退屈な日常を打破してくれる存在として、犯罪者に好意的な人がちょこちょこ出てくるのが良かった
行動エリアがワイルドバンチとだいたい同じのもおもろい
あの世とこの世の境目が曖昧な日本古典的世界観がgood
理屈抜きの霊性、雨月とかもそうだけどなんかロマン感じますな
画面のドギツい色味がドラッグっぽい
売り手は使用する側になってはいけない、これは鉄則だな
終始真面目だけど、きっちりカタルシスに向かっていく感じが心地よい
主人公の服のチェックは多分赤黒だろう
シェーン再考という感じがした
しかし霧がかった街、主人公の霊性など、叙情的なムードは抑えられ、代わりになにかの伝説を見ているような印象を受ける
後世の作品に多大な影響を与えてそうなハードボイルド感
原作+実験的カメラワーク(ズームイン連続など)+ジャズ音楽が作るノワール的な雰囲気が◎
チャイナタウンに引き続き、ロバートタウン脚本の閉塞感がいい味出してる(こっちのほうが先だけど)
ほんわかロードムービーかなと途中から錯覚するシナリオは見事
モノクロなのに、色がたくさんあった
斜面8空2の割合の画面は後のキアロスタミの構図にも似ていた
夕陽のガンマンのキャストを引き継いで、むしろガンマンの視点から南北戦争を描く方がメイン
夕陽のガンマンよりウエスタンの方に近い
このレビューはネタバレを含みます
精神異常をうまく活用して、仲間が敵になっていく流れがサスペンスとして面白かった
時代の波と貧困が背景になっているので、そこもちゃんと船長がオンボロ船とともに沈む運命をできるだけ自然に導いているのもよか>>続きを読む
もう少しアクションやクスッとできるシーンが多いほうが最後の良さが際立つかもしれない
ただドラマ性の排除がテーマになっているので、ラストも含めてこのままでも好きです
このレビューはネタバレを含みます
アル・パチーノの逮捕後のシーケンス
一時仲間のようになっていた行員たちは解放され、また日常に戻っていく
元々の仲間(サル)は額を撃ち抜かれ、担架で運ばれていく
そりゃそうだよなと思いつつも、FBI>>続きを読む
なぜ鳥が人間が襲うのか、理由がわからないのが良い
ただラストでは、鳥は去る者たちを追わない。ここから環境問題、階級闘争などいろんな連想はできる
だけど何より鳥が襲ってくる恐怖そのものを楽しめるのが一番>>続きを読む
線路上の木をてこのようにひっくり返してどかすシーン
2022/12/10
橋爆破シーンすごい これが元祖かな?
アメリカンニューシネマ的なラストが心にグッときます
手持ちのカメラワークも臨場感があってゲス親父の気持ち悪さが最高に伝わってきます
七人の侍に比べて、敵の描写が多め
農民の愚かでずるいところも強調していてガンマンの精神性がより際立つようになっている
3時間が2時間になったので仕方ないが菊千代にあたるチコの役割がこざっぱりしていたの>>続きを読む
西部劇を見てから見直すと、夕陽のガンマンの金髪だったりジョンウェイン、マリリン・モンロー、モニュメントバレー、シェーンカムバーックなど、多様なパロディを楽しむことができる
つばきちゃん、古びた映画館>>続きを読む
伝統的なカンフー映画をベースにCGを駆使して現代版にした雰囲気
前半コメディタッチにしておいて、後半ほぼセリフなしの本格アクション映画をこれでもかと見せつける
マトリックス、シャイニング、フォレスト>>続きを読む