タクヤボーイさんの映画レビュー・感想・評価

タクヤボーイ

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

最低限の人物相関と知識を入れた状態で鑑賞すべきだったと反省。この映画を日本で公開することを躊躇う理由が見当たらなかった。ホイテホイテマさんのギミッキーな撮影は鳴りを顰め、音で見せる映画だった。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.4

原作既読。
この原作をどう映画にするのか?と思っていたし正直全然期待していなかったが丁寧に作られているし初見でもストーリーがわかりやすく整理されていて良かった。後篇も期待していいと感じた。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.3

観客も不快になるような夫(と思われる)からの騒音にはじまり、殺人なのか自殺なのかを陪審員のような気持ちで見守る映画。結論らしい結論は用意されておらず、モヤっとする人もいるかも。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

訳がわからないようでわかる。筋書きがめちゃくちゃなようでめちゃくちゃじゃない。主人公にとって夢が現実かわからない数日間を観客も味わうことができる怪作。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

撮影手法や画づくりの面で目を見張るカットがたくさんある。フランケンシュタインや、シザーハンズのような話だけど、それらと違ってメッセージ性はそんなになく、シュールでアーティスティックなコメディを見ている>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

3.9

映画館での特別上映で。この男のキャラクター設定や時代背景の説明は端的に導入部で上手く消化してしまい、てっとり早く物語を展開してしまうのは流石。いまの時代になにかと配慮しなければならなくなった女性たちの>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

すぐに感想が書けず1.5ヶ月ほど経ってしまった。こういうテーマを扱う映画が苦手な人はそもそも観なければいいし、私は観て良かったと思っている。井上陽水の曲がすごく印象に残っている。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

着想・テーマに対して、展開や人物設定が全く効いていない。主要な登場人物の関係性も新鮮と言えば新鮮だけど、正直気持ちのいいものではない。それが岡田麿里だと言えばそれまでなのだけれど。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.3

原作を読まずに観たかった。凄く出来の良い実写化だと思う。原作をそのまま映像化するのではなく、ドラマの根幹となるテーマを新たに付して映像化しているのが流石。

山下さん×野木さんというキャスティングをし
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.1

原作未読です。ストーリーは未読でもわかりやすかった。アイヌ語の注釈的なテロップは、台詞で既に理解できているところが殆どなのでなくて良いと思う。また、そもそも撮影照明グレーディングがチープで劇場クオリテ>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.3

週末だし終末ということですかね。明確な答えを出さずに終わる作品が好きなので、こういう幕切れもアリかな?とは思いましたが、色々と伏線じみたことを詰め込んでいたのだから、驚きのラストを期待してしまった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

削ぎ落とした演出、静かに見つめるような手持ち撮影、音楽はカセットテープから。その分、役所広司の演技が際立って光っていた。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.3

鬼太郎シリーズや原作を読んでいたらもっと楽しめたと思う。容赦のない描写、展開は好感が持てた。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.0

話題になっていた今作。着想は面白いし、だんだんと社員たちを巻き込んでいくカタルシスのようなものがあり良かったのですが、幕切れが最高に面白く無い。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

ゴジラに特に思い入れの無い私です。思い入れがなかったからこそ?楽しめました。物語パートはところどころツッコミどころもありますが、ゴジラ周りの音響面やCGならではの演出がそれを補って余りある感じでした。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.2

どうせクソ映画だろうと思って見たけど意外にも脚本がわりとちゃんとしていて、見れちゃいました。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.1

俳優たちの演技はとても良いですね。主人公の複雑な心理描写は成功しているんだけど、終盤突然回収しはじめた感が否めず。もう少し、そっちのエピソードに時間をかけても良かったのではないか?と思いました。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.3

あまり印象に残るシーンがなかった。ハンスジマーの劇伴と音の面でSF超大作感を担保していたと思う。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.4

登場人物それぞれをもう少し掘り下げても良かったように思うが、良かった。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.1

いま流行の多様性の描き方にもいろいろあるけれど、これはまぁ上手いテーマを見つけたなと思います。Disney傘下になってからのPixerは、脚本力が目に見えて落ちたように思える。次回作に期待したいです。

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

3.3

前情報0で観た。久しぶりにジャパニーズホラーって感じの快作でした。GENERATIONSも、だいたいこういうとき興醒めしてしまうけど本人役での登場のおかげで無理がなくて良かった。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.8

十数年ぶりに観賞。
話は支離滅裂だし、ソフィーの行動や心理に共感できなかったりするが、それを補ってもなお余りあるほどのアニメーションとしての魅力がある。トップの動く城だけで圧倒されるし、キャラクターは
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.2

新作を機に過去作を見返すキャンペーンをしている。

これを当時劇場で観れた人たちが羨ましい。こんなファンタジーを考えてカタチにできる次世代の作家が現れてほしい。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

宮崎駿の新作を機に、過去作を久しぶりに見返した。

オープニング曲の入り方、その後の展開の作り方、主人公とその周りの人々のキャラクターの描き方。すべてに無駄がなくあっという間に気持ちよく終わる。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.1

公開直後に劇場で観て、とにかく庵野の声が気になってしまい集中できず、あまり良くなかったという記憶のまま10年が過ぎてしまった。

新作公開を機に、宮崎駿作品を見直すことにしてあたらめて本作を観た。感情
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

やはり、アニメーションでしか表現できないワクワクは宮﨑駿にしか出来ないのだとあらためて思った。一度では消化できないけど、また必ず見たいと思わせる魅力がある。いま、大きなスクリーンでこそ見るべき作品。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.2

無心で楽しむにはこれくらいやり切ってもらえた方が良い。主人公が抱える辛さもこれくらいカラッとした描き方の方が好き。

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.4

ただただアラン・メンケンの音楽が素晴らしく、「パート・オブ・ユア・ワールド(リプライズ)」と「アンダー・ザ・シー」は映像も込みで涙が出る出来だと思った。アリエルのキャスティングとかその辺は正直どうだっ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.5

「怪物だーれだ」しか言ってない予告編のみを見て行くことをおすすめします。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.4

アニメーション表現としての到達点だった前作にしっかりと負けず劣らずの出来。デジタルアニメーションはどこまで行けるのか?を提示してくれている。ストーリーはスパイダーマンやマーベル好きが喜ぶ内容。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.4

大人も子どももライト層もヘビーファンも楽しませるのは至難の業だと思うが、卒なく90分にまとめ上げたのは凄い。

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.3

試写会で拝見しました。

予告やポスターで想像していたのはゴリゴリでハードな映画だったが、蓋を開ければ岡田准一のクズ男っぷりが結構笑えてライトに見られる一作。原作があるとのことなので、ストーリーや展開
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.1

国民的アニメは配慮しなきゃいけないこと、ファンが多すぎると思う。いつかまたミステリー要素を全面に押し出した劇場版をお願いしたいが、もう期待できないかもなぁ。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.4

横浜流星の演技は見応えがあった。「社会課題を浮き彫りに〜」みたいなことを公式が言っているけど、別にそう言う映画ではないと思うし、余計な情報になるためやめてほしい。

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