このレビューはネタバレを含みます
MCUのスタートであり、新たなアメコミ映画の幕開け。
本作がある種アメコミの歴史を塗り替えたと言っても過言ではないだろう。
それまでマスクを被り、その素顔を人に見せず、影に隠れて活動する…これがヒーローの相場(?)であった。
のちに名言ともされる「I AM IRON-MAN」という台詞とともに、全世界にその素性を明らかにするというラストは、当時の自分を振り返っても、わくわくするものであった。
フィクションなのは分かっているが…徹底した演出ぶりに、現実のニューヨークにスタークタワーがあり、本当の富豪としてトニースタークがいるのでは?と思ってしまう。
「ユニバース」という演出については…既に松本零士や石ノ森章太郎もやっていたことでは?と思ったりもするが、ここまで壮大且つ劇的にやれるのは、やはりハリウッドの凄みというところだろうか。
しかし、そんな細かしいことを置いておいても、とにかく面白い。面白い…。