ひろひろさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ひろひろ

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スリザー(2006年製作の映画)

5.0

おぇぇ…うぇぇ…

という気持ち悪さ全開なんだけど…結果最後まで観てしまったのは、構成の上手さと、ストーリーを支える選曲の良さ、グロとユーモアの絶妙なバランスのおかげか。

B級感がありつつも、魅せる
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八つ墓村(1977年製作の映画)

5.0

傑作『八つ墓村』!

もはや我々の世代にとっては、芸人のコントやコスプレで目にすることの方が多いためか、笑ってしまう人もいるかもしれないが…やっぱり、怖い!笑

作品としても、演出としても、色褪せない
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

5.0

大好きな邦画の中のひとつ。

わっと飛び出してくるとか、血が噴き出るとか、そういう直接的な演出はないのに、雰囲気で怖さを煽るのは、日本映画の素晴らしいところ。

所謂「世界観」ってやつかな。
犬神家っ
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

5.0

インディアナジョーンズ 4作目!
実はシリーズの中でも結構好きな1本。

はい、定番。と言えばそれまでなんだけど…笑

ちょっと現代チックなメッセージ性が当時の私にはぐっときた。

クリスタルスカル、
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蛇にピアス(2008年製作の映画)

5.0

蜷川幸雄の演出、個人的には、個人的には! 好まないから……本作も別に好きではないというか、なんで観たんだっけ?って感じなんたけど…笑

吉高由里子よ、とにかく吉高由里子。

バラエティなんかで見ると、
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おくりびと(2008年製作の映画)

5.0

生と死、複雑なテーマなのに、ライトに観られるというのは邦画ならではの魅力だろう。

仰々しい演技や笑いもないところが、ある意味邦画らしくなく、純粋にストーリーを楽しめる。

生きることの根底にある「食
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TOKYO!(2008年製作の映画)

5.0

面白い、確かに面白いんだけど…奇怪で奇妙…。しかしそれがTOKYOなのか…?

東京舞台の洋画。
実は周りが言うほど、個人的には高い評価ではないんだけど…その企画力と演出力に、つい観入ってしまう。笑
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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(2008年製作の映画)

5.0

大好きなアソーカの物語。

マンダロリアン シーズン2で遂に実写デビューを果たした彼女だが、やはりアニメならでは動きと、アニメとは思えない心理描写には、ファンの心を鷲掴みにされる。

スターウォーズE
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

5.0

色んな意味でこう人間を生々しく描く映画って、あまり得意ではないんだけど…2人の人生と、そこに存在する価値観、感情の紡ぎ方が美しいなぁと思う。

映像表現のものにこういう言い方をするのは失礼なのかもしれ
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

5.0

実話を元にした凶悪犯テッドバンディの半生を描く本作。

『ハイスクールミュージカル』のザックエフロンの新たな一面が見られると同時に、その深いメッセージ性には色々と考えさせられる。

訳あって本作公開時
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テッド(2012年製作の映画)

5.0

あまり好きではないタイプの下ネタ…笑

しかしプーでもパディントンでも、くまモンでもない魅力で勝負したという点は、素晴らしいことではないだろうか。

ただあまりに酷い言動(褒めてる)のおかげで、根底に
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

5.0

仙台へ行くことがあるならば…ぜひ。

私の周りでは比較的好き嫌いがはっきりと分かれる本作。

この世界観にハマる人とハマらない人がいるようだが…少なくとも私はハマった。

サスペンスものであると同時に
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

5.0

歯痒い!苦しい!なのに観入っちゃう!

スパイとスパイの駆け引き…冷静になればなるほど、おかしくなってしまうが、冷静でなければ任務は果たせない…!

映像としては常に人々が入り乱れる移り変わりの激しい
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パプリカ(2006年製作の映画)

5.0

日本のアニメーション界は、宮崎駿だけじゃない!かつてそう知らされた衝撃の1本。

ストーリーとしては割と単純なSFアドベンチャーものなのに、「夢」という脆くて掴みきれないものを、限界まで突き詰めるとこ
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

5.0

3年前…本作の舞台となった、ニューヨークの自然史博物館へ行ってきた。

あの舞台からこの物語を創り出したのは天才ではないか!?
そう本作の魅力を再確認する旅となった。

意外や意外、展示の配置も違うし
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

5.0

個人的には特別好きな映画ではないが……「理解するな、感じろ」と言わんばかりの美しい映像には、ある意味フランスっぽさも感じつつ、「愛する」ということを映像表現に落とし込むと、こうなるのかなといった印象。>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

5.0

こういう単語はできる限り使いたくないのだが…端的に言うのであれば「ヤバい」映画。笑

スーパーパワーや壮大なSFの話ではないが…「人間、ここまでできるのか」と思ってしまう。

よく「お金や経済について
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アイアンマン(2008年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

MCUのスタートであり、新たなアメコミ映画の幕開け。

本作がある種アメコミの歴史を塗り替えたと言っても過言ではないだろう。

それまでマスクを被り、その素顔を人に見せず、影に隠れて活動する…これがヒ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0

PIXARに新しい風が吹いたなぁ。

とにかく楽しみにしていた本作。
劇場公開が中止になったときは、非常に悔しかったが…タブレットで観たおかげか、映像の綺麗さだけで終わらず、深い深いメッセージに気付け
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グレムリン(1984年製作の映画)

5.0

なぜか子供の頃どハマりしてたグレムリン。

大人になってから観ると、割とホラーだし、ダークだし、ブラックだし…笑
でもやっぱり楽しい!

80年代真っ只中!
いかにも!という演出が最高。

ギズモが可
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

5.0

ティムバートンの本領発揮…!

と言っても監督は別人物だけど。笑
当時は『バットマン』の撮影?と被ってたのかな?

とは言え、この原案を作るって、凡人じゃないことは明らか…。

ストップモーションの技
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

5.0

言わずと知れた切な過ぎるファンタジーロマンス。

世界観の好き嫌いはありそうだが…不可解過ぎる妖しさと、均質過ぎる妖しさ、その交わりが何とも面白い。

そういう点で観ると、まともなキャラクターが1人も
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

5.0

なんだかやけに高評価な本作。
映画好きを名乗る上で、通らなくてはならない1本というような立ち位置にもいる気がするが……

確かに分からんでもない。笑

ヒューマンドラマとしては、言い方悪いけど胸くそと
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

5.0

なぜかボロボロと泣いてしまった1本。

いわゆる"感動系"と表される映画があまり好きではない私。特に事前のプロモーションや口コミで「感動します」と言われると、逆に感動できないという天邪鬼ぶり。

本作
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

5.0

何が悪いかと言えば…時代。

私たちはいま、この人たちを救える時代を築いているだろうか…。

とにかくエディレッドメインという俳優が大好きになる1本。

『博士と彼女のセオリー』『リリーのすべて』この
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

5.0

邦題にだまされるな!笑
これは『アメリカンスリープオーバー(=アメリカのお泊まり会)』という話ではなく、『THE MYTH of American Sleepover(=アメリカのお泊まり会の"神話"
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チャーリーズ・エンジェル(2000年製作の映画)

5.0

ああ、こういう映画ね…………




すき。笑

なんだろう、映画なんて所詮は娯楽なんだから、これでいいんだよ!

そう言いたくなってしまう、ひたすらに楽しいだけの1本。

映像表現なんだから、映像が
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クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

5.0

思いの外おもしろかった。笑

個人的にあのいかにもCGっていう感じのエルフがあまり好きじゃないけど…ストーリー自体は本当に楽しめる。世界観も素晴らしい。

クリスマスの温かさと、映画のわくわくさの配合
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ガントレット(1977年製作の映画)

5.0

クリントイーストウッドの作品の中では、かなり好きな1本。

モノがひとつ「破壊」されるごとに近づく2人の距離。
その秀逸すぎる演出には感動。

表裏一体とも言うべきか、壊れるものと作られていくものが、
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汚名(1946年製作の映画)

5.0

魅せ方がとにかく上手い1本。

ヒッチコックお得意の「足元を映さない」演出が炸裂。

緊迫感と不安感の絶妙なバランス。

男女の関係性と、所々見せるその対称性が、観客を飽きさせない。

イングリッドバ
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引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

5.0

ヒッチコックの映画に、ジュリーアンドリュースとポールニューマンが出てたなんてびっくり。

数あるヒッチコック作品の中で不運をもたらした作品とも揶揄されたりする本作……

一般人というか、普通の人が人を
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サイコ(1960年製作の映画)

5.0

サスペンスホラーの傑作。

本作の何が新しいって、途中で主人公が変わってしまうってところ。

観客の視点をいろんなところに向けて、最後の最後まで謎が謎のままで進む展開には脱帽。

不安感を煽る演出はピ
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あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

5.0

「スタイリッシュドイツ映画」

W.W.Ⅱ終戦後、生還した元歌手のユダヤ人女性と、容貌の変わった彼女に気付かない夫の関係を描いた心理サスペンス。

映像で観てる分には、なんで気付かないの?って思うけど
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

驚くほどグロいシーンが出てくるわけでもなく、特別ショッキングな映像が映るわけでもない……

しかし、レクター博士の視点を考えた瞬間、ぞっとする…。

もちろん私たち凡人に、彼の思考なんて到底理解できる
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渋谷シャドウ(2019年製作の映画)

5.0

そうそう渋谷ってこういう街…笑

よく歩く街並みがスクリーンに映し出されるとなんだか感動するし、本当にこの人たち、渋谷でうろうろしてるんじゃないか?と思える。

出演している主要キャストなんて、みんな
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

こういう映画、待ってました!
さすがタイカワイティティ。

戦争映画のスタイルは無限に存在するが、この視点とこのアイディアは全く新しい!

子供には未来がある。
それを強く感じられる作品。

どうか戦
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