オーウェンさんの映画レビュー・感想・評価 - 192ページ目

オーウェン

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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

4.2

漫画っぽい設定だなとは思っていたが、実際そうであったので、やたらとコミカルでありクールな銃撃戦は納得する。

50歳を越えると退職金が発生する殺し屋の世界。
その金を払うのが惜しい雇い主は、次々と定年
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.0

カウリスマキの監督作品ということ以外知識はなく鑑賞。

レニングラードは実在するバンドということがビックリで、リーゼントにトンガリ靴。
どう観てもコミックバンドのような演奏だが不思議と懐かしさを感じる
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ボルケーノ(1997年製作の映画)

3.8

基本的にロスに火山帯がないことを無視すれば楽しめます(笑)

同時期に有った「ダンテズ・ピーク」よりも間違いなく面白い。

適度な人間ドラマとパニック描写。
そして何よりトミーリー・ジョーンズの年齢感
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.5

ビリー・ワイルダーほどジャンルに収まらない監督は珍しいが、こちらはハリウッドの内幕もの。
とはいってもその完成度は群を抜いている。

冒頭から死体のナレーションという意表をつく構成。
回想形式だがこれ
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.5

ウェス・アンダーソン作品は否応なしに好きな系列に並べられる。
いきなり登場のビル・マーレイからして、すでにこの世界観にどっぷり。そしてマーレイがインドへ向かう列車ダージリン急行に乗り込もうとするが..
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運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.0

運動靴がなくなったというだけで、これだけのエピソードを嫌味なく見せられるのは大した手腕だ。

イラン映画というのは始めて見たが、その暮らしぶりが非常に興味深かった。

まずは運動靴の位置づけ。学校では
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日々は、うたかたに(2021年製作の映画)

3.7

ホームレスのメーメットは日々の暮らしをやるだけで精一杯だし、腎臓の持病を持っているのでそのために金を貯めている。
そんなある日回収したゴミの中に、アリという少年が紛れ込んでいた。

暗く重い話になるか
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不夜城 SLEEPLESS TOWN(1998年製作の映画)

3.0

新宿歌舞伎町で行われる勢力争い。
そこに巻き込まれた劉健一は、元相棒の呉富春を3日間の猶予で連れてくるようマフィアのボスに依頼される。
そして出会うのが夏美という怪しい女。

怪しい雰囲気たっぷりの絵
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不滅の恋/ベートーヴェン(1994年製作の映画)

3.3

あのヴェートーヴェンをゲイリー・オールドマンが演じるのだから、期待するなというのが無理な相談。

風貌はいいとしても、テーマがヴェートーヴェンの恋人を探すというミステリー仕立てなのが気になった。
唐突
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ストゥーバー(2019年製作の映画)

3.2

刑事に加えて巻き込まれるのがウーバータクシーの運転手という、現代らしいコンビの完成。
とはいえ基本はアクションコメディであり、それ以上に新味はない。

デイヴ・バウティスタが主演なので、強いことは分か
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エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)

2.5

世紀末も年が明ければッてことで、思いっきり2000年になって観たんですが(笑)まあこの時点でイベントムービー的な価値しかないことが証明されてしまっている。

黙示録を出す時点である程度観る種別が限られ
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ダブリン上等!(2003年製作の映画)

2.8

群像劇という割りにはこれといって特徴あるキャラクターがいないように思う。

唯一気に入ったのがひげの生えている女という強烈な個性。
この女性を主人公にしたキャラが見てみたい気がする。

コリン・ファレ
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ナイト・オブ・ザ・スカイ(2005年製作の映画)

2.8

トップガンから20年以上経って映像の進化は止まることを知らない。
フランスが繰り出したのは戦闘機から見せる映像美満載のスカイアクション。

空を飛んでいる映像は文句なしにすごいし、重なって飛ぶシーンや
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スケーターガール(2021年製作の映画)

3.7

インドが舞台の作品。
カースト制度の底辺で働くプレルナは、この地にやってきたジェシカによって、スケボーという存在を知ることになる。

インド映画ではなく、インドが舞台となると、どうしても貧困や格差が付
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探偵スルース(1972年製作の映画)

4.7

リメイクされた「スルース」の方を先に見ていたので、驚きという点ではそれほどなかったが、英国俳優同士が見せるやり取りは優雅でありミステリアスであり。

富豪であるミステリー作家のワイクの元に、美容師のテ
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ムースポート(2004年製作の映画)

2.6

元大統領が地元に戻って町長選挙に立候補。
いないと思われた対抗馬は配管工のさえない男。

どこをどう見ても映画だから許されるノンフィクションだが、意外と大統領がせこいだとか、対抗馬が心が広いとかいまい
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.0

タランティーノの関わりとして観た事がなかった唯一の作品。
クルーニーとタランティーノのドンパチから始まって、牧師一家の誘拐。無事アメリカ脱出で一杯やろうぜからは、急にゾンビ撃退に早代わりと意外性ありま
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デュークス・オブ・ハザード(2005年製作の映画)

3.2

出てくる人間ほとんどおバカで占められるというのが潔い。
というか製作者もおバカな野郎大集合だ(笑)

ノックスヴィルにしてもショーン・ウィリアム・スコットにしても実に間抜けな空気感を演出している。
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

5.0

ゾンビ映画の畑ははもう荒らし尽くされたと思ってたら、コメディ要素満載のホラーになっており、この手があったのかと一本取られた感じです(笑)

下敷きがロメロ版ゾンビだが、使い古されたギャグからブラックな
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スクリーマーズ(1996年製作の映画)

3.7

SFとしては似たような設定が多々ある映画だが、後半になるにつれ尻上がりに面白くなっていくのには嬉しい誤算。

冒頭はややこしい説明ごとだらけで大したアクションもなくだれ気味だったが、スクリーマーズの存
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ザ・バウンサー(2018年製作の映画)

3.1

枯れた味わいというか、年齢がそういう雰囲気を醸し出す最近のヴァンダム。

用心棒から転落して、刑事の犬として偽造紙幣の組織へ潜入していく。
だが娘のため、任務に対し葛藤が。

回し蹴りなどのアクション
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ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

4.6

冒頭で架空の国とあったが、実際アフリカや中東では、これと同じような出来事は起きている。

政府軍によって家族全員を射殺され、何とか生き延びたアグー。
そこから救われたゲリラ軍に投降していくことになる。
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普通じゃない(1997年製作の映画)

1.7

本当にあのダニー・ボイルの作品かと思ったほどだ。
こんなお気楽な作風になっていたとは知る由もなかった。

誘拐劇というにはあまりにお粗末な展開で、展開も非常に退屈だった。

ユアン・マクレガーやキャメ
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砂と霧の家(2003年製作の映画)

4.1

希望も何もないほどどん底に落とされる事確実。
悲劇的ですが作品としての完成度は高いので、その点は満足。

正義も悪もなくただ歯車が狂っただけ。
止まることなくという表現がピタリか。
お互いの主張が間違
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ウルトラヴァイオレット(2006年製作の映画)

1.8

おかしい。どう考えてもおかしい。
これが本当に「リベリオン」を監督した人物の作品なのか。

ミラは「バイオハザード」と大して変わらぬ役柄だし、アクションも女性なのか。二番煎じにしか見えない。

なぜハ
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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年製作の映画)

3.3

この事実は相当にブラックであり、本来ならもっと暗い展開になったはずだが妙にコメディタッチのようなシリアスのような。

ハンクスも酒飲みで美女好きの下院議員という役柄。
感じるのは冒頭ぐらいでアフガニス
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サウンド・オブ・サンダー(2004年製作の映画)

1.8

製作段階での裏事情が色々あるようだが、B級に徹することが出来なかったのが失敗。

分かりやすいバレバレの合成映像や恐竜の描写なども笑えるのだが、中途半端にシリアス仕立てなのがもったいない。

100億
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ホリデーロード4000キロ(1983年製作の映画)

3.1

「お!バカんす家族」の元ネタ作品。

主演がチェビー・チェイスなのでコメディ作品だが、基本ドタバタの家族旅行。
ほとんど生きてるわけないようなトラブルもあるが、そこそこのレベルで笑える。

このオリジ
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パーマー(2021年製作の映画)

3.8

いつの間にかジャスティン・ティンバーレイクも40代に突入。
そこでこういうドラマ作品に出るようにもなる。

12年間の服役から帰ってきたパーマー。
叔母の世話になるが、その叔母は急死し、孫のサムと一緒
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DOOM ドゥーム(2005年製作の映画)

1.4

ゲームの映画化と言われても、元ネタを知らないため一切分からないシーンの連続。

展開の乏しい演出で銃をぶっ放すだけ。
おまけに全編通じて画面が暗すぎる。

結局はゾンビやエイリアンのパクリなどでさっぱ
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ロックアップ(1989年製作の映画)

3.7

刑務所ものというと「大脱走」が思い浮かぶが、こちらはほぼ刑務所内で展開されるアクション。

違いはスタローンが主演なため男同士の友情にアクションと、とにかく熱い(笑)
意外なほど仲間たちの友情は感動で
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沈黙の激突(2006年製作の映画)

1.3

沈黙さえ付けばどうでもよいセガール主演作。
見たすぐ後のはずだが沈黙の突撃と勘違いして検索するもヒットせず。
まあセガール作は邦題も中身もその場限りの証か(笑)

最初からよく設定が分からないが、麻薬
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ハドソン・ホーク(1990年製作の映画)

2.4

「ダイハード」の頃のブルースと打って変わってコミカルな味付けの作品。

ダヴィンチの宝など興味をそそる物なのだが、いかんせん展開にのめり込めず。おいてけぼり間があった。
キャラ的には面白いのだが設定が
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ファミリー・マン ある父の決断/ヘッドハンター・コーリング(2016年製作の映画)

1.3

今更家族か仕事かで悩ますという、時代遅れとしか言いようがないお涙頂戴映画。

こういう選択をハリウッド映画で作れば、どちらに傾くかは分かり切っていて、なぜこんな作品を次から次へと作るのか。

ジェラル
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ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

3.2

ジャック・ライアンシリーズのスピンオフというのは知っていたが、白人が黒人に代わる辺りが今の時代らしい。

ネイビーシールズのジョン・ケリーが政府の陰謀によって妻子を殺され、復讐のためジョンは黒幕を探そ
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エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

3.6

使った予算が多い少ないは問題ではない。
大金はたいてもつまらない駄作もあれば、低予算でも秀作名作は山ほどある。

ロドリゲスのアイデア勝ちの印象はあるが、これだけ個性的なキャラを作り出したことに拍手。
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