きる希望と悲惨な社会を観ることがで
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.7


断捨離をテーマとした「心の整理」。
人間関係や過去との向き合い方が心に刺さる作品。

霞んだ映像とユーモアあるやり取り。
主人公の女の子は本作でも素朴で自然体な演技が光っている。

ミニマリストも大
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.2


黒人奴隷が合法だった時代に
賞金稼ぎとなった元奴隷が繰り広げる復讐劇。

タランティーノ節効いてて
コミカルな要素ありながらも
質の高い西部劇を再現している。

あとはディカプリオの圧倒的な存在感。
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.7


19世紀の実際にあった奴隷制度。
歪んだ社会の中に秘めた希望を描く
ヒューマンドラマ。

当時の社会の異常性を考えさせられる作品。
人間の狂気や偽善という心の闇すら白人を通して感じられた。

ここま
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

3.7


15歳で音楽ライターとなった
少年の成長と青春を描くストーリー。

キャメロン・クロウ監督の実体験をもとにした作品。

ロックと甘酸っぱい恋愛を
時に切なく描かれている。

ケイト・ハドソンの可愛く
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ANIMA(2019年製作の映画)

3.7


トム・ヨーク主演のショートフィルム。

質の良い音楽と映像、ダンスが
キレイに重なっている芸術的な作品。

大音量で観てるたためとても良かった。

エレファント(2003年製作の映画)

3.8


高校生の何気ない日常から
銃乱射事件が起きるまでの群像劇。

映画とは思えないほど
高校生活の普通な時間が流れるため
よりリアルで恐ろしさを感じる。

生徒は実際の高校生で台詞もアドリブなため
映画
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.9


雪で隔離されたホテルにて
親子に起こる怪現象を描いた
スティーヴン・キング原作のホラー。

耳に残る音楽と
脳裏に焼き付くシーンの数々。

美しく不気味なシンメトリーなビジュアル。
ジャック・ニコル
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0


スティーブン・キング原作、
何度観ても色褪せない至高の名作。

希望を捨てないアンディが
周囲に影響を与えていく…

映像や演出、キャストまで全てが色濃く残る映画。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.7


人種差別をテーマとしたショートフィルム。

憎しみが憎しみを生みだす連鎖。
罪のない子供たち。

負の連鎖を無くしていくためには
「教育」が重要だと考えさせられる。

ベスト・キッド(2010年製作の映画)

3.6


中国を舞台にカンフーを通じて
少年の成長を描くアクションドラマ。

シンプルで分かりやすいストーリー。

コミカルではなくシリアスな
ジャッキー・チェンも魅力的。

ラストも大変素晴らしかった。

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.7


カンフーの達人が麻薬密売組織と闘う
ブルース・リーのアクションムービー。

何よりブルース・リーの存在感とカリスマ性。
アクションに然り美しい肉体に然り。

シンプルなストーリーも分かりやすい。
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ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

3.8


"酔えば酔うだけ強くなる"
ジャッキー主演のコミカルなカンフー映画。

興味をそそる斬新なアイディアと
コメディタッチなアクション。

他の作品ではあまり取り上げられていない
「それ意味あるのか」と
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.9


名スタントがたくさん詰まった
映画史に残る名作アクションムービー。

流血なしで残忍な殺され方をしない
コミカルな本作は誰もを虜にするエンターテイメント。

ジャッキー、サモハン、ユン・ピョウの
3
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ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.2


ロアルド・ダール原作。
ネズミ駆除のお話。

終始ちょっと気持ち悪いネズミ駆除業者。
話の中でネズミの表現が色々あって描写が素敵でした。

白鳥(2023年製作の映画)

3.4


ロアルド・ダール原作。
執拗にいじめられる小柄な男の子のお話。

美しい色彩の世界でいじめられる男の子。

ストーリーは悲しいが同時に美しかったと
感じられるのはこの監督特有の持ち味なのでしょう。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.1


あの世とコンタクトをとるスリルに
のめり込んだ女子高生を襲う
ホラーなオーストラリアのエンターテイメント。

圧倒的に美しい映像と衝撃的なシークエンス。
脚本自体もキレイにまとまっている。

ダーク
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0


日本財団のプロジェクトをもとに
一人の中年男性の日常とその幸せな刹那を描くドラマ。

同じように繰り返す日常も
決して同じ日は一度もなく
そのどれもが美しく輝いている。

美しい映像や微笑ましい出会
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.2


狂わしく愛憎の念が入り混じる
美しくも毒のあるスリリングなドラマ。

奇妙でスローな完成度高いストーリー。

階級という背景から生まれる
バリー・コーガンの毒気溢れるキャラクター。

独特なカット割
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.0


ジム・ジャームッシュが描く
ヒップホップとサムライの融合。

伝書鳩もなんか粋だし
ゴーストドッグというキャラクターも味がある。

「葉隠」の美学に沿った生き方など
武士道についての描写も違和感まっ
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

3.7


世界を魅了したアルバムを作った
ミュージシャンたちに密着したドキュメンタリー。

老いたミュージシャンたちが
音楽を楽しんでいる姿が粋でかっこいい。

生い立ちについて語る姿も感慨深い。

リアルな
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.8


テキサスという綺麗な世界に取り込まれる
切なくも美しいロードムービー。

旅を演出するギターの乾いた音色が
この映画に深みを持たせてる。

マジックミラー越しに話すシーンは
胸にくるものがあり印象的
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.3


魔法の国を救うべく悪に立ち向かう
女の子を描くファンタジーミュージカル。

日本語声優陣の舞台挨拶付きでした。
檀れいが美しかった。

ストーリーに関しては動機付けや
背景の描き方が薄く物足りなさは
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.9


死んでも恋人を守る美しくも儚い
いつまでも色褪せないラブファンタジー。

ろくろ回しやキスシーンなど
美しいシーンが非常に多い。

主題歌の「Unchained melody」も
映画の雰囲気を創り
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7


何事もYESと肯定することで
人生を有意義にさせる幸せ痛快コメディ。

なかなかに極端だけど
思考を変化させる効果的な方法だと思う。

ジム・キャリーが演じるからこそ
変な啓蒙映画にならず名作として
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.6


不器用なビリーとそれを見守るレイラの
不器用でスローなラブストーリー。

登場人物に魅力が詰まっているため
ただのオシャレ映画に落ちないとこが良き。

トップレスバーでのイメージシーンや
ラストの映
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