さうさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

さう

さう

映画(572)
ドラマ(0)
アニメ(0)

女神の継承(2021年製作の映画)

4.1


女神を崇拝するタイの田舎村を舞台に
祈祷師の一族を襲う狂気なモキュメンタリー映画。

ドキュメンタリー風のリアリティな設定や
美しくも湿気たっぷりの映像は圧巻。

また、エスカレートしていく展開と
>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.5


23人格を持つ誘拐犯誘拐された3人の少女。
スリリングなやり取りが印象的なサスペンス。

多数のキャラを演じるマカヴォイの怪演。
23倍のギャラが必要なんじゃないか。

あと設定がキャッチーで好き。
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.7


災いを生む「扉」を閉めるすずめの
成長を描く壮大なロードムービー。

眩い豊かな色彩と
細かく描かれた風景描写。

震災をテーマに色々なものに向き合う
すずめの成長は必見でした。
心情の変化を描く壮
>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.1


カラフルな世界で描く
人間とAIのラブストーリー。

しっかりずっと恋物語でした。
愛のカタチや本質を考えさせられる作品。

肉体の有無や性別は重要でなくなり
多様な選択ができる世の中はすごく近くに
>>続きを読む

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.0


偏屈な鑑定士と稀有な習性を持つ美女。
辛口なラストが衝撃などんでん返しミステリー。

ヴァージルとクレアによる心理模様の変化。
二人の物語は純愛映画のよう。

加えてヴァージルの佇まいや服装、
クレ
>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.9


ニューヨークのファッション業界を舞台に
友情と成長を描くヒューマンドラマ。

キャリアウーマンと40歳以上離れたアシスタント。

スマートで美しいアン・ハサウェイ。
優しく嫌味がないデ・ニーロ。
>>続きを読む

良いビジネス(2017年製作の映画)

3.3


地球ではない惑星で宇宙人に兵器を売る
SFビジネスショートフィルム。

気持ち悪いけどクオリティ高いCG。
銃とかちょっと持ちにくそうだった。

上手い話には裏があるもんね。
どんな時代もどんな環境
>>続きを読む

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.7


女性を口説くために1分間の時間跳躍。
しっかり面白いタイムリープショートフィルム。

コメディタッチで描かれるストーリー。
後半ちゃんともうひとオチある構成。

6分間の体験としては満足度高い。

とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

3.1


かわいい男の子によるほっこりする
初キス練習ショートフィルム。

鏡べちゃべちゃになるほどのキスも
練習してたからこそ良い結果につながったのでしょう。

何事も練習あるのみ。

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.8


かわいいおじさん二人が
悲惨な血だらけ事件に巻き込まれるホラーコメディ。

ガンガン人が死んでいくストーリーと
間の抜けたコメディタッチ。

人の死に方にもクスッと笑える工夫があり
しっかり最後まで
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8


タランティーノ監督デビュー作。
格好良くて痺れるバイオレンスアクションムービー。

スタイリッシュにして暴力的。
郷愁ある美しい雰囲気。

癖あるキャラクターたちが
織りなすストーリーと展開は刺激的
>>続きを読む

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.8


三谷幸喜監督のデビュー作。
ラジオドラマ生放送中に起こるドタバタを
ブラックユーモア含んで上手に描かれている。

色々と辻褄合わせるために
ハチャメチャに話が進んでいく
展開は一見の価値ありでしょう
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.7


テーラーである英国紳士の
スタイリッシュでキレキレスパイアクション。

なんとも上品に人を殺すコリン・ファース。
ガジェットも紳士で良い。

緊迫感あり、シリアスな雰囲気もあり、
コミカルに描くシー
>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.8


南極観測基地に現れる未知の生命体。
造形が印象的なSFホラー。

なんといっても未知の生命体がキモい。
おぞましいビジュアルは時代を感じさせない。

生命体自体の造形はなく、
寄生された状態でしか映
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2


タイの天才高校生が手がける
壮大なカンニングプロジェクト。

スリル満載のカンニングシーン。
学歴の重要度を示すタイの社会性。
高校生の感情を緻密に映す描写の数々。

テスト風景の緊迫感はもはや
>>続きを読む

パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.6


ジョディ・フォスターの演技が光る
密室シチュエーションサスペンス。

ジョディ・フォスターの緊迫感ある演技。
攻守逆転するシークエンス。
巧みなカメラワーク。

おバカな強盗たちは微笑ましい。
フォ
>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.7


女子高生と連続殺人鬼の心が入れ替わる。

クリストファー・ランドンと
ブラムハウスによるホラーコメディ。

ホラーとコメディと入れ替わり。
バラエティに富んだ殺し方。
女性視点だったことも新しい。
>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0


1990年代ロサンゼルスを舞台に
歯がゆい10代によるほんの少しの成長を描く。

16ミリのザラザラした映像。
当時の音楽やセット、全てが1990年代をリアルに表現している。

スティーヴィーの成長
>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.9


タランティーノによる
B級テイストドタバタカーアクション。

車で若い女の子を殺す、
スリラーなストーリーで進んでいく。

壮絶なカースタント。
引き込まれる映像と低予算意識した遊び心。

タランテ
>>続きを読む

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

3.9


アニメと実写が掛け合わされた
ものすごいエキセントリックな作品。

量の多いカットや演出、音楽含め
緩急つけるストーリーは素晴らしい。

彼岸をクジラの胃袋で比喩しているのかしら。

形容することが
>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.9


突如街を包み込んだミストが引き起こす
恐怖の化け物SFサスペンス。

スティーヴン・キングの原作をフランク・ダラボンが映画化。

なんといっても想像を絶するラスト。
映画史に残る後味の悪さ。

得体
>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.4


リベラルエリート対レッドネックの
人間狩りを描いたバイオレンスな映画。

社会風刺を過激に描いていたためか
アメリカで一時公開中止。

前半主人公分からないまま、
コミカルにみんな殺されてしまうとこ
>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.8


逃し屋敏腕ドライバーを描く
音楽とカーアクションが魅力の作品。

音楽と重なって疾走感たまらないカーアクション。

心情と音楽がマッチしており
緊迫感やワクワクを常に感じられる。

単純に善悪では計
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8


友達や彼氏、家族、将来など様々なことに
悩みを持つティーンエイジャーを
ユーモアにのせて描く青春映画。

高校生のイタい雰囲気が見事。
攻撃的な態度、思想や好みなど
誰もが通ってきた恥ずかしさが良い
>>続きを読む

ジュニア(2011年製作の映画)

3.7


少女の成長と共に「一皮剥ける」、
ちょっと奇妙な青春世界観ショートフィルム。

男勝りな少女が女性となっていく様を
「脱皮」をメタファーとして描く。

皮膚の裂けやヌメヌメなどの演出、
全体の世界観
>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.7


愛する女性を守るために生きる
バイオレンスでロマンチックなヒューマンドラマ。

疾走感溢れるカーチェイスや
二人だけの世界に籠るキスシーンは
観ていてとても印象に残った。

冒頭から最後までスタイリ
>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8


社会問題を切り口としつつも
重くなりすぎず軽やかで奥深く描いた
クリント・イーストウッドの名作ヒューマンドラマ。

人生を悩む少年と、少年を導くおじいさん。
会話や交流が心地良い。

頑固で偏屈なお
>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

3.3


12時間だけあらゆる犯罪が合法化になる。
人間たちが獣になる様を描いたバイオレンススリラー。

まず設定が斬新で引き込まれる。
人間の本質をさらけ出す12時間は面白い。

ただちょっとストーリーは単
>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9


順風満帆な家族が謎の少年によって
悲劇に見舞われる湿度高い不条理スリラー。

この作品の特徴はカメラワーク。
ズームイン・ズームアウトを多用している。
キャラクターの心情すらもカメラワークで補ってい
>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.7


実際に起きた未解決の劇場型連続殺人事件。
緊迫したムードが続く圧巻サスペンス。

事件に関わっている人物が狂っていく描写や
犯人に翻弄される緊迫感は息を呑む。

大胆な犯行と暗号を使ったヒント、
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8


太平洋戦争直後の日本を舞台にした
山﨑貴的、昭和史ゴジラストーリー。

戦後にゴジラという巨大な怪獣と
対峙する日本人の絶望感は良かった。

あとVFXもバキバキでかっこいい。

今までのゴジラより
>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.9


庵野秀明による斬新で現代的な
新しいゴジラのストーリー。

SFの世界の中でゴジラと戦うのではなく、
現代に現れ政府が対峙するという内容。

ゴジラだけどリアリティある政治的サスペンスって感じでしょ
>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.7


自分がいなくなった世界で
愛する妻を想い続ける優しくも切ない幽霊。

幽霊になってしまった夫が
妻を愛し現在過去未来を彷徨い続ける。

幽霊の視点で描かれていて
孤独で切ない表現は胸を打つ。

ホラ
>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.6


前作から10年、キャラもゾンビもルールも
アップデートされたゾンビコメディ映画。

続編でいてもちゃんと
B級テイストを守ってくれている。

前作と同様に軽快なノリ。
増えた登場人物の個性的なキャラ
>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.7


リー・ワネル監督による
見えない「何か」を描いたサイコサスペンス。

エリザベス・モスの迫真の演技と
誰も映っていないのに恐怖を覚えるカメラワーク。

エイドリアン役の俳優がほぼ出ていなかったり、
>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.1


オシャレでスタイリッシュな映像で描く
フランス青春カニバリズム。

ジュスティーヌがカニバリズムに気付き
変容していく姿が恐ろしくも美しい。

カニバリズムの描写だけでなく、
大学生活や姉妹愛、家族
>>続きを読む