オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 193ページ目

オーウェン

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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.2

売れないハードボイルド小説家の市川は、詳細を知るため実際に起きた事件からヒットマンに連絡して銃の扱いなどを教えてもらう日々。
そんな中市川自身にもヒットマンの影が。

石橋蓮司主演だけど、脇がかなり豪
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かちこみ! ドラゴン・タイガー・ゲート(2006年製作の映画)

3.1

香港テイストらしく物語は二の次。
アクションに力が入っているのが分かる。

だがコミックが原作のためかドラゴンドリルだとか、CGに頼ったアクションは勘弁してほしかった。
CGなどなくてもアクションで魅
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シティヒート(1984年製作の映画)

2.7

なんだか妙な映画だった。物足りないとも言える。

冷静に考えてクリントとバート・レイノルズ。
この二人がそろってなぜアクション主体じゃなくコメディ風味にしてしまったのか。

物語もごちゃごちゃしている
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ポリスアカデミー(1984年製作の映画)

4.6

この作品で面白いのは世界各国で上映されて笑うところが皆同じ場面だということ。
例えばジョーンズの口笛だとか、マホーニーがハリスに仕掛けるいたずら等等。

素晴らしく魅力的なキャスト陣。
お気にはジョー
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身代金(1996年製作の映画)

3.7

よくある誘拐ものだが一捻り加えたのがこの作品。

息子を誘拐され富豪に要求したのは200万ドル。
しかしミスからかこの身代金を懸賞金に変えるという大胆な展開。
この展開は予想できなかった。

とはいえ
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ブロックアイランド海峡(2020年製作の映画)

2.7

静かな町で起きた奇妙な現象。
ハリーは父のトムが謎の失踪を遂げて以来、幻を見るようになり情緒不安定に。

これが病気なのか現象なのか。
多くの可能性を映画として提示する。

そして明かされる結論だが、
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カプリコン・1(1977年製作の映画)

4.1

火星に行けなかったことを嘘として、地球全員をだますために火星のセットを使用。

こんなトンデモなアイデアをNASAの陰謀として送り出した作品。
ピーター・ハイアムズはやはりSF作品になると質が違う。
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ザ・コア(2003年製作の映画)

2.9

アルマゲドンの地底版という触れ込みでいいんだろうが、あんまりアルマゲドンを好きではないので評価はおのずと下がります(笑)

今にして思えば役者は決して悪くない。
アーロン・エッカートなんか味のある役者
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ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

4.1

ジュネ監督作品は「アメリ」しか見たことがなかったのだが、後に通じるこのヴィジュアルは一見の価値あり。

とはいえこの作品は映像で体験するための物語といえる。
当初は奇妙なだけの人物や物が進むにつれ見事
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ロープ(1948年製作の映画)

3.9

約80分強を編集上のワンカットで見せる。
さながら舞台劇のような会話の応酬が飛び交う。

要約としては冒頭からロープで絞め殺された男1人と殺した共犯2名。
明日には高飛びだがスリルを楽しむために、親し
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リプレイスメント・キラー(1998年製作の映画)

2.8

冒頭から香港テイストのような展開。
ユンファが拳銃片手に決めまくる。
悪くはないしその後を期待させるが、何か弾けないというか消化不良というか。

物語に無理やりアクションをこじつけた感じが否めない。
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ブロークン・アロー(1996年製作の映画)

4.0

ジョン・ウーのハリウッド第2弾はより練られた脚本で勝負するアクション。

なのだが映画を見るとトラボルタの独壇場。
悪役というイメージがないのだが、この映画からは楽しんで演じているのが分かる。
ジョン
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ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~(2019年製作の映画)

3.8

閉鎖された漁師町で不意に起きた殺人。
メアリーが起こした事態に姉のプリシラは死体を海に流すが、警察が行方を捜査し始める。

小さな町なので、噂は流れるだけ。
そこにサスペンスが生まれ、姉妹は脅迫され追
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ラリー・フリント(1996年製作の映画)

3.8

ポルノ雑誌の創刊者。
どう見ても毛嫌いされそうな人物ながら、その内情を映画化すると見えないものが見えてくる。

確かにフリントは破天荒だがそれは社会に対する言論の自由を主張するため。
支持している人間
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.4

ジャスティスリーグの編集をしているかと思えば、ゾンビ映画の新作を撮っている多忙ぶり。
ザック・スナイダーとゾンビとは切っても切れぬ関係で、監督デビュー作は「ドーン・オブ・ザ・デッド」だから久しぶり。
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地獄の7人(1983年製作の映画)

3.3

苦い後味のベトナム戦争からこういう美談のような話は正直好きではない。
国がやらないなら俺たちが残った捕虜を救い出す!
どう見てもアメリカ的な思想だが、役者たちによって物語が救われている印象。

ハック
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

2.5

原作漫画も知らないし、役柄や設定を知らない完全な初見で見たけど、おかまいなしとばかりにガンガン進むので置いてけぼりなまま終了。

霊が見える青年とか、除霊作業を行う仕事とか、そういう経緯を詳細に説明し
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ブラック・ダリア(2006年製作の映画)

2.6

原作はエルロイだし、出ている役者も悪くないはずだが物語が盛り上がらずに終わった印象。

同じ原作の「LAコンフィデンシャル」があれだけ面白かったのに、なぜ退屈な展開になってしまったのか。
事件の概要は
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.0

バットマンはリターンズまでがすごく好きで、3と4はやたら明るい作風に変わったのがしっくりこなかったが、このビギンズを見てはっきりと確信する。
そうバットマンは暗い作風でないと面白くないということ。
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

4.0

モンスターがはびこる世界で生きていくため武器を取る人たち。

ジョエルは恋心を抱くエイミーのため、外の世界へと向かうが、そこにはモンスターたちの出会いが。

若者の成長とモンスターとのバトル。
この2
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.9

ゴジラの1作目から始まったモンスターバースの4作目。
これまでの3作で敷かれていた伏線がすべて繋がる仕組みであり、ゴジラとコングの直接対決が描かれる。

もはや怪獣2匹に新味はないが、その分出し惜しみ
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ミュータント・タートルズ(1990年製作の映画)

2.6

子供の頃にTVアニメを見ていたので実写版も楽しんでみた記憶があるが、今になって見返すと相当に幼稚なつくりになっていたのに驚いた。

同じことに「グーニーズ」もまったく一緒の思いだった。
やはり子供時代
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.3

いかれている。キューバ危機の後に米ソの核戦争など描けない。
博士や大統領に将軍など出てくる人物もいかれているし、唯一まともだったのがこれを作ったキューブリックだったということか。

ブラックジョークの
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ジャッジ・ドレッド(1995年製作の映画)

2.8

スタローンのSFものといえば、これの前に面白かった「デモリションマン」があるが、気をよくしてもう1作と(笑)

確かにジャッジシステムで警官自身が裁くというアイデアは悪くない。
だが細かい設定を良くす
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ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

2.4

だますかだまされるか。みたいな触れ込みでしたが、これのどこにだまされろというのか。

終了約30分ぐらい前に黒幕が分かりそこから延々と真相を聞かされるだけ。
この構成ではだまされたなんてのは有り得ない
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ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝(2008年製作の映画)

2.3

シリーズ3作の中で一番面白くない仕上がり。
つまらない原因は監督がロブ"物語はどうでもいい"コーエンに変わったからだろう。
この監督は視覚効果命みたいな映画しか作らないのだから、仕上がりは想像できる。
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蝶の舌(1999年製作の映画)

4.2

こういう作品には例外なく弱いのだが、最後のシーンがあるからこそ余計残酷に感じる。

終盤まではモンチョとグレゴリオ先生の授業が楽しい。
蝶の舌がああなっているとは始めて知ったし、学校の周辺の背景なども
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ヤング・フランケンシュタイン(1974年製作の映画)

4.3

いやー笑った笑った。
ホラー作品の代表的な怪物フランケンシュタインも、メル・ブルックスの手に掛かるとコメディ作品へと変わる。

フランケンシュタイン博士の孫であるフレデリックが遺産を受け継ぐことに。
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スパルタンX(1984年製作の映画)

4.6

ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウ。
黄金トリオが舞台をスペインに移しての大暴れ。

前半から中盤にかけてかなりコメディ的要素が高く、アクションは終盤に凝縮されている。
ベストは何といってもベニー・
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ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR(2004年製作の映画)

2.7

とにかく3部作であるため結構謎を残した状態で終わる。
そのため評価は3作すべて見てからということになる。

ヴィジュアル的には興味をそそられるが、それがアクションの興奮につながっていかないため勿体無い
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トランスポーター(2002年製作の映画)

4.0

実にクールだ。
ハゲているのにスーツはバッチリ似合うし、車を運転させてもプロフェッショナル。ルールを頑なに守る運び屋。
軽快すぎるOPからの流れは大いにお気に入り。

そこから躊躇してしまうのが非常に
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デイライト(1996年製作の映画)

3.4

トンネル版「ポセイドン・アドベンチャー」なんですが、スタローンが出てることは違いといえば違いかな。

主な人物構成からすぐにトンネルの爆破とテンポが良い。
そこから少し惰性。
まずはスタローンが救助に
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どろろ(2007年製作の映画)

1.8

怪物を倒していくたび体が戻るだとか、どろろが男である必要だとか、のめり込めない設定のため全体がひどく雑という印象。

無茶苦茶なCGも落差が見られるのはどういうことか。

続編作れる終わり方にしたはず
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時をかける少女(2006年製作の映画)

4.9

時かけの愛称であるドラマは観たこともないが、こちらの方が秀作であると思うし、このせつない結末がとても好きになった。

タイムリープ自体何個作られたかわからないような題材。
時を戻すという都合のいいこと
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アルゴ探検隊の大冒険(1963年製作の映画)

4.8

噂には聞いていたハリー・ハウゼンの最高傑作。紛れもなく面白い。

やはり目を引くのは特撮とクリーチャー。
巨人タロスが動き出したときの素晴らしさ。
CG全盛の今から見ればたやすい特撮だが、それでもこの
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

2.8

大九監督の演出において、女性がこうありたいという想いが作品に反映されていることが多々。

作る際に主演を自分と投影してるのかもしれないが、それがハマったのは「勝手にふるえてろ」であり、この作品の場合女
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