のりまきさんの映画レビュー・感想・評価 - 47ページ目

カオス(2005年製作の映画)

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前回見たときより楽しめた。目が滑って入ってこない映像なのだが、「あ、バイクが突っ込む前にガラス割れた」とか「同じ車両だとわからないようにナンバーのとこ映らないよう工夫してる」とか視点の違う家人が突っ込>>続きを読む

レディホーク(1985年製作の映画)

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意外なことにこの作品マイナー?田村由美の『ビショップの輪』というマンガの元ネタになるくらい素敵なファンタジー設定なので是非是非。中世なのにショートカットのミシェル・ファイファーが美しく、ルトガー・ハウ>>続きを読む

プリズナーズ(2013年製作の映画)

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陰惨な映画だった。『ハイテンション』と味わいが似ている。ジェイク・ギレンホールのさりげない上手さ。90分過ぎた辺りの容疑者が逮捕されたのに全くの手詰まりになるところが一番よかったかな?閉塞感がとてつも>>続きを読む

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

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同監督の『時を駆ける』は非常に面白かったし、『サマー』も楽しめたがこれは「女は黙って待ってろ」というメッセージが強すぎて受け付けなかった。「頼むからそこに着地しないでくれ」と思っていたとこに降りてガッ>>続きを読む

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

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焚書にまつわる話ということで怖じ気付いたが、ジェフリー・ラッシュとエミリー・ワトソンなので。間違いありませんでした。冒頭のエミリーの凄まじい入りはホラーより怖い!それがラストでは真逆の気持ちに!画面が>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

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監督が替わってトーンの変わった三作目。ストーリー的にもよく纏まっていて好感高し!ディメンダーが怖いのに、ワーウルフのデザインは…。番宣でエマちゃんが「今度の監督はジーンズ穿かせてくれるの!」とウキウキ>>続きを読む

泥棒は幸せのはじまり(2013年製作の映画)

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メリッサ・マッカーシーの魔法。ジェイソン・ベイトマンが人畜無害全開で、針の振り切れたダメ女との対比ばっちり。たじろぐほどのダメっぷりにびびっていたはずなのに、いつの間にか彼女を応援している。意外に善良>>続きを読む

ビーストリー(2011年製作の映画)

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しまった。醜い方が圧倒的に好み。でもディズニー版でも王子に戻ってガッカリしたもんな。ティーン向けロマコメ。ドギーハウザーとミシェルが出ていて満足。

悪の法則(2013年製作の映画)

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うっかり悪に手を染めた弁護士が、否応なしに破滅に引き込まれるという『蜘蛛女』ストーリー。暴力の直接描写より、ホラー映画のように「来るぞ来るぞ」と思わせる盛り上げが多い。その手腕はさすが。顔ぶれも豪華。>>続きを読む

キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2(1984年製作の映画)

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シリアスな1に比べ、ドラクエっぽく呑気な本作。三枚目がかすむほど軽くなったコナンのキャラクター、ラブコメかと思う可愛らしい姫様、カラス天狗のような魔法使い、地味な盗賊、飛び抜けたビジュアルの女戦士。そ>>続きを読む

蜘蛛女(1993年製作の映画)

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作りが雑なのだが、粒選りな役者を揃えている。ロミオなゲイリー・オールドマンを囲むアナベラ・シオラ、ジュリエット・ルイス、そしてレナ・オリン。姉御が全部持ってきます。字幕読むの面倒とか言わず、レナの笑い>>続きを読む

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

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よくぞこの役を引き受けてくれたものだ。これがトム・クルーズやブラッド・ピットでは成立しないわけだ。彼の手に、彼の目つきに、くらくらする。話として面白いし、嫌悪感もてんこ盛り、語り口も上手く、洒落がきい>>続きを読む

ホット・ショット2(1993年製作の映画)

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ランボーメインのパロディ映画。子供がニワトリに大爆笑。やんちゃ坊主チャーリー・シーンが真面目に馬鹿に取り組んでいる!基本笑いの敷居は低く、弾数は多い。今回もロイド・ブリッジスが律儀さを発揮。彼は論理派>>続きを読む

スーパーマン リターンズ(2006年製作の映画)

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シンガーはオタクの鑑!覚えている人は少なかろう旧作をきちんと継承し、オリジナル回帰しつつ、見事作品に仕上げてある!悶えますよ。ケヴィン・スペイシーが楽しみながら用意周到な悪党を演じ、どこから見つけたん>>続きを読む

カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

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ベトナム戦争映画をほぼ総なめにしている家人が未見の映画。なるほど。その感想が「なぜデ・パルマにこれを撮らせた…」まさしく。テーマは重く、ショーン・ペンの兵隊ぶりはリアルだが、ストーリー運びが鈍重で会話>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

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コロンバス版のスネイプ先生はおばさんぽい。さよならダンブルドア校長。ケネス・ブラナーが楽しげにダメ男を演じている。(シンデレラの監督ですよ〜)などのみんなが注目しない小ネタばかり拾って楽しむ。ゲーム感>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

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元ネタはアルモドバルの『バチ当たり』らしいとか、『デンジャラスビューティー』との共通点多すぎとか色々あるが、とにかく面白いので、一見の価値有り。ウーピーのキャラ勝ちで、他の尼さんたちもくせ者ぞろい。マ>>続きを読む

怪盗グルーのミニオン危機一発(2013年製作の映画)

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前作の「悪党」×「悪ガキ」から普通のシングルパパのラブコメになってしまってガッカリ。ヒロインも好きになれないな〜、子供にどうよこれ?と思っていたら、子供はミニオンさえ出ていればどうでもよかったみたい。>>続きを読む

特攻野郎Aチーム THE MOVIE(2010年製作の映画)

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テレビシリーズの映画化は数あれど、これは出色の出来。これ一本で成立していながら、オリジナルへのリスペクトに溢れ、にやけてしまう小ネタ満載。キャスティングが素晴らしい。全然似てないリーアムがハンニバルに>>続きを読む

インシディアス 第2章(2013年製作の映画)

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なるほどB面があったのですね。面白いアイディアだ!でも単体では見られないね。今回は『シャイニング』より。やや『レッドドラゴン』。前半溜めすぎ、後半焦った。でも充分楽しんだ。されど思い出す映画かと聞かれ>>続きを読む

アイム・ソー・エキサイテッド!(2013年製作の映画)

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コメディと聞いてビクビクしてたけど、いつものアルモドバルでした!そういえばこういうの最近撮ってなかったね。『罰当たり…』の頃は途中でお腹いっぱいになっちゃったけど、今回は大丈夫だった。オカマちゃんたち>>続きを読む

楽園の瑕(きず)(1994年製作の映画)

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日本での不評は当然のこと。金庸先生の大ベストセラーが下敷きになっており、その前日譚という設定のオリジナル作品なので、ストーリーを追うのは無理!予備知識なしに初めて見たときは「雰囲気映画?」と思ったが、>>続きを読む

コレクター(2012年製作の映画)

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ジョン・キューザックだから期待したけど、脇が甘〜い!取って付けたようなどんでん返し必要なし!伏線として回想シーンを挿入するくらいなら、いっそコンビが関係してしまうくらいのエピソードをぶち込んで欲しかっ>>続きを読む

ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

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ゾンビのお約束を悉く無視したフェアリーテイル。ロミジュリをベースにした恋愛映画なのでゾンビ好きには物足りなく、『トワイライト』が好きな人にお勧め。主人公のゾンビが音楽オタクなので名曲が色々。脇役まで魅>>続きを読む

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

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また見てしまった…。知能と嗜好を疑われるような本作を再見してしまうのは、単にクリス・タッカーのDJルビーが見たいから!頑張ってるオールドマンを軽々とぶっちぎり、とんでもないインパクトを与えるキャラクタ>>続きを読む

ムード・インディゴ うたかたの日々(2013年製作の映画)

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すごくよかった。どうやって撮っているのか、つい考えたくなる映像が次々に出現して振り回される。ストーリーはあってなきが如しで恋の喜び、苦しみを追体験できる。『恋だけが孤独を一時忘れさせる』という言葉を具>>続きを読む

コリーナ、コリーナ(1994年製作の映画)

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ウーピーの中で一番好きかもしれない。彼女お得意のけたたましいタイプではなく、明るく賢くしなやかな女性を好演。相手役のレイ・リオッタがまた巧い!そして子役のティナ・マジョリーノが凄すぎる!母を失った子と>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

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映画館に行かなくてよかった。耐えられなかったかもしれない…と思うくらい濃密。主演2人の演技も素晴らしい。エゴの塊のようなファスベンダーが凄い。上野千鶴子氏が言う「おぞましい」人間そのもの。美しい緑の中>>続きを読む

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

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香港映画マニアの皆様やカンフーアクション好きの方には怒られるかも知らんが、「武侠ってなに?」というひとにはこれがお勧め。アメリカ人にも解かるように作ってある。確かに影帝ユンファは苦手の剣戟のため精彩を>>続きを読む

マーシーX フレンズ以上、恋人未満!?(2003年製作の映画)

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へんてこ邦題から予想はつくであろうが、『フレンズ』のいかれギタリストフィービーことリサ・クドローの主演映画。お相手はウェイアンズ兄弟のデイモン。レコード会社令嬢が会社のピンチを救うため悪戦苦闘するラブ>>続きを読む

くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密(2013年製作の映画)

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まあまあ。子供はそこそこ喜ぶが、一作目のようなカタルシスも破壊力もなし。フードアニマルの紹介や活躍に時間を割きすぎ、心理描写が雑すぎ。キャラが妙に日本ぽいのはなぜかな〜。あと虹色がどぎつい。ピクルスズ>>続きを読む

ミッション(1986年製作の映画)

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とんでも映像の連続で、息を飲む。しかしストーリーに同調するのはかなり難しい。先進国であるという優越感のもとに行動する白人たちは、大日本帝国と名乗っていた先人を連想させてきつい。しかし湯水のように金と時>>続きを読む

Mr.ディーズ(2002年製作の映画)

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ビバ馬鹿映画。『オペラハット』ファンは見ない方がいいけど、アダム・サンドラーの寒さギリギリ綱渡りなセンスが好きな人はどうぞ。『凍った足』×ジョン・タトゥーロが凄まじいです。純朴な田舎者と擦れた都会者。>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

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これ一作でいい!っていうくらい傑作。なにから褒めればいいのか迷う。キャラクターの強烈さか?話運びの巧さか?時代を見事に写した革新性か?なにがこんなに自分を引きつけるのか考えると意外にも『視点の移ろい』>>続きを読む

スペースバンパイア(1985年製作の映画)

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この映画は是非予告編と併せてご覧ください!マチルダ・メイの美しさ、マンシーニの音楽に彩られ、否が応でも期待は高まります!そして本編。「なんじゃこりゃ〜」「騙された〜」あんなに凄い雰囲気だったのになぜ?>>続きを読む

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

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子供と。チャップマンの野次が酷くて子供が凍る。国会中継でも凍るかしら?とてもバランスのいい映画。差別の醜さを描きながらも淡々としていて、耐えるジャッキーを、妻と共に励ましたくなる。「なぜ?」とハリソン>>続きを読む