『ボヘミアの醜聞』『踊る人形』最初からバンバン飛ばします。ヴァイオリン、麻薬、変装。清潔で、どこかデモーニッシュなジェレミー・ブレットがハートを鷲掴み。そしてこのシリーズ、ピタリと止まると絵のよう。見>>続きを読む
今や押しも押されぬ大女優ヘレン・ミレンがまだデイムになる前の作品。男社会で犯罪にたちむかうだけでなく、身内からのいわれなき差別に自分の立場を守るために闘うテニスンの勇姿に励まされる。だって問答無用にカ>>続きを読む
『亡霊の夜想曲』博物館で男が喉を切られた殺人事件が100年前の未解決事件と関連があることがわかる。もうここら辺からスケールが違う。その現場が今は女子寄宿学校になっているとか、そこにインド系の少女かいる>>続きを読む
10年独加伊。セルジオ・ミミカ=ゲッザン監督。12世紀英国での王権争いと大聖堂再建のすったもんだ。非常にドラマティックで盛り上がる。色彩の使い方がうまく、画面を見ているだけでも楽しい。マクシェーン、シ>>続きを読む
17年英米。ものすごい勢いで捲り出して怒濤の展開。まさか再びまみえることがあるとは思わなかった豪華絢爛な顔合わせ。ただ悪役がかなり小粒化しているのは否めない。ハウンド、ソロス、ブロンら脇役に見せ場があ>>続きを読む
シーズン14からシーズン15が大変なことに!ジヴァがいない!そしてさよならアビー。マクギーが!ああもう!
『コレクター』ダッキーが執筆活動の助手として連れてきたケイシー。人懐こい彼女がアビーにだけは>>続きを読む
原作未読。JFK暗殺を防ぐためにタイムリープする教師。歴史物ではなくメロドラマ。ヒロインのサラ・ガドンがめっちゃ可愛いので付き合ったが、8回シリーズなので畳み掛けるように不幸が襲いかかってきて昼ドラ並>>続きを読む
自分をトレッキーにしてくれた罪深き作品。
1シーズンは小手調べという感じで暗中模索感が伝わってくるが、伝説のカルト作品の続編ということで色々あったようです。当初はライカー副長がメインの予定だったことは>>続きを読む
由緒正しい家柄の嫡男が社交界デビューしたかのような印象のこの作品。ホームズやポワロがお好きな人はどハマりするはず。隅々まで丁寧に作られていて、まだ色々未熟なモース君がひたむきに謎に取り組む姿は見るもの>>続きを読む
10邦。原作未読、映画未見。小日向くんのために!おじさまたちがいっぱいで嬉しい限り。恐らくたくさんの取りこぼしがあるのであろうが、丁寧さを感じた。華やかさとはかけ離れたキャスティングをしていいのだと声>>続きを読む
『ビッグ4』熊倉さんがちゃんと声を老けさせている。お話としては少々大袈裟で無茶だが、最後の顔合わせに興奮しすぎてどうでもよくなる。そもそも「あの癪なベルギー人」を殺したくて仕方なかったクリスティのせい>>続きを読む
『ピンクの研究』推理というよりキャラクターと構成の魅力が圧倒的。カンバーバッジのエキセントリックさが冴え渡る。しかしそれ以上にワトソンのキャラが魅力的。物凄く間抜けに描かれがちな博士は軍医で戦地帰りで>>続きを読む
これは見たことなかった。74年から続いた長寿シリーズ。お転婆なローラが開拓地で成長して行くファミリーもの。金髪の意地悪な女の子とその母親の意地悪おばさんがいつもギャフンと言わされるパターンなのだがその>>続きを読む
遂にドラマが原作を追い越すという異例の事態に。ジョンやデナーリスは予想できたが、ホーダーは不意打ち。育ちすぎたブランに娘は困惑。重要ポストなのに次々退場する人々。自分のお気に入りが消えるのではないかと>>続きを読む
『ハロウィーン・パーティー』子供の頃読んで心に残っていた作品。火吹きドラゴンはアリスの料理の本に載っていた。リンゴゲームはブラッドベリでは定番。見事に刈り込んだ庭園。本筋の陰惨な殺人事件の謎解きだけで>>続きを読む
シーズンも5になると皆相当歳をとってきているがもうこのチームはこれでいいんじゃないかと。有能ではあるが人間としてかなり欠陥がある人たちが慈しみあってお仕事をするという作品に弱いから。もう長になっていい>>続きを読む
『ひらいたトランプ』殺人者と思われる者が集められるというのは『そして誰もいなくなった』と同じ。ブリッジのスコアが推理に絡むなど映像として面白いし、クリスティー自身のパロディのようなオリバー夫人もキャラ>>続きを読む
『白昼の悪魔』バカンスの地でおきた女優殺人事件。誰もが怪しげ。不健康であることを認めようとしないポワロと世話をやく仲良し三人組。海をバックにするお馴染みの面々。ポワロが未成年を犯罪者扱いすることにたじ>>続きを読む
森山未來の演技が拙い。それが人気の秘訣なんだろうな…と。これくらいの男の子って本当にこういう拙い嘘をつき見栄を張るからこれくらいの方が一周回ってリアル。山田孝之は安定のうまさ。瑛太の変わらなさ。そして>>続きを読む
久しぶりに「メンバーチェンジ」を鑑賞。やっぱり面白い。確かに話が一区切りしてしまっているので付け足し感は拭えないが、今後の波乱を予感させる種蒔きがされていてワクワク。そして制作者の思惑を越えて視聴者の>>続きを読む
ロスとレイチェルのすれ違う恋を中心にしたどたばた第2段。それぞれがキャラを確立しているなか、ふらふらしているマシュー・ペリー。ようやくこのシーズンの終わりに『アーニーとバート』というモデルを見出だす。>>続きを読む
元日からマラソン。いけてないロス、皮肉やのチャンドラー、とことんアホなジョーイ、世間知らずのレイチェル、コチコチのモニカ、ぶっ飛んだフィービー。個性も思考もバラバラの6人があっという間に観客の心をつか>>続きを読む
1章で一度挫折したんだよね。あまりにおっぱいでうんざりしてしまった。とりあえずコードにかからない強みを発揮しようとしすぎ。視点が三人称だから仕方ないけどみんな我儘だし。けれどこのシリーズは尻上がりによ>>続きを読む
久々に見ようという気にさせるドラマだった。キャストが素晴らしくて、キャラが生々しく息づいていて嫌な気持ちになったり見とれたり、監督にいいように操られた。若いとき見たならイチコロでしたね。森山未來が凄い>>続きを読む
キャストが絶妙。
三谷幸喜のちょっと臭いダサい台詞をさらりと口にする幸四郎のさりげなさ。
筒井くんのモサッとしたポジティブさ。
山口智子のやり過ぎやんちゃぶり。
鈴木京香の昭和っぽい明暗。
そして舞台>>続きを読む
『ベールをかけた女』『消えた廃坑』原語。メインキャスト四人が息のあった演技を見せる。ヘイスティングは犯人発見に一役かったり、ポワロにボードゲームで勝ったり原作以上の活躍ぶり。ジャップ警部も留置場にいる>>続きを読む
皆様ご存じコメディ。このシーズンは安定のキャラクターを見ているだけで楽しいのに、ストーリー的にも盛り上がる。チャンドラーとジョーイの殆ど夫婦のような息の合い方。ガールズのお互いを理解したモダモダ。嫌わ>>続きを読む
リンとネルが参加したシーズン。女の子たちがとにかく個性的で魅力的。ただのお仕事ロマコメと侮るなかれ。時になりふりかまわず、熱く己を語るシーンはティーネイジャーのようで可愛い。キャラとしてはルーシー・リ>>続きを読む
みんな若い。ポワロの演技がやや大袈裟で、発声が違う。哀しみは感じず、キュートでファニー。ヘイスティングス、ミス・レモンとの掛け合いも楽しい。光は柔らかく、美術が丁寧。小品ながら謎解きも楽し。
『コッ>>続きを読む
前章で積んだ積み木を派手に崩したので回収。イリアスを下敷きにしたエピソードをぶち込んで感慨深いが、今ひとつ地味なため数少なくなってきたヒーローを投入。個人的に若い者は刺身のツマ程度であるほうが作品のク>>続きを読む
ここで退場の古顔さん、お疲れ様です!貢献度高し!ここにきて線と線が交わる展開が増えてきて、心騒ぐ状況に。やはり対立ものでは悪(強者)が圧倒的でないとモヤモヤしてしまうので、憎まれ役の皆様には是非頑張っ>>続きを読む
回によってPG12の時と15の時がある。案の定これぞネタバレ。集客のため濡れ場表現が露骨で子供と見るのはきつい。あからさまにしなくても面白く出来るのになあ…。頑張ってるとより過酷に、幸せのあとには…と>>続きを読む
『マギンティ夫人は死んだ』容疑者だらけの村で推理作家と犯人探し。「時間がありすぎる」ポワロが、下宿屋の酷い環境(犬の毛とすきま風)やまずい料理に悩まされながら殺人犯を追い詰める。コメディリリーフの先生>>続きを読む
『チョコレートの箱』小品ながら、ポワロの制服姿や、ブローチの秘密などちょっと嬉しいものいっぱい。ポワロの女性に対する敬意の表し方とかクラシカルで本当に素敵なんですけど。原作だとちびでハゲで気障なベルジ>>続きを読む
『五匹の子豚』この子豚さんは市場に買い物に…赤ん坊の指を摘みながら唄うこの童謡がモチーフだが話は陰惨。シリーズ後期の物で、ヘイスティングスもミスレモンもおらず、子供と見るにはシリアスすぎるか…。過去の>>続きを読む
正直このトリックは映像化不能です。なので無理にアクロイド殺しに拘らなかったのはよかったと思う。ミステリーど素人の娘と見たが、潔癖症の演出や、モダンな時計の映り込み、新聞社のシルエットなどを楽しんでいた>>続きを読む