すぽさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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悪魔の植物人間(1973年製作の映画)

3.3

マッドサイエンティストは考えた。
「人間が植物の特性を得たら光合成もできて食料問題解決すんじゃね?」と。

見世物小屋の男を使い人を攫っては改造手術を繰り返す博士の餌食になった者の末路に涙した。

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山猫は眠らない(1993年製作の映画)

3.3

70人以上をジャングルの肥やしにしてきた凄腕スナイパーと元オリンピックメダリストのキャリア組みホープ。
この二人で挑むミッションは果たして成功するのか。

スナイパーのミッション、それは人生の縮図なの
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ブリット(1968年製作の映画)

3.4

証言台に立つ男の警護を任されたブリットだが、パジャマに着替えて家で寝てる間にアッサリと殺し屋に殺されてしまう。

世の中に不満があるのか自分の人生に嫌気が差しているのか、もしくはその両方なのか。
燻銀
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みんな死んだ(2020年製作の映画)

3.6

不慮の事故から始まる年越しホームパーティーでの大惨事。
人間関係とセックスか歪に絡み合った時、その連鎖は始まる。

ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

2.6

前作から2年後のお話。
また生贄を求める夜がやってくる。

ふざけ過ぎている感が否めないコメディ展開にはもはや失笑だけど、キャラクターは見習っていい味出してる。特に上半身裸のマッチョ。

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.0

良い悪いと言うよりもとにかく懐かしいメンツをまた観られる事に感謝。

現代版にリブートしてるので当時はなかったガジェットのあれこれが楽しくもあるけど、彼らは昭和の中で生き続けていてほしいとも思ってしま
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.9

昭和の凄腕モッコリ請負人、冴羽獠をこんな形で目にする日が来ようとは。

配役やストーリーのテイストはアニメの実写映画化としては100点満点と言っていいかもしれない。
忠実さゆえに古臭さも感じるのは致し
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

3.3

なんとなくホームアローンを思い出したコメディスプラッター。

悪魔崇拝のベビーシッターとその仲間に強運を持ってして立ち向かう主人公の面構えがイケてる。

全体的に軽い仕上がり。

ボイス -深淵からの囁き-(2020年製作の映画)

3.4

おんぼろハウスを買い取ってはリフォームして高く売る事を生業にしている核家族。
しかし、買い取った家のバックグラウンドはしっかり調べないと、夜な夜な聞こえてくる囁き声に悩まされることになるのである。
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クライモリ/間違ったターン(2003年製作の映画)

3.8

近親相姦の果てに生まれたグロテスクな人食い狩人達の餌になりたくなければ、人里離れた森には近づいちゃなんね……。

山小屋の気味悪さや殺しの残忍さに作り手の気合いのようなものが感じられて楽しめた。

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アサルト13 要塞警察(2005年製作の映画)

3.2

引き篭もりの元潜入捜査官と洒落たスーツに身を包んだコワモテ大悪党が手を組み悪徳警官達の襲撃から身を守る年越しアクションムービー。

ロン毛のジョン・レグイザモがいい味出してた。

処刑山 -デッド・スノウ-(2007年製作の映画)

3.5

続編を観て気になったので鑑賞。

人体損壊大好きなナチスゾンビと雪山に遊びにきた医学生達との凄惨なノルウェー雪山バトル。

スノーモービル大活躍。
雪山だから鮮血がとても映える。

ヒーローキッズ(2020年製作の映画)

3.0

ある意味、真の子供向けヒーロームービー。

ペドロ・パスカルやプリヤンカー・チョープラーの配役にロバート・ロドリゲス臭を感じられた。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

移り気な恋の空模様を荒天ではなく天気雨として軽快に描くのはまさにウディ・アレン節。

ニューヨーカーはニューヨークでしか生きられないと言わんばかりのオシャンティな主張も感じられて、なんか羨ましくもあり
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

夢と希望を胸に成長し、悩み、挫折しながらも大人になっていく四姉妹。

グレタガー・ウィング監督らしい切り口で語られる走馬灯のようなストーリーは面白おかしく時にシリアスで、女性の力強さと嫋やかさ感じられ
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.7

戦況が悪化し、もはや敗戦の気配しかないドイツ軍前線で戦う小隊長と上官の確執を軸に戦争やドイツ軍組織の滑稽さを浮き彫りにする。

『鉄十字』の”重さ”は人によって変わるのである。

まさにカオスな戦場の
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.1

高校卒業したての二人と奇妙な隣人達との交流?を通して繰り広げられるアイデンティティの模索。
それに加えて差別全般への答えがない問題提起。

イーニッドのコケティッシュな風貌がコロコロ変わってみていて楽
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フランクおじさん(2020年製作の映画)

3.4

一昔前のキュートで少し芋さがある学生を演じたら右に出る者はいないソフィア・リリス主演のロードムービー。

LGBTQが世間的に認知され始めた時代というところがミソなのかもしれない。

八仙飯店之人肉饅頭(1993年製作の映画)

3.6

ヤバい映画リストに必ず名前が載る本作だったのでずっと気になっていたけどやっと観ることができた。
シリアルキラーの罪悪感不在な惨殺シーンと言うだけでなく、女子供も容赦ない映像表現は映画的なタブーという垣
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.4

ドキュメンタリー風のカメラワークと自問的な心の声で綴られる本作。

人生とは初めて聴く音楽のようなもので最後にはいつしか懐かしさをおぼえるリズムだけが残るものなのかも知れない。

ルーニー・マーラーの
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.9

序盤から漂う主人公を取り巻く人々の不気味さ。
果たして彼らは悪魔崇拝者なのか?赤ちゃんは無事に産まれて腕の中に抱えることができるのか?

センセーショナルな表現は少なめながらも真綿で首を絞める様な展開
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.7

LGBTQのみならずいろんな理由で人生に悩んでる人達へ送る世直しプロムミュージカル。

庶民派というかエコノミーというか、絵的に寂しいシーンが多いのは狙ってなのかコロナ禍が影響しているのか。

楽曲が
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.5

ディック・ロングは何故死ぬことになってしまったのか?

グダグダで行き当たりばったりな行動が映画として笑いとスリルを提供するものの、辿り着く先のカタルシスは大人しめ。

いい感じに一癖ある役者陣を堪能
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マーターズ(2007年製作の映画)

3.4

ニューウェイブオブフレンチホラーの名作に名を連ねるパスカル・ロジェ監督のトラウマ拷問ムービー。

拷問の理由にヨーロッパらしさを感じた。
神や来世が本当にあるのかと言う問いの答えは人の中にしかないのだ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.6

1930年代のハリウッド。『市民ケーン』の脚本を書いたマンクのお話。

軽快な語り口とテンポがいい。
どこまでが実話なのか気になる。
『市民ケーン』を観てからの鑑賞をお勧めしたい。

エンドレス・エクソシズム(2018年製作の映画)

2.9

ボストンの近代的な病院の地下にある死体安置所でのナイトシフト。
運び込まれるのは”曰く憑き”の少女の死体……

主人公がなぜ殺されないのかよく分からないまま終わってしまった。

誰も眠らない森(2020年製作の映画)

3.6

東欧スプラッターホラー。

青年らを集めてのキャンプで惨劇が起きないはずがない。

退屈でテンポが遅い前半を我慢したら、なかなかの血生臭い展開が待っている。

前半の無駄なシーンを削って後半のボリュー
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.1

終末世界をひっそりと生き延びている家族の家に謎の男が侵入を試みるところから物語は始まる。

疑心暗鬼こそが生き延びる術みたいな世界で正しい選択なんて出来るはずもなく、破滅の足音が夜の闇に紛れて静かに近
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獣の棲む家(2020年製作の映画)

3.4

ブラムハウス的なホラーかと思いきや社会派ムービーだった。

内戦が絶えない国から生き延びた難民の肩には亡霊が幾重にも重なり合っているのだ……。

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.7

スティーブン・キング原作作品はホラーとスーパーナチュラル的な要素にキング臭を感じられるかで評価がわかれる気がするけど、程よいキング臭に包まれた良作だった。

母親のトラウマ話がいいアクセントになってた
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.5

郊外に住むオッパイ好きの少年4人は隣人がシリアルキラーじゃ無いかと疑い始め調査を開始する。

一夏のアドベンチャーを退屈な描写で見せられた後のよくあるオチとは真逆のシャープさに驚きを隠せない。

笑顔
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シェルター 狂気の秘密(2008年製作の映画)

2.3

初老の女性が営む駆け込み農場の狂気。

根はいい人なんだろうな。

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.3

結局のところ、人には金や名誉よりも幼い頃の肉親の愛が必要なのかも知れない。

プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.4

一歩間違えたらお寒いギャグになりかね無い展開を最高に面白くクールに仕上げるロバート・ロドリゲスの手腕に脱帽。

まさに120度の温度で12時間焼いたテキサスBBQ味。付け合わせはゾンビとメキシコで。
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.8

父親からタイムトラベルが出来る事を教えられた主人公は彼女ゲットのためにその力を使い始めるが。

タイムトラベルというファクターは映画にスリルを与える為だけでなく、人生や人との出会い、そして家族の絆を色
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レベッカ(2020年製作の映画)

3.3

ヒッチコック版を観た後だと、レベッカの気配は薄めで終盤の展開は緩急なくただ速すぎるだけでなんかいまいち。

どちらかと言うと後妻の奮闘と彼女が勝ち取る愛に焦点が当てられていたように思えた。

そしてリ
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