ひろひろさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ひろひろ

ひろひろ

映画(329)
ドラマ(2)
アニメ(0)

ビル・マーレイ・クリスマス(2015年製作の映画)

5.0

ハリウッドスターたちの粋で無駄な遊び。笑

まるでビル・マーレイのドキュメンタリーでも観ているかのような演出で、これといって物語の主軸も意図もないが…ラストに見せる、ふっとした笑顔、そして冷たいような
>>続きを読む

ムリナ(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画祭にて。

まだレビューし忘れてる作品があった…ムリナ。

ムリナってウツボのことらしい。

簡単に言ってしまえば、毒親とその子供の成長物語、なんだけど…親サイドも子サイドも、へた
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

難しいことは分からない。なんの引用とか、村上春樹のなにかとか、戯曲がどうとか…でもひたすら「他人」に寄り添い、「自分」を突き付ける…3時間の愛の鞭、そんな映画ではないだろうか。

劇中で語られることが
>>続きを読む

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

5.0

別に違うんだけど『ラストナイトインソーホー』を観て、久しぶりに観たくなった本作。

こんなに怖かったっけ…って大人になったいまだからこそ色々と感じるものもありつつ、こんなに子供な少女だったっけ…ってナ
>>続きを読む

べネシアフレニア(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画祭にて。

そういや、あれだけ楽しんでたのにFilamrks忘れてた。
今年の私の映画祭を締め括った『ベネシア・フレニア』笑

いや〜、面白かった!笑

観光客を襲うパニックスプラ
>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

5.0

久しぶりのレイトショー、ヒューマントラストシネマ有楽町さんにて。

1年以上ずっと楽しみにしてきた本作、予想とはかなり違う方向に物語は進んでいったが、かなり満足の1本。

すべての台詞、行動、映像の細
>>続きを読む

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

5.0

ふと思い出して久しぶりに鑑賞。
やっぱり大好き。

"今を生きる"とか"今日を大切に"とか"カーペディエム"とか…いろんな表現の仕方があるけれど、まさにこの一瞬を必死に生きる大切さを、丁寧に、そして可
>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画祭にて。

お、怖っ…。笑
という感想を持って劇場をあとにした本作。

やや分かりやすい伏線がありつつも、ひとつひとつの台詞をよーく考えたり、一瞬だけ映る映像に目を凝らして観ていく
>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

5.0

なんだろう、久しぶりに観たこの感じ。
自分に似た絶対的悪役と対峙して、味方なんだけど活動を邪魔する上官がいて、一度負けて成長して、ヒロイン救出劇に向かう王道展開。

爆破どーんっ、パトカー横転だーんっ
>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

5.0

ハリウッド実写版ルパン・銭形・不二子物語……からの、これぞ映画の都アメリカが作る大娯楽作かと思わせられる、まさにどんでん返し。笑

そして随所に散りばめられた映画ネタ、映画ネタ、映画ネタ……笑笑

>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

5.0

ディズニーによる買収劇の果てに、こんな傑作が待っているなんて、誰が想像できようか。笑

もちろんみんな大好きな後半の激アツ戦闘シーンは堪らないんだけど…笑 決してそれだけじゃない、ディズニーらしくもあ
>>続きを読む

ウエディング・クラッシャーズ/ウエディング・クラッシャーズ 結婚式でハメハメ(2005年製作の映画)

5.0

あー、くだらない。
だーから、好き。笑

もうレビューなんて書くような作品じゃない。(褒めてる)

こんなの観てもなんの足しにもならない。(褒めてる)

なんかもう最近疲れちゃったし、余計なこと考えた
>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

5.0

全く読めない!完全に騙された!かと問われると…決してそうでもなく、思ったより読める展開ではあったものの、相手に、そして観客にすら有無を言わせない力強さとテンポの良さが快感。笑

とはいえパワー系映画で
>>続きを読む

HOKUSAI(2020年製作の映画)

5.0

決して嫌いじゃない!
だけどあともう一噛み欲しかったというのが正直なところ!

やや脚色しすぎじゃない?ってくらい写楽や歌麿のキャラをがんがん出して、北斎と対比させる構造はとてもわくわくしたし、何を持
>>続きを読む

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

5.0

大好きなマーガレットクアリーが出演していると知って観たが、彼女以外にもキャストみんな好き。笑

皆が言う通り、誰の何に対しても「憎めない」というのが本当に上手い1本。笑

バディもの、クライムアクショ
>>続きを読む

私たちの永遠の夏(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画祭にて。

本作については(ネタバレありだが)noteでやかましく語らせてもらったので…もし興味がある方がいらっしゃったらぜひ。
https://note.com/sydligwi
>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画祭にて。

こういうリバイバル上映があるのも映画祭の面白いところ♪

なんとなくしか観たことなかった『家族ゲーム』、なんとなく面白かった印象はあるものの、何が面白かったんだっけ?と
>>続きを読む

チュルリ(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画祭にて。

ああ、そうきたか!笑
と、思わず笑いながら激しく首を縦に振りたくなる1本。

恥ずかしながら踊らないインド映画は、本作が初鑑賞。笑

ストーリー設定の真新しささ薄いもの
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画祭にて。

良い。(しみじみ)
こちらもみんな大好きウェスアンダーソン監督の最新作。

豪華なキャスト陣の発表から、公開を心待ちにしている人も多いであろう今作。
監督持ち前の独特で
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画祭にて。

みんな大好きエドガーライトの最新作!
これまでの『ショーンオブザ〜』や『ベイビー〜』に比べると、ややメッセージ性が強めというか、明確というか…娯楽作でありながら、その圧
>>続きを読む

タミー・フェイの瞳(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画にて。

とても楽しみにしていた1本。
面白かった!

映画としては、お騒がせセレブの成功と失墜を追ったヒューマンドラマであり、『ウルフウォールストリート』ばりのクズっぷり(笑)と
>>続きを読む

リンボ/リンボー(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画にて。

最悪なんだけど最高。
単純に魅入ってしまった…。

もちろん社会問題の提起とか、愛と憎しみとか、そういう堅苦しい言い回しで表現することは十二分にできる。

だけど…1本の
>>続きを読む

一人と四人(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画にて。

ああ、好きぃ。ってやつ。笑

雪山サスペンスという舞台は整った、いざミステリー要素と俳優人の演技は?という期待値MAXで観に行ったが、うむ、大満足。笑

レビューサイトに
>>続きを読む

スワンソング(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画にて。

ああ!楽しかったー!
良い映画を観たー!といった印象。

悪い人は誰も出てこない。
だけど、あなたのその心遣いが、誰かの人生を縛り付けているのかもしれない。

主演ウドキ
>>続きを読む

MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画にて。

『2001年宇宙の旅』→『メッセージ』→本作『メモリア』…といった印象。笑

これで分かって?笑

我々の知り得る分野に落とし込むなら、量子力学なのか、宇宙論なのか、はた
>>続きを読む

ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画にて。

吉本ばなな原作の、ファンタジックな物語『ムーンライト・シャドウ』

やはり原作こそ至高…というのは否めないが、私はかなり好きな1本だった。

原作も短編であり、これを2時
>>続きを読む

クレーン・ランタン(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画にて。

ひたすらに画。
映画の無駄を限りなく削ぎ落とし、「生と死」「正義と悪」を直接的に訴えかけてくるよう。

だからこそ、伝えたいことはかなりシンプル。

我々が見る「生と死」
>>続きを読む

オマージュ(2021年製作の映画)

5.0

第34回東京国際映画にて。

面白い!大満足!

女性の社会進出と中年の生きづらさ、という社会派なテーマをベースにしつつ、だれない会話劇と、飽きさせないホラー(?)要素、後半に畳み掛ける謎解き要素を組
>>続きを読む

ラブバード(2020年製作の映画)

5.0

ポップなクライムアクション。
ベタなのに思わず笑ってしまうコメディ演出多数。笑

妙にリアル、だけど劇映画的。

キャラクターが事件に巻き込まれていく過程は80年代後半〜90年代アメリカ映画を彷彿とさ
>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

5.0

待ってた!大好きなジェームズガン版、新スースク!

オープニングからゲラゲラと笑って…(不謹慎) 最初から最後まで思いっきり楽しんできたァ!笑

おそらく好き嫌いがはっきりと分かれるであろう本作。
>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

5.0

ディズニーランド内の同名アトラクションをモデルに映画化された本作。

パイレーツオブカリビアンのスタッフ再集結ということで…どことなくPotC要素が多く、ファンとしてはニヤニヤしつつ、やや先の展開が分
>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

5.0

インザハイツッ♪

と、思わず口ずさみたくなる素敵な音楽と、それに乗せて伝えられる熱いメッセージ性は、若者を中心に熱狂すること間違いなし。

こういう映画こそ、まさに世界を、地域を知るきっかけとして
>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

5.0

とにかく「子供時代」

何事にも敏感。
弱くもありながら凶暴。
無敵でありながら最弱。

脆く美しい「子供時代」を的確に描き切るピクサーには恐怖すら覚える。笑

大人になってしまえば、あんなこともあっ
>>続きを読む

プラスチックの海/プラスチック・オーシャン(2016年製作の映画)

5.0

何かを教えるドキュメンタリーではなく、何かを訴えかけてくるドキュメンタリー。

プラスチックゴミをポイ捨てすることは良くないこと、そんなの誰だって知ってる当たり前のことだが…それが"なぜ" "どうして
>>続きを読む

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

5.0

個人的には決して好きな題材ではないけれど…人生を悲観しすぎないそのラフさと、作品全体のコメディタッチ、俳優陣の素朴な演技が飽きさせない。

私にはまだ中年の気持ちは分からず、人生経験も浅いが、これくら
>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

5.0

"捨てる"ことで生まれるドラマ。
"手放す"ことで描かれる人間模様。

決して明るい映画ではないが、痛いほどにあぁ分かる……と、その閉塞感にも似た寂しさに、あなたは何を考えるだろう。

ある意味ではド
>>続きを読む