すぽさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.5

カンヌ国際映画祭にて、史上初めて監督と共に主演女優二人にもパルム・ドールが贈られた作品。

原作はフランスのグラフィックノベルだそうで。

アデルの若いパッションとエマの哲学的達観が絡み合う同性愛を個
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

陸上部のエースでありながら怪我でトラックから遠のいている女子高生と、小説家になる夢を諦めきれないながらも日々を浪費しているファミレス店長の物語。

おじさん側からの目線で観ると、やりたい事がありながら
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

前作からなんと10年目にして同キャスティングで続編を観られる事にトゥインキー片手に乾杯したくなる。

擬似家族としてゾンビランドを生き抜く四人のルールは32カ条から73カ条に増えたのと同様に、掛け合い
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

3.7

ベトナム戦争における狂気と不条理の全てが詰まっているかのような作品だった。

サーフィンに適した場所を無理やりベトコンから奪い取ろうとする気が狂ったような見せ場が凄かった。

映像でこれだけ狂気を曝け
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THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション(2014年製作の映画)

3.3

贋作師であるジョン・トラボルタ最後の大仕事。

状況的には切迫してるのだろうけど、スリルがあまり無いのは息子との関係を丁寧に描いているからなのかもしれない。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

「JOKER」を観て、この映画のことを知り観賞。

序盤から漂う悲劇の予感、芸能界の滑稽さ、才能と機会、これも一つの人間社会の歪みなのかもしれない。

最後の部分は彼が独房で見ている白昼、なのかもしれ
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ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.3

ラッセル・クロウとマーク・ストロング、それぞれタイプの違う情報局の板挟みにあうレオナルド・ディカプリオが不憫でならなかった。

それにしてもアメリカ側の無能さたるや。

盲目のキリスト(2016年製作の映画)

3.4

「信仰は空虚を埋める手段である」
「神は内に宿る」

信仰により失うもの、得るもの。
質素で素朴な登場人物らの織りなす物語は本質に迫るものがあるように感じた。

デッド・シャック ~僕たちゾンビ・バスターズ!~(2017年製作の映画)

2.5

半端なラブストーリーと間延びしたテンポが足枷になりつつも、ティーンエイジャーVSゾンビの戦いは多少なりともリアリティあったかも。

家族の絆見たいなのはいい味だしてたけど、いまいち立ってないキャラクタ
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SPL 狼たちの処刑台(2017年製作の映画)

3.7

トニー・ジャー見たさに鑑賞。
出番は少なくとも見応えあるアクションがカッコ良かった。

ストーリーはかなり重いので、アクションの爽快感を心から楽しめなかった。

ブラインド・デート(2014年製作の映画)

3.6

レオパレスもビックリな薄壁に隔たれた隣人同士の奇妙な恋愛物語。

ヒロインのメラニー・ベルニエがキュートで可愛くて、それだけでもみる価値あり。

スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.8

ストーリーが凝ってる分そこに目が行きがちだけど、いつもながら上田慎一郎監督作品は観終わった後にキャスト全員が好きになる。

今回は番頭さんと占い師がピカイチでした。

笑いのセンスが好きなので楽しく観
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小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.5

非モテ系女子が男とネタ嘘をついた事から一転して注目の的に。
自ら嘘の上塗りを重ねつつも、事態を収拾すべくとある手を思いつく。

エマ・ストーンのダミ声とキュートなフェイスはラブコメにうってつけですね。
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.5

ウトヤ島で起きた72分間に及ぶ銃乱射事件を実際の事件と同じ尺で、ワンカット撮影した作品。

センセーショナルなシーンは少なめながら、恐怖に怯え隠れつつも妹を探す主人公の極限の緊張感が伝わってくる。
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ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.3

半身不随で車椅子生活を送る風刺漫画家の物語。

人は取り返しのつかない事が起きてから初めて自分と向き合えるのかも知れない。

ルーニー・マーラのスッチー姿が拝める貴重な作品。

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.9

決して家を離れてはならない……。

この手の映画でよく見かけるストーリーにひねりを効かせたオンリーワンムービー。

ジョージ・マッケイ主演の映画にハズレなし。

アパルーサの決闘(2008年製作の映画)

3.2

西部開拓時代が終わろうとしつつある時代。ガンマンが腕を振るう時代が終わろうとしてる雰囲気が伝わってくるが、
決闘やドンパチ少なめで消化不良。
あと、そんなに早撃ちでもないのでカッコ良さもイマイチ。
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

緊急通報オペレーターが受けた誘拐事件の通報から始まるインカムスリラー。

事件の展開と主人公の置かれた状況が交錯しつつ物語は思わぬ方向へと向かう。

スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.5

話の転がり方がコーエン兄弟作品の様で面白かった。

話の締め方が良かったらいい作品になってたかも知れない。

クリープショー(1982年製作の映画)

3.4

ゾンビから始まるオムニバスストーリー。

過去に類をみない程の数のゴキブリが登場する話が一番やばい。

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.2

ザレムを目指さなくても地上も割と楽しそうじゃない?

なぜロバート・ロドリゲスがこれを監督したのか分からないけど、時間を無駄にしてないことを祈るばかり。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.9

少年四人が死体を探しにひと夏の冒険へと向かう物語。

昔よく遊んだ友達を思い出した。

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

2.9

書店を開いた田舎の港町の住人が数人を除いて最悪すぎる。

そして、あそこまであの店にこだわる理由も薄いので、ただの意地のぶつかり合いでしかないような。

人にはそれぞれのバックグラウンドがある。

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.8


カテゴリー5のハリケーンが近づく中、思い出一杯の我が家で繰り広げられるワニワニパニックムービー。

ピラニア3Dの監督なだけあって、グロシーンも堪能できる作品。

トゥームレイダーのララ・クロフトが
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.1

マッドマックスの世界でも乗らないようなオンボロトラックに爆発物を積みジャングルの中を目的地へと向かう地獄のドライブが幕を開ける……。

名作と言われるだけあり、こんなの良く撮ったな!と手に汗握るシーン
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.9

組織に消されそうになり逃げつつも、肺の病で余命が気になる男と、『妹』を連れ継父から逃げる女。
その逃避行の終わりに待つのはガルヴェストンアイランドの穏やかな波音か、はたまた銃声か……。

激シブな主人
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

黒人ピアニストであるドンが南部に行くと言うストーリーは道中で何が起きるか想像できるし、実際思ってた通りの事が起きる訳だが、
トニーのキャラクターのお陰で重くなり過ぎず、考えさせられるコメディとして観や
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.8

ここまで有名俳優を使いまくったMCUシリーズをこの形で着地させる製作サイドの手腕に脱帽。

話の展開も、ただ戻るのではない辺りに重みを感じた。

彼の胸に光が灯り、そして消えるまでの物語と考えると泣け
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デッド・クリフ(2019年製作の映画)

1.8

森で迷ったすきっ歯新人レンジャーが迷い辿り着いた先には1つの死体が。
捜索隊を待つ間、冷たい相棒と一夜を共にする羽目になるが……。

新人レンジャーの女の子が仕事と森を舐めてるクソ野郎なので、これっぽ
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.9

戦地に赴く冒頭から気合入りまくりな映像で、いやがおうにも高まる期待値。

生々しい痛々しさが散りばめられつつも、無駄にゾンビパニックに振りすぎない展開は好感が持てた。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

一都三県のバランスや地名を知っているか知らないかで面白さが激変する気がする。

埼玉県民として、楽しく観れた。

ハロウィン(2018年製作の映画)

3.7

ジョン・カーペンター版の正当な続編に加えて、BGMも彼と息子が担当。しかもジェイミー・リー・カーティスが出てると言う時点で気分はまさにハッピーハロウィン。

字幕のクオリティの低さが少し気になった。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.5

感想としては「ウェス・アンダーソンの作品」これに尽きる。

いい役者が沢山でていて楽しかった。
ボーイスカウトリーダーのエドワード・ノートンがお気に入り。

イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

3.8

ここ最近、スティーブン・キング原作の作品はいいものが無い気がするけど、久し振りに当たりだった。

一度入ると出られない草むらで繰り広げられるデスパラドックス。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

淡々とした狂気を感じる演技と演出、ストーリーは素晴らしかったが、ヒース・レジャーを超えることはなかった。
オリジナリティあるジョーカーを作り上げたかったとの事なので比べる必要はないし、それに成功もして
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.6

娘の友達に恋したおじさんの片想いラブストーリーなのかと思ってたら、抑圧された人生を送る男の解放と終焉の物語だった。

アメリカの美しいものは嘘で塗り固められている、のかもしれない。