ふじPONっさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

東のエデン 劇場版 I The King of Eden(2009年製作の映画)

3.3

アニメの続きであり、さらに前後編の前編ということで単体では一番中途半端な所
当時、劇場で観たファンはさぞヤキモキ・ガッカリしただろう。

チームにパンツが加わり、新たなセレソンメンバーの存在・脱落、ジ
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.0

アクションとしてもミステリーとしても病院食より薄味
ツッコミ要素やシラケるセリフがストーリーの加速を阻む為テンポも悪い

国民が選んだ総理というセリフには閉口してしまう
ラストのテロップにいたっては鳥
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E.T.(1982年製作の映画)

3.8

『E.T.』を直接観る事は少なくても制作会社のロゴとポスターのイメージが強く残る本作は、82年のスピルバーグの作品だ。
宇宙人は侵略するものというイメージを変え、当時は後に宇宙人と遭遇した時の為のイメ
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ラブ・クレイジー セックスだけの関係(2008年製作の映画)

1.0

過激な(?)タイトルのワリにはフツーの事をダラダラと、とゆーカンジ。
比較的に高いスコアからすると私は対象外だったとゆー事で。

<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事(2019年製作の映画)

3.8

片隅に生きた人物をアニメーションの世界に生き返らせる為、原作の解釈や疑問、解決するためのロケハン、監督の頭の中を再現して、動きを加えるスタッフや役者、それらと同等か越える熱量で鑑賞するファンや劇場。一>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.2

2016年の作品より40分ほど長いが、それを感じさせない。
戦争があっても、感染症が蔓延しても、災害にあっても、やれることをやり、「普通」に生きていかなきゃならないのだ。

テルちゃんとのエピソードが
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

2.9

ラスト30分くらいから始まるスピード感を持って世界を構築していく様子は、さながらルービックキューブのチャンピオンのプレイの様で観ていて楽しい
実写俳優の演技とセリフ回しが好みではなく、世界観に浸たれな
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.6

南沙良の観ていて少し恥ずかしくなる感じが初々しくて、狙っても出せない雰囲気がたまらない。
若い子が歌う『青空』『世界の終わり』が良いな~なんて思う年齢になってしまったのかと年を感じたりして…。
ラスト
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夜の来訪者(2015年製作の映画)

3.8

とある家族に一人の女性の自殺の話を聞きに来たグール警部。一つ一つは自殺の理由には程遠いのに、聴取というよりは淡々と事実を認めさせ、まるで告解の様相
ラスト、彼については一択かなとは思うが、彼女の死が決
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クリミナル・タウン(2017年製作の映画)

2.8

殺された友人の事件の真相を知りたい高校生が探偵ごっこをするメインに恋愛要素がからむテレビドラマサイズの作品
盛り上がりも緩急にも欠け、淡々と進み、さらっとエンディングを迎える。ただ、そのさらっとさのお
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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

2.8

「アゲイン」

広瀬すずのキラキラ透明感が眩しい
作中ではかをり(広瀬すず)の病気の程度が終盤までわからず、(命の危機なのか、障害が残るくらいなのか)感情移入が難しかった。

ラストの手紙でかをりの想
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君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

3.5

小説でも実写でもアニメでも切なさが過ぎる
『星の王子さま』とリンクしていく終盤
相手が自分を特別だと、自分と同じように感じていてくれた事
話をして、時間を共有して、理解して

物語の終着は光が見えるが
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台風家族(2019年製作の映画)

2.5

最後、海にて
草彅の娘役を演じていた子が画面に一人残り、スマホで撮影していたこちらにダッシュし、満面の笑みで一言
「サイテー」
観てる側の気持ちを切れ味良く言い切る
それも清々しいほど爽やかに
ポカリ
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

2.8

死刑が失敗する事など、ぼぉ~っと生きていたら考えることなんて無かったかもしれない。そんな事を思うと、それだけでもこの作品を観て良かったと、意味があったと思う。

それぞれ心にキズを持ったもの同士
四人
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カツベン!(2019年製作の映画)

2.4

無声映画に解説を加える活動弁士が題材の映画
かつての雰囲気や、映画愛が伝わる
リアルさよりも雰囲気の方に比重があるし、コメディということもあり、ハマらなかった私には終始こざむい感じでむず痒い
どうせだ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

「たいぎぃんじゃわりゃぁっ」

孤狼祭にて

凄く豪華な俳優陣だなと鑑賞前は思ったのだけれど、終わってみると鈴木亮平の凶悪さしか印象に残らないという圧倒的存在感と、暴力。
松坂桃李、虹郎と存在感は感じ
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.3

数回観ているのに、鑑賞から一日経つとほとんど覚えてない。ミシェル・ロドリゲスが記憶を無くす回か~くらいの印象。
スケールのインフレは人気アクションシリーズの宿命なのかな。

AWAKE(2019年製作の映画)

3.6

プログラムが人間を越える時、それは人間の負けなのか、それとも勝ちなのか。

「人間同氏には駆け引きがある」
記憶では、コンピューターと将棋を指す事に羽生さんが言った言葉

プログラムを作ったのが英一(
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

2.0

人によって答えが変わる・一つじゃない作品は好きだ。

食べる事でしか生きられない中で、キープできない設定や、一つだけ持ち込める、水は使いたい放題、部屋はシャッフルされるなど魅力のある細かい設定はあるも
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カポネ(2020年製作の映画)

3.3

禁酒法時代の代表的なギャング、アル・カポネの晩年
若い頃に患った梅毒に認知症がかさなり、お漏らしに幻覚、記憶障害となかなかにハードな状態のカポネ
衝撃なのは見た目も。どう見てもオーバー60なのに、その
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.0

楓が出てきた辺りからなのかなぁ~
長く感じ出してしまった。

『おおかみこどもの雨と雪』とテーマが似ている部分もあり、それなら雨のその後を描いてよって思っちゃう。

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

2.9

家族間のセリフ(母親ぶる、インシュリン等)や、娘との約束、ご飯等々、ほとんどの場面でフリになるセリフが有り、それに合う様なシーンがセットで展開する。
気持ち悪いのが大悟(田中圭)のアプローチ
普段飲ま
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.7

ダン(クリス・プラット)と娘
ダンと父親
タイムトラベルを絡めて繋がる関係にはベタながら良いなと思う

地球外生命、近未来に迫る終末、地球人として、ぽっちゃりが活躍等々、悪い言い方をすると、過去の似た
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.5

「おみやげみっつたこみっつ」

時折訪れるBGMのみでセリフが無いシーン
花と彼との普通の暮らし
都会から田舎へ引っ越し、廃屋を直しながらの暮らし
雨と雪の学校生活
辺りが好きなシーン

二人だけの教
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

2.4

ウサギ達が本気で人間をヤ(殺)りにくる
そのやり口にはケビン・マカリスターも舌を巻く

吹き替えの千葉繁のニワトリが一番の見所

惡の華(2019年製作の映画)

2.5

女子の体操服
深夜の学校
教室で墨汁撒き散らし
と、攻めた様な雰囲気は出すものの、変態でもクソでもないんだよ、みんな持ってるもんなんだよって、冒頭に臭わすからチープに感じる
極めつけは悪の華のCG
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スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

1.0

フランスらしいブラックコメディ
日本が同じテイストで作ったらアングラな商売になるところを、路面店で堂々とやるところがいかにもだ。
店主のニックネームがミシマでハラキリを勧める辺りが、ジョークなのかアイ
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こぼれる(2011年製作の映画)

3.5

ラストへ向けての気持ち悪さ、居心地の悪さの積み重ね。まさにビーフシチューの質感そのもの。
そして迎えるラストの旦那の一人称視点
なに?なに?なに?…の長く感じる間に、勝手に自分で自分を追い詰めてしまい
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0

自分の主張を相手に一方的に押し付けずに、会話をしているのに驚いた。自分の中には、ワイドショーなんかで人の話を遮って自分の言いたいことだけを話して気持ちよくなっているヤツが染み付いているんだなと、自分に>>続きを読む

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.6

寄生された田宮や後藤を通して、「人間」という物を突きつけてくる。
前編のオープニングの語りの通り、毒を垂れ流す者が半分になれば毒も半分になるのか…?
しかしミギーや新一が言うように、生物を大切にしよう
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.3

「君…泉新一君だよね?」

寄生された新一の人間的感情が薄れ、事故にあった犬を拾いゴミ箱に捨てるシーン。象徴的な描写だ。
バトルシーンのパターンが少なく、やや散文的に感じた。

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.3

アメリカでもある言葉かはわからないが、リケジョがゴーストバスターズに
豪華な出演者にカメオ(ゴーストも)
緑のべとべとに、あの名曲がかかれば細かいことは気にしない

逆紅一点(?)のクリス・ヘムズワー
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.8

パチンコにクラッカー、煙玉に水風船。駄菓子屋に集合して自転車で走り回っていた日々が甦る

後の作品にも沢山影響を与えたんじゃないかというシーンが多々ある。
一番好きなのは、チャンクがしでかした「悪いこ
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影踏み(2019年製作の映画)

2.9

原作既読

双子の兄弟の肝になる描写が実写によってチープになってしまった。
山崎まさよし、竹原ピストル、北村匠、中村ゆりとミュージシャン要素強め。山崎まさよしの役は感情的に起伏が少なく難しい役どころだ
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小悪魔はなぜモテる?!(2010年製作の映画)

3.2

「『緋文字』を観るならデミ・ムーアの方は勧めない」

偽装ビッチで、コミカルで、セクシーな衣装で、ちょっと低めでツボな声のエマ・ストーンを楽しむ90分

校長がマルコム・マクダウェル

マ・レイニーのブラックボトムが映画になるまで(2020年製作の映画)

3.0

印象に残った言葉は、約作りのために体を鍛える役者はいるが、トランペットの指使いを学ぼうとする役者はいない。みたいな言葉。
チャドウィック・ボーズマンは真剣にこの役に取り組んだようだ。