三畳さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

映画 少年たち(2019年製作の映画)

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まあジャニーズ映画なんですけど、
そうか、こんな風になってしまうのか…。
いくら歌とダンスを見せたくても、非行少年という題材には合わないんじゃないかな…
あの「ラ・ラ・ランド」に負けないワンカットだと
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.0

優勝は数秒だけ出てきたバカファッショナブルな足長郵便屋さん。
エリック・ロメール初めてです。
会話劇かと思ったら意外なトラブルから一転して面白くなった。
淡い光で、限られたいくつかの舞台で、登場人物の
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

4.4

ファン映画。初見はアニメ版をおすすめします。
みんなの「ぽちゃん」が重なるシーンはマジ文学。
ミキ、ダイアン、良いと思った声優全員吉本芸人かい。すごいぞ!
ヤノ初登場時のなんだこいつ?!?!感が大好き
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.0

いいですね!上手!
「サマータイムマシンブルース(観た)」のストーリーを「四畳半神話大系(観てない)」のキャラクターで演じ直し、独自アレンジもしてるんですね。
夜は短し〜程の心が壊れるようなエモーショ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.5

こんなマジカルなアニメがあったとは!
のっけから力量込められまくりでもったいないくらい味わったにもかかわらず、クライマックスの乙女と先輩の心の攻防には喉が震えるくらい感動した。
誰もが通ったことのある
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.2

プライベートでも仕事でも広義でのものづくりをしている私にストライクしそうな映画だと期待していたが、どうしてか1本のピンも倒れなかった。
待てどもなかなかエモーションが訪れず、主役二人はずっと重苦しい表
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デイ&ナイト / Day & Night(2010年製作の映画)

4.0

これよこれ!ピクサーに求めるのはこういうの!昼と夜を擬人化して中に概念を写す。説明のためにはこの描き方が固定されてしまうはずが、海へ飛び降りた後のめくるめくカメラワークは見事としか言いようがない!

ファンタジア(1940年製作の映画)

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ファンタジアって魔法使いの弟子だけじゃなかったんだ。
アニメはとにかく凄い。
水の書き込みに執念感じる。

ミッキーの大演奏会(1935年製作の映画)

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これが自分の最古の記憶かもしれん!
動きが本当に凄いよ!
ドナルド登場

蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

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家に生まれたからには我が子にアニメの英才教育を、と思ったがミッキーが記憶よりもだいぶ暴力的で見せられなかったw

鳥を演奏してる時の顔が急にこっちにぐわって向く遠近感とか、ミニーが走って舟追いかけてく
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(2019年製作の映画)

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脱毛と育毛の電車広告を見てると、すべての人にこの世の毛がちょうどよく配分されれば良いのにと思う。

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.0

この映画はフォローしてる人のレビューで知った。私は町田康の「告白」が好きで、めっちゃ似てる話!と思ってclipした。
結論から言うとストーリーもキャラクターも似てはいなかった。
無差別殺人に至るまでの
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刺さった男(2011年製作の映画)

4.2

空撮ヘリコプターから顔のドアップまで、カメラが寄ったり引いたりするごとく、
視点が人間の個から全体へと寄ったり引いたりした。

事の発生から驚くべき速さで、人の不幸がコンテンツとして売買契約されます。
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.4

私はウェス・アンダーソンすごく好きってわけではないけど、たまにこの神経質に整頓された美をどうしても観たくなる時がある!オタク風に言うとウェス・アンダーソンでしか摂れない栄養がある。
AlineのMV(
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父を探して(2013年製作の映画)

5.0

こんな優しさに包まれた前衛アート映画があっただろうか!

動物のキャラ造形、子どものクレヨンワールド、色色色の洪水に脳が歓喜していると、資本主義やオートマな経済システムは突如別のイラストレーターが投入
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心と体と(2017年製作の映画)

4.5

追記
この映画の救いは、私の中で「ナタリー」と同じ引き出しにおさめられているのですが、
この映画で大きな存在感を放っていた挿入曲「What He Wrote」のMVを見たら、オドレイ・トトゥが戦死した
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.5

ブルーカラーでもホワイトカラーでもない、走れイエローフード!

地下は不正の隠蔽、悪魔の潜む場所。
地上は人間が奪ったり奪われたり、生きるために闘う場所。
屋上は死に近い場所。犬殺し、煙草、切干大根。
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(ハル)(1996年製作の映画)

3.5

普通さ、映画に手紙やメールを映すときは、読み上げる声をかぶせるよね…!
でもこのふたりはネットで知り合って相手の声を知らないし、最初女が男のふりをしていたこともあって、無音で長文を1文ずつゆっくりフェ
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.0

あまりにも納得がいかない…!
報いって何ですか?
大豆田とわ子に登場したヤングケアラーは十数年の間「自分の人生がなかった」と表現していたけど、家族だと半ば自動的にそうなりますよね。
しかも介護はどんな
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.5

これはジヨンの奇病というより、これまで黙殺されてきた女たちの心の声という亡霊が、ジヨンの体を使って、ジヨンに同じ悲しみを繰り返させないために、メッセージを届けようとしているように見えた。(多分違うけど>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

過去の友人や恋人と再会して、止まっていた時間に片をつけていくのは人生総決算といった様子。
歳をとると後ろを振り返るしかすることがなくなってしまうんだろうか?

エルマンノ・オルミの「聖なる酔っ払いの伝
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聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

2.5

あれ…!テレンスマリック…合わないかも…

天国の日々 4.2
地獄の逃避行 4.4
名もなき生涯 4.9
ボヤージュ・オブ・タイム 3.0
聖杯たちの騎士 2.5

割れます!

ボヤージュ・オブ・タイム(2016年製作の映画)

3.0

私はむこう10年は、この忙しさの中では、この映画のためにコンディションを整えてぴったりチューニングできる日はこないと思います。

観る人を選ぶってわけじゃないけど私みたいな常に片手スマホ人間は、よっぽ
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アタメ(1989年製作の映画)

4.4

面白すぎて痺れる!
・普通の人のつまんない映画より変な人の面白い映画の方がいい!そうはならんやろがあるからこじれる!

・紐ライターで燃やした瞬間に関係ない別の場所で売人に追っかけられる、いきなり同時
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

4.9

あまり言語化したくないタイプの映画だけど、自分にとって大切な映画であることは間違いないので何か書きたい

でもおすすめっていうのとも違う。
テレンスマリックのテンポが合う人には3時間ぶっ刺さりっぱなし
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惡の華(2019年製作の映画)

3.0

自分の内の声が相手に反射して何と言ってるか聞こえたという台詞が良かった。3人とも衝動はあるけど狂気を飼い慣らせる器ではなかったから、叫んでもシュールで中途半端だし、一番狂ってるっぽい誰かに承認してもら>>続きを読む

サボテン・ブラザース(1986年製作の映画)

3.8

映画の人気キャラ「アミーゴス」を演じる俳優3人組が撮影と勘違いしてほんとの悪党を倒す話!バグズライフやマジックアワーの荒削りな上流でしょう。
真剣味がなくてかわいい。初笑い🤣「歌う木」だけ何なんだ!?
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