タイラダでんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

タイラダでん

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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.3

静かに、淡々とつづられる物語。だからこそ見ている間に色々と考えさせられてしまいます。あなたが考えながら映画を見るタイプであれば、お脳に余裕のある元気なときにご覧になったほうが良いかと。

悠久の自然と
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ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男(2018年製作の映画)

4.0

いわゆる『なめてた相手が実は(以下略)』映画。
ストーリーはタイトルどおり、「ヒトラーを殺し、殺し続けた老人が、世界を滅ぼしかねないカナダのビッグフットを殺そうとする」というもの。
ではアクション映画
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

3.5

語られざる歴史……とありますが、語られた中身は「まあそうだろうなあ」という予想の範囲を外れないものでした。
ですのでタフでクールでユーモアあふれるスタントウーマン達の逸話、裏話を聞けること自体に満足感
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地球最後の男(1964年製作の映画)

3.5

アマプラにて初視聴。ここ数年、お正月の映画初めはクラシックをみるのが自分の定番となっています。
さまざまな作品の原点となった古典。のみならず、優れた古典は時代をこえて通用するということを証明するような
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.3

右手に「シャオヘイの一挙手一投足がひたすらカワイイ」を装備!
左手に「これぞ劇映画だろうが!と言わんばかりのアクション」を装備!
そうしたら後はひたすら左右のパンチを打ち込む!打ち込む!打ち込む!打ち
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.0

及第点
見ているあいだ、居心地の悪さ、「コレジャナイ」感をずっと感じてしまいました
ラストのアゲアゲ展開がなかったらちょっと厳しかったかも
音楽の力に助けられていましたねえ

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.4

まずは、萎えるオリジナル要素を一切入れず、作品の力だけで勝負したスタッフ、キャストの方々に最大限の敬意を
元から面白いエピソードをそのまま映像化しているので、おもしろさは文句なしです

何より、こんな
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.9

高熱のときの夢

見ながら何回「なんだこの演出」「そうはならんやろ」と口にしたことがわかりません

酒飲みながらみんなで見ましょう
パーティー映画

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

いやあ面白い
脳みそがガンガン刺激されていくこの感じ たまりません
見ている最中 何度「な、なるほど〜〜ッ」となったことか
(「な、なるほど〜〜ッ???」となったところもありましたが。自分の咀嚼力のな
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来る(2018年製作の映画)

4.2

ホラー映画の皮をかぶった宗教版アベンジャーズ
だからちっとも怖くはないんですが、この映画にそれを求めてはいけませんね

ただひたすらに素晴らしいキャラの霊媒師姉妹と、チョイ役のくせにやたら印象に残る霊
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

4.3

北海道は富良野(アーカム西部)に住む田中邦衛(演 ニコラス・ケイジ)が家族の絆とアルパカを守るため、ショットガン片手に遊星からの物体Xに挑むお話でした

犬と猫とアルパカがひどい目に遭うので、そういう
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.5

心身が落ち着きをとりもどしたタイミングで見られてよかったね!

おかげで大笑い(心の中で)しながら見ることができました

頭から尻尾まで伏線と不穏さに塗れた今作、グロ耐性がお有りなら一見の価値有りだと
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

冒頭長回し(風、ですかね)は100点
盛り上げる導入演出として完璧だったと思います
ただ、ところどころはここの長回し本当に必要か?となってしまう部分もあり、思ったより入り込めなかった部分もありました 
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

地上の高み、虫と小便に塗れた半地下、そしてさらに光届かぬ地下。ある家族がそれらを行ったり来たりしながらブルジョア一家への寄生を企んでいく。

いやー、酷いお話でした。何が酷いかって、間違いなく悲劇的な
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駅馬車(1939年製作の映画)

4.5

古典的名作になるのもうなずけますなあ。80年前にどうやって撮ったのかと驚愕する襲撃シーンもさることながら、脚本の展開、人物描写の一つ一つが盛り上がる映画のお手本のよう。いや実際お手本なんですよね多分。>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

キメキメの演出と色使いで、1人の狂人が狂気ブーストさせていくのを丁寧丁寧丁寧に語っていく、こういうのに惹かれない人はいないでしょう?観賞後には誰しもアホを撃ち殺して公衆便所で踊りたくなるはずです。>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ監督、ブラピ、ディカプリオの揃い踏みと聞き、まあ楽しみにしていたわけですよ。その上で見たので多少は贔屓目ありかもしれませんが……
これは素晴らしい映画でした。はっきりとしたストーリーがあ
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.4

ジェイク・ギレンホールという役者は、ニコルソンやクリスチャン・ベール、またはベン・スティラーと同じ「黙っていても何かが伝わる顔」俳優ですな。何が伝わるのかはそれぞれですが。

感情移入を許さない主人公
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.4

相変わらず、(陳腐な言い方ですが)笑って泣ける、いい映画でした。

そして僕は今作のエンディング、アンディの選択を肯定します。

自分の殻を破って、新しい道を選ぶ。たとえそれが今までの自分を否定するも
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.3

エンドゲーム後の一発目、いったいどーなっちゃうの? なんて心配は杞憂そのものでしたね。

後半の怒涛のアクションは言わずもがな、前半の青春ムービー風展開もしっかり作られていて、一本の映画としての出来
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

4.5

戦車好きの、戦車好きによる、戦車好きのための映画でした。戦車の動き、発する音。自分が好きなものをいかにカッコよく見せて、それを作品として成立させるかに挑み、見事に成功した大傑作だと言えるのではないでし>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

2.5

変態が変態を語ったら、なんか最低のオチでしか落とせなかったよ。そんな感じでした。

とにかくオチがダメ。マイナス5億点。半端に入れ込んで半端に突き放すのはダメでしょうが。

一番苦手(婉曲表現)なタイ
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レボリューション・ティガ(2015年製作の映画)

4.0

「銃器は違法です」「じゃあ格闘技に習熟するしかないな!」

完璧な導入から始まる、近未来インドネシア格闘アクションSF映画です。

冒頭いきなり長回しアクションからスタートする格闘シーンはおおむね高水
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

4.5

元の「ファイティング・ダディ」は鑑賞済みです。

完璧なリメイク。元映画が醸し出す妙な味は変わらず僕らを「何……これ……何?」の世界へ拉致します。監督が同じならば当然でしょうが。

パーティー映画(み
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.8

怪獣教の信者である怪獣狂の監督が紡ぎあげた、怪獣教伝道のための作品です。全編に渡ってとにかく怪獣様が暴れまわり、われわれあほのじんるいはその足元をウロチョロすることしかできないという残酷な真実をこれで>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

4.5

三億点です。
そのうちの二億点は後半の堺雅人に捧げたいと思います。最高。

あとはトリガーのロボットもの(ですよね?)なのでまあ「グレンラガン」です。
ドリルあり、見栄、名乗りあり、天元突破あり。最高
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.7

事前に情報をほとんど仕入れずに鑑賞。実話ということすら本編を見て初めて知りました。

えー。一言で言うと一億万点の大傑作だと思います。思いますがこれは誰にでもそうかといえば、人によっては全然普通だった
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

4.8

一兆点。
およそパルプ・フィクションに必要なものがほぼ全て含まれた満漢全席映画。無いのはカンフーとおっぱいくらいのもの。あとは爆発、銃撃、下水道、ナチスのオカルト、時限爆弾で崩壊する建物、美女と火炎放
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

4.5

黒ジャッキー、思った以上に好みでした。死んだ魚の目をしながら爆薬を仕掛け、ブービートラップを仕掛け、娘の仇を追い詰めるジャッキー。この路線も全然ありだと思いますので、ガンガンお願いします!

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.5

なんか懐かしい気持ちで見てしまったのですが、この映画、ストーリーラインが我が魂の故郷である80年代映画そのものなんですね。それを最新技術で味付けした感じ。そしてそこにライアン・レイノルズのトッピング。>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.7

これはすごいものを見た気がします。
前半の怖がらせ方は完全に「リング」以降のJホラーの文脈で演出され、それをキリスト教圏ホラーなオチで締める。

和洋折衷ホラー。この流れがスタンダードになると素晴らし
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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

4.6

これ大好き!(大声)

ノルウェー産、
じつざいしたトロールを追う
ハンターに密着取材、という体の
モキュメンタリーなんですが、
きちんと作っているところと
ガバガバなところが混在していて
妙な味わい
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ウォリアーズ(1979年製作の映画)

4.5

真の男の中の男の映画です。
こういう言い方は今の時代には
ふさわしくないかもですが。

久しぶりに見返してみましたが
ビジュアルといい
全体に流れる緊迫感といい
サイコーですね。一億万点。

おそろコ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.5

こういう、はぐれ者が最初はいがみ合いながらも絆を深めていき、最後に大きなことを成し遂げる系の映画(長い)、大大大好物です。
歌とダンスとシェイク・ハンドで惑星を救う!素晴らしい。

エンディングの貴様
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

正直に言うと、前半は退屈でした。物語のクライマックスを盛り上げるための谷間としては長すぎる。
しかしですね。
後半はもうこれ以上ないくらいの盛り上がりで、涙が止まりませんでした。

そしてエンディング
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

なぜぼくはこれを劇場で見なかったのか…!

「エンドゲーム」公開前に滑り込み鑑賞。

面白いエンタメの条件の一つに「魅力的な悪役」の存在があると思いますが、サノスはそのへん一億点満点でした。

そして
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