やっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

やっちゃん

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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.5

魚喃キリコ好きですが、嫌なところなく見られました。この監督女性の撮り方うまいなー。台詞を詰め込むんじゃなくて静けさがあるところもいいなぁ。池脇千鶴ちゃんかわいい。

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.4

レスリーチャンってどうしてこう色めいた役が似合うんでしょう。蝶衣役は彼以外に考えられない。

単純な表現になりますが「ものすごい映画」。
同性愛者の片思いだけで題材としては大きいのに、京劇という芸術も
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東京物語(1953年製作の映画)

4.0

日本映画の名作中の名作。小津作品を観ると、日本語の美しさにハッとさせられます。笠智衆さんのおじいさんっぷりに拍手。娘役の杉村春子さんと実際には1歳しか違わないとは信じられません。

「東京物語」の父母
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

3.8

女性にとってこんなに「理想的なオトコ」を演じたイーストウッドが憎いっ!めっちゃ色気あるわ〜(*^^*)そりゃ心ひかれてしまうよ‥。出来心や軽率じゃなく、芯の部分で愛し合いお互いを求める二人の関係に胸を>>続きを読む

ロスト・チルドレン(1995年製作の映画)

3.8

おとぎ話とSFを混ぜたような世界観が独特で面白い。「アメリ」を劇場で見てめっちゃ好きになってからこちらにたどり着いたのですが、闇感とキッチュな芸術感が色濃くてハマりました。

なんと、衣装はあのゴルチ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.6

第二次世界大戦中に暗号解読に挑んだ天才数学者の話‥だと思って見始めたものの、ゲイとしての彼の苦悩がグサリと胸に突き刺ささり、彼の抱える闇に心が痛んだ。多くの人を救っても彼は救われないままで、やり場のな>>続きを読む

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

3.5

朝ドラ「あまちゃん」好評のまますごく良い流れでクドカン映画に仕上がった印象がある。主人公は前向きだけど設定自体はすごく悲劇。それを逆に爆笑の渦に巻き込むって、相当ロックだわ。

「木更津キャッツアイ」
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美しき諍い女(いさかいめ)(1991年製作の映画)

3.6

すごく引き込まれました。芸術家の世界ってよくわからないけど、ちょっとだけ覗き見してしまったような‥。
ここまで堂々と全裸で演技するって、日本人には真似できない。フランスって芸術に対する意識がものすごく
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.9

なにこれ、新感覚やわー。今までの宇宙人像を飛び越えてて、斬新だー。音楽がすごくよかった。ヨハンヨハンソンすごい。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.6

「リンダリンダリンダ」を見たときのような高揚感。若者の出発点って勢いがあって淡くて、永遠に「いいなぁ」って思うと思う。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.8

上野の国立博物館が剥製最高、だと思っていたのですが、作中の 剥製博物館のすごいこと。さすが白人社会やわ。

この映画を観ると、「制作費◯億円」とか「超豪華キャスト」とかが虚しく思える。

ポーラX(1999年製作の映画)

4.3

疾走と破滅の物語。暴力的なまでにショッキングでありながら映画としての品性を保ってる。カラックスが好きでも賛否は分かれるであろう難解な作品。

主演の二人は既に亡くなっていて、その辺も呪われた映画と言わ
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.5

BBC選定の「21世紀見るべき映画」第1位。鬼才リンチ監督の傑作サスペンス。

最初は大ヒットドラマ「ツインピークス」のスピンオフとされていたがあれよあれよと言う間にこんな大作に。インスピレーションを
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

サントラは何度聴いたかわからない。(特にJaan Pehechaan HoとDevil Got My Woman)イーニドのファッションに憧れて原宿の古着屋をうろちょろしたこともしばしば。

高校を卒
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.0

神童と呼ばれたアレックス三部作、近親相姦を描き酷評を受けた「ポーラX」を経てたどり着いた12年ぶりのレオスカラックス監督の長編映画。眠りから覚め、映画スクリーンを見渡す彼の姿は「映画監督レオスカラック>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

4.0

ハンセン病の人は死んでもお墓を作ってもらえない。だから、せめてお墓の代わりに木を植えるんだーーー。この作品を見て初めて知り、ショックだった。けれど、大きく育った木々が風で揺れるその「声」を河瀬監督が作>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.9

正直、原作は越えられてない‥と思うが存分に楽しめた。

残念ながら外人からすると「日本人は歯に対する意識が低すぎ」らしいのだが、この映画のなかでも歯が(口内環境が)めっちゃ汚く描かれていてすごくリアリ
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花様年華(2000年製作の映画)

4.3

見終わった後もマギーチャンの美しさが余韻のように残った。スラリとした手足、高いほお骨とスッとした目元、女性らしい曲線美‥。チャイナ服を見事に着こなしている姿はため息ものだ。(この映画を見て初めてチャイ>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

2.8

評価が高い作品だが、個人的に馴染めなかった。娘が殺され復讐に燃えるのはわかるが、あまりにも意固地で「それやっちゃいかんだろう」なこともバンバンやってしまう姿に引いたなー。こういう女性になりたくない。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

ブシェミとストーメアのクソっぷりがすごい。特にストーメアの不気味さといったら‥。悪党二人組にたいして、マクドーマンドの夫婦の思いやってる感じがほのぼのとしていて救われた。

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

4.0

久しぶりに不良の青春ものを見たw意外に楽しめた。
ストーリーを追いかけてるうち香港一周しちゃったような観光感も味わえるお得な映画だ。

チャウ役のサムリーがスタイル良くて目力も強く90年代ファッション
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欲望の翼(1990年製作の映画)

4.0

レスリーチャン演じるヨディの魔性の男っぷりがすごい。自分が誰の子か知らない彼の心の空虚感がひしひしと伝わってきた。

五人の男女の恋模様を描くものの、誰も心が満たされることがない。全ての登場人物に孤独
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.2

「人生に苦悩したり、自殺するのは人間だけ。動物たちはくよくよせず強く生きている」と前にどこかで読んだが、まったくその通り。

この映画のなかでは「前向きな犬の気持ち」をひしひしと感じた。自分が後ろ向き
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浮雲(1955年製作の映画)

4.2

初めて見た成瀬作品にして成瀬監督にハマるきっかけとなった。

品が良くて美しいあの高峰秀子がこれでもかというくらいに堕ちていく。
「え、まだ」「もうこれくらいにしてあげてよ」とか見てて思いつつ、最終的
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.2

「タイタニック」のヒット以降、レオ様の過去の出演作がテレビ放送された時期があってこの映画に出会った。

「マッチ アン ガスタンッ ボンボンッ」この映画が好き過ぎて、たまに呟いてしまう。(笑)

個人
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

3.6

昔バウスシアターで見たけど、改めて見てもいいですねー。「青い春」と並んで自分のなかの青春映画(邦画)の2トップ。サントラもいい。

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.9

最初見たときはウィラード大尉役が随分静かだな‥別にこの役者じゃなくてもよさそうと思いましたが、何回か見るうちこの役者でなくてはと思うようになった。あの言葉少なげな感じ、目で語る感じがこの作品にとてもい>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.0

昔、映画館で観ました。「タイタニック」とか皆が町の映画館に詰めかけた最後の盛期だったかも。

アニメーションのなかで「人間」をこうも深く描くかと驚かされ、感銘した。なかでも心を疼かされるのはエボシの存
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.0

ホドロフスキーは感覚や感性に訴えかけてくる天才であったが、この作品に到達して更に彼の域を広げたと思う。高齢にしてこの作品を世に送り出し、監督として芸術家としての幅を広げて見せてくれたホドロフスキーは素>>続きを読む

乱れる(1964年製作の映画)

4.0

加山雄三がいささか健全すぎるものの、高峰秀子の「年上女性の悩み」っぷりは色っぽくて品が良い。芯のある女性だからこそ醸す女らしさが高峰によく似合う。

後半の列車内のシーンはとても生き生きとしてまるで初
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東京暮色(1957年製作の映画)

3.3

いつの時代にも悩める不良少女はいたんだね。

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

3.1

夏川結衣好きにはたまらない作品。いわゆる家族あるあるなんだけど、山田監督に撮らせるとこうもホロリとさせるのか。
それにしても、のりこさん夫妻の言葉の丁寧さは個人的に好きだけど若干不自然‥。

Vision(2017年製作の映画)

2.8

「一気に書き上げた」だけあって、深みと説得力に欠けるが、森の撮り方は秀逸だった。

やはりビノシュは白人女優のなかで肌がきれい。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.5

四季の移り変わりと共に村に住む人々の人間模様が繰り広げられ、笑ったり圧倒されたりしているうちにフェリーニの人生賛歌の魔法にかかってしまった。フェリーニの人間への眼差しのなんと温かいことか!

アメリカ
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デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.0

この映画は、リンチ監督のあの少し高い声と丁寧でゆっくりした話し方で語られる。彼の話し方は日本人の私から聞いても独特で、聞いているとまるでリンチ作品の夢のなかにいるようでもある。このドキュメンタリーの功>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

何の期待もせずに観たからか、次の朝目が腫れた。(あれれ)

動物たちのステージパフォーマンスと歌唱力に加え、アニメーションの質の高さと実写映画に引けをとらないストーリー展開に引き込まれた。

子供向け
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