ふじPONっさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.6

寄生された田宮や後藤を通して、「人間」という物を突きつけてくる。
前編のオープニングの語りの通り、毒を垂れ流す者が半分になれば毒も半分になるのか…?
しかしミギーや新一が言うように、生物を大切にしよう
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.3

「君…泉新一君だよね?」

寄生された新一の人間的感情が薄れ、事故にあった犬を拾いゴミ箱に捨てるシーン。象徴的な描写だ。
バトルシーンのパターンが少なく、やや散文的に感じた。

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.3

アメリカでもある言葉かはわからないが、リケジョがゴーストバスターズに
豪華な出演者にカメオ(ゴーストも)
緑のべとべとに、あの名曲がかかれば細かいことは気にしない

逆紅一点(?)のクリス・ヘムズワー
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.8

パチンコにクラッカー、煙玉に水風船。駄菓子屋に集合して自転車で走り回っていた日々が甦る

後の作品にも沢山影響を与えたんじゃないかというシーンが多々ある。
一番好きなのは、チャンクがしでかした「悪いこ
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影踏み(2019年製作の映画)

2.9

原作既読

双子の兄弟の肝になる描写が実写によってチープになってしまった。
山崎まさよし、竹原ピストル、北村匠、中村ゆりとミュージシャン要素強め。山崎まさよしの役は感情的に起伏が少なく難しい役どころだ
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小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.2

「『緋文字』を観るならデミ・ムーアの方は勧めない」

偽装ビッチで、コミカルで、セクシーな衣装で、ちょっと低めでツボな声のエマ・ストーンを楽しむ90分

校長がマルコム・マクダウェル

マ・レイニーのブラックボトムが映画になるまで(2020年製作の映画)

3.0

印象に残った言葉は、約作りのために体を鍛える役者はいるが、トランペットの指使いを学ぼうとする役者はいない。みたいな言葉。
チャドウィック・ボーズマンは真剣にこの役に取り組んだようだ。

マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

3.9

レコーディングの日の楽屋トークがメイン
チャドウィック・ボーズマン演じるトランペッターのレヴィーが独りよがりで、周りにそれを撒き散らす。
何度も何度も、何度も捻っても開かない扉。やっと開いたと思った扉
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のみとり侍(2018年製作の映画)

2.9

女遊びが過ぎるトヨエツのイチモツをうどん粉まみれにして予防策を講じる前田敦子。そんな経緯を面白おかしく話するトヨエツのシーンが面白い。
下ネタで近藤とくれば思い描くのは一つしかないと思っていたが、引き
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羊とオオカミの恋と殺人(2019年製作の映画)

2.0

パピコのCM
彼氏と半分こ
仕事仲間と半分こ
仕事仲間に勧められてハマりました
の3本(たぶん味はコーヒー)
ただ、裏設定が独特で彼女役を演じる福原遥が自分ルールに基づいてカッターで殺しをするという設
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ジャンパー(2008年製作の映画)

3.3

「お前はヒーローじゃない」

能力者に対する組織や、存在の歴史を感じさせるセリフ。目まぐるしく変わるジャンプシーンの連続、特に二人のジャンパーによるリモコンを巡っての連続ジャンプによる鬼ごっこはスピー
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.1

「あの12歳の時のような友達をもう持つことは無い」

死体探しの旅に出た事も無いし、汽車に轢かれた死体を見たことも無い。ヒルにアソコを噛まれ失神した事も無いし、子供同士で焚き火もした事も無い。
けど、
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.9

「こっからが本番だぁー!」

熱い…アツ過ぎるよ宮本っ
あまりのアツさに笑っちまったよ
靖子も「男気」見せるし

非常階段でのタイマンは、あそこの場面から痛過ぎて、歯を食いしばり過ぎて疲れた。

とに
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.6

上白石姉妹、城田優、森永悠希と、実際にピアノを弾いて演技が出来るというのはやはり説得力がある。
所作や雰囲気、鍵盤に触れて音が出るからこそ伝わるものがある。

「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.3

ピアノコンクールを題材にした小説を映画にして、私の様な素人に楽しめるのか?と思ったが、気持ちの面での描写は充分理解できた。
松岡茉優演じる過去に演奏から逃げ出した事のある天才少女が、その呪縛から解き放
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エンディングノート(2011年製作の映画)

4.0

「死ぬ前に話すアホがいるか」

夏の茹だるような暑さの中では冬の、末端が冷えて痛くなる寒さは想像できないし、逆もまた然り

自分の最期はベッドの上で迎えられるのかどうなのか…一つ希望があるとすれば、死
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アラジン(2019年製作の映画)

3.3

一つ目の願いの後のパレードはまさに、The Disneyだ

元の作品ありきだし、ディズニーだしでガイ・リッチーっぽさを出すのは難しいと思われる。ジャファーがランプを盗む所に「ぽさ」を感じたけど、どー
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いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

2.7

中々素直に面白いとは言えない作品
難解な世界観ではないが、ファンタジー世界を構築している要素の一つ、「セリフの言い回し」が世界観に浸らせてくれない。
朗読や舞台ではマッチするのではないかと思うが、それ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.9

内容が霞んでしまうくらい創り込みに目が奪われる
ストーリーがわかりやすいおかげで、ほとんどのセットやキャラクターを一回で拾えるだけ拾ってやろうと躍起になったりして。
エンドロールは狂気ですね。
いや、
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

当時、海からとてつもない冷気が押し寄せ、一瞬で人が凍りつく劇場CMがインパクトがあったのを覚えている。
ディザスター映画ではあるが、チェイス、銃撃、爆発に大統領を巻き込んでの陰謀と盛りだくさん

ジェ
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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

3.2

セラピーにセラピスト
薬物に飲酒
酩酊と微睡み
見たものの確かさは…

中盤までの不確かな感じは好み
終盤は安くさくなった

オールドマンが出てきたとき一瞬グリンデルバルドかと思った
ジュリアン・ムー
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.0

「ぶっ生き帰せよっ!」

「悪質なポン引き娼婦が増えて…」の看板の横で伊藤沙莉が黒いブラとスカートという姿で語りかけてくる冒頭は中々のインパクト
(あくまでも映画の中で)社会の底辺で生きづらく生きる彼
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クリミナル・ミッション(2015年製作の映画)

3.1

ぽわんとした同級生が持ってきたインサイダー取引。上手くいっていたはずが種銭を借りたのがマフィアだったと知り、更なる泥沼に…

無駄が無駄ではなかったと気づくのが終盤である為、苦痛な程つまらない中盤が長
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.6

中原の存在がテルコの気持ちを代弁させる装置になっているのが面白く、なんとも言えない居心地の悪さというか、成田凌の存在を若干ではあるが薄めさせてくれた。

発展はないのだろいたが、中原の写真展での葉子と
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

2.7

「社長命令death!」

女性のパンク姿が好きなんだ
それ以外に観るのに理由なんていらないだろ
ツートーンの髪、鋲ベスト、ゴツいリング、リストバンド。それを纏うのが広瀬すず。ありがとうございます。
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ウィズアウト・リモース(2021年製作の映画)

2.9

妻を殺された元シールズが復讐を…という大筋に政治的陰謀が絡む、どこかで見たようなストーリー

水浸しにした独房でタオルを拳に巻き付け格闘するシーン意外は特に印象が無い

どーやら続編ありきのようで。

朝が来る(2020年製作の映画)

3.6

子供の出来ない夫婦と育てられない母親
演技の方向が全体的にリアルな雰囲気
広島の施設でのドキュメンタリータッチな所が馴染めない

ひかりの親が彼女の身を考えた言葉を言わないのがツラい

施設の利用者の
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GODZILLA ゴジラ(2014年製作の映画)

2.9

ゴジラに卵を植え付けて繁殖するムートー
ゴジラが見たいのにムートーがメイン
少ない見せ場ながらも放射熱線はイカす

暗い中での戦闘で、さらに埃が舞い上がる。ゴジラ、ムートー共に黒い個体の為ハッキリ見え
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ACCA13区監察課 Regards(2020年製作の映画)

3.8

アニメのその後

特に何か起こるワケではないし、勿論ジーンにタバコは届かない
それでも静かに、確実に時間は進んでいるのだと教えてくれる。

過去のシーンを色調で表現する洒落感

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

チェイスにクライミングに、銃撃戦に格闘に、騙し騙され緊張に緩和とエンターテイメント性が高い。毎回だけれども。
お約束のオープニングに毎回ワクワクしてしまうのはもはや術中にハマっているのだ。
いつもメイ
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密航者(2021年製作の映画)

2.2

定員三人の宇宙船に招かれざる客
タイトルが密航者なのに、動機も理由も無く、ただの事故…
船員全員好い人で物足りない
途中、アナケンが自身の体験を引き合いに出す通りこの内容では宇宙である必要もない

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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

「信頼を失ったとき、揉め事が起こる」

音の無い世界と有る世界が混ざりあい構成されていて、ルーベンの世界を体感出来る作り
また手話に字幕が無い為、こちらも必死で相手の言いたい事の意図や意味を汲み取ろう
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.4

怒り、理不尽、優位劣位、無限に続くかのように感じる差別をタイムループで表現した作品
メッセージは痛いほど伝わる
フィクションの世界では何回でもやり直せるけど、現実は一回のみ…
エンドロールがツラすぎる
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.2

大きな構図として小池対安倍の中戦う2017年の選挙
活動が始まる9時に事務所の前で小川淳也の応援に駆けつけた井出教授のメッセージが熱く響く。
娘達を引き連れて有権者一人一人に語り、丁寧に対応していく最
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.8

北海道函館を舞台にした短編集
画面からは北欧の様なグレーがかった空気感が。ストーリーの閉塞感も相まって終わりが来ない様な雰囲気がさらに空気を重くする。
また、少しずつ各話が触れあう仕掛けが小さい街だと
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名探偵コナン 天国へのカウントダウン(2001年製作の映画)

3.7

「映画みたいに上手くいくかわかんないけど…」

一人の人間の怒りと黒の組織の思惑が交錯するツインタワービル
連続殺人事件、園子がパーマあてたせいでの勘違い、蘭とコナンのダイブ、米粒エピソード、光彦の恋
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