角砂糖子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

角砂糖子

角砂糖子

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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

娘が突然行方不明になるところから映画は始まるが物語がパソコンの画面だけで進んでいくだけでも驚きだがSNSや履歴を駆使しながらの展開は機械類が不得意な自分からしたら凄すぎて尊敬するくらいだった。
物語も
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.3

ハリウッド映画だが物語の舞台は、シンガポール出演者は、みんなアジア系の役者だったが、派手な映画だったし話は一昔前の韓流ドラマみたいな物語だったが、島貸切にしてタイムセールみたいに無料で服争奪戦してみた>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

作品鑑賞後いい意味で嫌な気持ちにさせるヨルゴス・ランティモス監督の最新作は戦争真っ只中の宮廷が舞台の女性3人の物語だがドロっとした関係のなかに地位や愛情や欲望そして人間の愚かさだったりがふんだんの映画>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.4

イ・チャンドン監督の最新作が観れるという楽しみと題材は村上春樹の短編小説を映画化ということを知ったときは驚きを感じたが、鑑賞して思ったことはなんかすごい映画を鑑賞したという気持ちになりました。首を絞め>>続きを読む

おいしい結婚(1991年製作の映画)

3.5

小津安二郎監督の「秋日和」をオマージュした作品でもある本作。
母と娘の関係や結婚に対しての考えや周囲の人との台詞のやりとりが面白かった。
特にのん役の斉藤由貴さんのコメディエンヌぶりがすごく可愛らしく
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キッチン(1989年製作の映画)

3.7

宇多丸さんと森田監督の奥様でもありプロデューサーの三沢和子さんの上映後のトークもありとても面白かったです。
吉本ばななの小説を映画化。原作を読んだことがありましたがかなり脚色してあり89年の映画なのに
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アイカ(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

東京フィルメックスで観賞。
今年のカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞した本作。
外国人の不法就労や貧困などを描いた物語だが日本含めて世界中が抱えている問題は同じだと思ったし特にこれから日本も高齢化社会
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川沿いのホテル(2018年製作の映画)

3.9

東京フィルメックスで観賞。
ホン・サンス監督作品だからまたダラシないダメ男とそれに振り回されるキム・ミニお姉さんかなと想像していたが全然違った。一人の男性の親としてだったり男としての生き方を描いていた
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

4.4

東京フィルメックスで鑑賞。
4時間という長尺映画だったが物語は、行き場のない自分達の生活のどうにもならない現実に突然降り注ぐ連鎖が重なってくるが現在生きている人達が抱える貧困や老い親や他人との付き合い
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

「新しき世界」のパク・フンジョン監督の最新作。韓国映画を代表するバイオレンスとアクションそこにSFチックを詰め込んだ映画だった。
平穏に暮らしていながらある事情を抱えている少女ジャユンを演じたキム・ダ
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.0

透明人間の男の子と盲目の少女の恋物語。
物語の設定や盲目の少女マドレーヌの洋服や家などのお洒落さや映像などはよかったのだが
大人になったマドレーヌとエンジェルの関係よりも幼少期の2人の話をもっとみたか
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

タイ版「That'sカンニング」だと想像していたが本当に面白く苦い人間関係な映画だった。カンニングのシーンは手に汗握ったりもしたが、リンやバンクみたいな成績優秀だか経済的な貧しさなどの格差社会が描いて>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

『万引き家族』の最高賞であまり話題が少ない本作だが濱口監督の才能がすごい。初の商業映画でカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された本作。
原作でも麦と朝子のシーンは好きだったが映画でもやっぱり好
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

1人の大学生の拷問致死をきっかけに国民と国との民主化抗争を描いた映画だったが
本当に観賞していて実際にあった事件しかも80年代でもあまりに日本の80年代と違いすぎて最初はぼうぜんとしましたが途中から心
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不敵な男(1958年製作の映画)

3.0

好きな映画の1作でもある「くちづけ」の監督とキャストが再集結したが爽やかさが全然ないむしろ男と女の愛憎劇だった。
川口隊長はスレた若者を演じさせたら右へでる人はいないくらい上手くそして可憐な姿が印象的
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白い悪魔(1958年製作の映画)

3.3

冬の北海道そこに佇む野添ひとみもうそれは綺麗だった。森雅之さん演じる養父が悶々と気持ちを抑えるのもわかります。
そして森さんも本当に知性と渋さからくる色気と気品は本当に日本で1番すごい俳優だと観賞する
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くちづけ(1957年製作の映画)

3.9

神保町シアターで《夢みる女優・野添ひとみ》観賞。
増村保造監督の映画監督デビュー作でもあり野添さんが松竹から大映に移籍して初めての作品らしい。
この作品で野添さんを知り好きになったキッカケでもある作品
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君も出世ができる(1964年製作の映画)

4.5

和製ミュージカルの傑作
本当に好きな邦画作品の1つでもあり何度鑑賞していても面白い。日本が五輪をキッカケに復興しようとしていく姿や会社での出世やライバル会社との争いをエンタメで描き歌とダンスで日本の社
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7号室(2017年製作の映画)

3.2

ギョンスがシン・ハギュンと共演と知ったときはとうとう演技派俳優と肩を並べるとはと思ったし喫煙や悪口といった新しい姿もみれると知りすごく楽しみにしていました。
DVD店社長を演じたシン・ハギュンのコメデ
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ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.6

学生時代のときに鑑賞しましたが当時光州事件という名前をこの映画でしり。「タクシー運転手」をきっかけに光州事件がいかに韓国国民に悲劇をあたえたのかと知りましたが今作も光州事件を扱った作品の1つです。
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今年話題の映画といえば是枝監督の「万引き家族」がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞と映画制作費約300万円とかなりの低予算で制作され出演は無名役者の今作「カメラを止めるな!」ですが、流行りにのって観>>続きを読む

クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.0

イザベル・ ユペールとキム・ミニ出演の作品ですが、カンヌの街と映画祭の裏側を舞台にした作品でしたがなんか個人的に物足りなかったなせっかくイザベル・ ユペールとキム・ミニ使ってるんだからもうちょっと頑張>>続きを読む

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.0

ホン・サンス 監督と主演キム・ミニの関係を知っていながら鑑賞するとこれ実際に2人が経験したんだろうなと思いましたし昨今の不倫について語るところは日韓にたような考えだなと思いました。
特に劇中監督とミニ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

今まで嫌な気分になる映画を鑑賞してきたしむしろそういう作品が好きなのだが本当にこの映画はダメだった。
家族だけど結局みんな自己中だ家族ってなんだんだろうと思った。
脚本は面白いと思ったし『ファニーゲー
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.5

ソフィア・コッポラ監督の最新作そして
エル・ファニングも出演しているという情報しか知りませんでした。
そして今回『聖なる鹿殺し』と二本立て
出演はコリン・ファレル& ニコール・キッドマンだった。
ソフ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

家族のあり方についての映画だが考えさせられる映画だった。
鑑賞していてなぜか喉が苦しくなった。
登場人物は、貧しくどうしようもない人間達だけど誰よりも人として暖かさはある。
役者陣がみんなはまりすぎ子
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.6

女優のグレタ・ガーウィグ長編初監督作になりますが、主人公でもあるレディ・バードが親や友達との関係や自分の進路にたいしての気持ちや成長などが描かれているが特に自分が田舎出身だから自分の住んでる街にたいし>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.5

台詞が、あまり多くなく鑑賞している人に考えさせる映画だった。
ホアキン・フェニックス演じるジョーは過去のトラウマのせいで暴力で自分の気持ちを表現するが、この映画は、外見も痛いが内面はもっと痛かった。
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.6

鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督×主演ダニエル・デイ=ルイスというだけですごい映画だなと思ったがいい意味で変態だった。いや最高だった。
映画の見どころでもあるドレスは綺麗だったしジョニーグリーン
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それから(2017年製作の映画)

3.5

韓国のゲス不倫ことホン・サンス監督× キム・ミニ4作品公開記念。
男のズルさや情け無い姿そして呆れながらも男に振り回される女の姿そして昼間だろうが夜だろうがお酒を飲む
これがホン・サンス映画だという気
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.3

ウェス・アンダーソン監督の新作というだけでも期待しかないのにしかも日本が舞台ということで公開されるのが、楽しみでした。本当にセットも細部にまでこだわりがあり日本語の文字までもそしてウェス・アンダーソン>>続きを読む

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.4

和製ホン・サンスを感じさせる恋愛映画だった。
登場人物みんなが人に対して不器用で歯痒くなる感じがいい。後設定が朝焼け前の時間だったり夕焼けの使い方がいい。
ふみとたもつの関係が羨ましくなりました。
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.4

「四月の永い夢」と言う題名に惹かれて鑑賞しましたが、詩みたいな台詞と登場人物達の優しさと映像が淡くて綺麗で心地の良い映画でした。
主役の初海を演じた朝倉あきさんが顔も綺麗で魅力的だが特に声が素敵で、彼
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.6

鑑賞していて心が苦しくなってきました。
誰かを好きと思う気持ちが溢れていたから
こその最後のエリオの表情には涙がでてきました。
エリオを演じたティモシー・シャラメの演技がいい。愛しい気持ちや苛立ちやも
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

3.2

裏切や暴力あり鑑賞していてハラハラ
ソル・ギョング演じるジェホとイム・シワン演じるヒョンスとの絆が、友情とも違うし恋愛とは、また違う絆を感じました。二人が、対峙しあうときは、切なくなってきました。
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

1980年の光州事件の実話を基にした映画でしたが、本当に鑑賞していて心が痛くなりました。主演のソン・ガンホを初めとする役者陣が、皆んな良かった。
ガンホさんに関しては、私の好きな人情味と情けない姿があ
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