90年代の良質な少女漫画のような作品。嘘っぽいとか、粗があるとか、そういうケチはいくらでもつけられるが「SoWhat?」。とても印象的なコマがあって、きちんと語られてるだけで充分。そして怖い。デザイン>>続きを読む
ジェシカ・タンディ、キャシー・ベイツというお気に入り二人が出ているだけで幸せだが、トム・ソーヤとダイアナ(赤毛のアン)の友情というのが、これまたツボ。
軽めのタッチながら深刻な問題にも触れているので南>>続きを読む
まとめ方が綺麗なので何となくいい気分になるが、それまでのストーリーが今一つ。前作との大きな違いはフォーホースメンが正義の味方であるということ。個人的にはそれだけで魅力が失われてしまった。前作以上に派手>>続きを読む
人肉食というテーマは人を引き付けるためか結構映画も作られている。その中でも見やすい一作。ドキュメンタリーとして見るにはあまりにもお綺麗すぎて白けるが、じゃあリアルにやられたら耐えられるかって言われたら>>続きを読む
分岐ゲームをやったことのある人ならすんなり入れる。日本では溢れ帰ってるネタなのでハードルは低い。ただ画面がうるさいんだよなあ。
繰り返しは判りやすくまとめていたが、愛着の部分が『恋はデジャブ』に劣る。>>続きを読む
あれ?こんなにあからさまな感じだったっけ?もっと爽やかでほろ苦い感じに記憶していた。
当時は腑に落ちなかった色々が、時を経て知識を蓄えてみるとあっさり氷解。なんだー、そういうことねー。
みんな若くて可>>続きを読む
公開処刑ものは嫌いなのだがこれは参った。今からは考えられない生き物使用のコツコツパートの多さ。どれ程苦労したでしょう。そしてほぼミュージカルと言えるクラッシクなスコア。大袈裟と言えるそれにピタッと嵌ま>>続きを読む
05米。落ちがハリウッド式に改変されていない珍しいリメイク。ピート・ポスルスェイト、J・C・ライリー、ティム・ロスがひとつの画面に収まるという、自分にはご褒美映画。しかもティム・ロスが珍しく髭面善人。>>続きを読む
12年米。うーん『MI』と反対の硬派な展開狙いですかね?最大の失策はトムが浮いてるということ。他の人ならねぇ。色味もあまり好きではない。内容のわりにちょっと派手すぎ。デュバルは本当にいい。雰囲気のある>>続きを読む
71年英仏伊西。BB対CC。キャラが似ているのは後年の『バンディダス』を連想させる。なんのことないセクハラ西部劇だが、『掠奪された7人の花嫁』のように多数恋愛になっていて微笑ましい。ほんと頭空っぽ。ピ>>続きを読む
ダリオ・アルジェントが好きなものがぎっしり詰まった鮮血の宝石箱。出し惜しみしないその気前のよさは今のハリウッドに見習って欲しい。粗があろうが愛に溢れていればたいていのことは許される。キッチュと言われよ>>続きを読む
96〜97に連発された航空ものの一。裏話満載の作品で、セガールが途中退場。後を引き受けたレグイザモが珍しく二枚目顔で肉体派を好演♪ブレイク前のハル・ベリーがスマートな乗務員で、オリバー・プラットが安定>>続きを読む
たぶん人生において一番繰り返し見ているのはこれか『用心棒』だと思う。でも親しみがあるのはこのバージョンではなく、恐らく北米版。こちらはツルッとしていてあまり好きではない。ざらざらした感じが心情にシンク>>続きを読む
16年米。手堅く作ってあるとは思うが心動かされる要素はない。辛口になるが、極上の食材を集めて予想のつく作品しか作れないなら「ななひー」呼ばわりされても仕方ないと思う。勉強しているとは思うが、どこかで見>>続きを読む
08年米。久々に見た。障害者とゲイと黄色人種とクリストファー・ウォーケンをバカにしたバカコメディ。楽しい。こういうのを目くじらたてて排斥すると世界がつまらなくなる。けれどこれを真に受けられても困る。と>>続きを読む
久々に見たが色褪せない。チンピラに殺害された男が黄泉から蘇り復讐を…というラノベなストーリーだが、美意識と熱意に溢れた映像とドラマティックな語り口で、充分大人も楽しめる。上質な児童文学が大人が真剣に作>>続きを読む
15年独。ヒトラー暗殺を試みた家具職人ゲオルグ・エルザー。なぜ音楽を愛する一般市民だった彼が、単独でそれを行ったかが丹念に綴られる。偉業をなそうとした自由人として描かれるわけではなく、人間関係や人生に>>続きを読む
17年米。お祭りアクションムービー。ドニー・イェンとトニー・ジャー、いっぺんに楽しめちゃう!女の子たちも一癖あってカッコいい。多国籍なのが絵的にも判りやすくて乗れる。ドニーは軽めのキャラで、アクション>>続きを読む
10年米。大好きなジャック・ブラック主演だが面白くない。他の作品を見ることをお薦めする。捻りのない脚本に、毒のないキャラクター、ダメ人間が異なる環境で脱皮する『いつもの』。撮影もCG頼りで工夫に欠ける>>続きを読む
12年米。出演料に全てをかけたサバゲー映画。と思って見たら即時退出すると思われたJ・クロムウェルが戦闘服に身を包み、匍匐するは狙撃するは。もうこれはホゲットさんの主演でよいのではないかと。ヴィング・ラ>>続きを読む
16年米。父の意思を継いで社員重視の会社経営を続けるバカ社長。しかし経営は悪化。恒例のクリスマスパーティー直前にCEOである姉が乗り込んでくる。最初はばか騒ぎの悪ふざけ映画と思ったが、 憎まれ役のJ・>>続きを読む
香港映画くらいいい加減な設定だが、J・C・ヴァンダム、D・ラングレンという『エクスペンタブルズ』入りする二人のキラキラを見るためには最適。ヴェトナム戦争の戦死者を最強兵士として甦らせるって!とにかく白>>続きを読む
07年米。『クラッシュ』で心を抉ったハギス監督が戦争と父権を描いた意欲作。これを受け入れない人は多いと思うが、だからこそ重要。暗く重いだけかといえばそうではなく、ミステリー仕立てにしてありエンタメとし>>続きを読む
89年米。カート・ラッセルの女装に尽きる。シュワルツェネッガーとじゃ面白くなかったろうから彼のおかげ。
やるせない話だが、アイスランドの風景の雄大さとそこにすむ人々の丹念な生活が美しい。「えっ、これで終わり?」と娘が悲鳴をあげたが、自分は好き。ガルシア・マルケスを想起させる生の営み。主人公たちの着るセー>>続きを読む
16年英独中。カースタントが売りのアクション。ホプキンス、キングスレーの二大サーを引っ張り出してのこの体たらく。肝心のカメラがもうひとつで、やりたいことはわかるが迫力の点でも技巧の点でも不完全燃焼。演>>続きを読む
サーホプキンス、再び森へ。リオッタ、久々のストーカー。人数が絞り込んであって分かりやすい。ジュリア・スタイルズは今までの役柄の中でも一番嵌まっていたかも。この人お姫さまとかじゃない方が佳いな。「som>>続きを読む
蒼井優も高畑充希もお見事でした。身近にいるね、こういう人。素晴らしい観察力と再現力。でもその力に見合うだけのものが作品自体にあるかというと否。差別いけないって言ってる奴が逆差別というありがちなパターン>>続きを読む
08年日。自分はON/OFFがきく俳優さんが好きなんだと再確認。ひたすら綺麗に格好よく撮る手法もあるけど、メリハリがついた方が印象は強くなるし、深度が深まる。蒼井優も森山未來も魅力的に撮れていた。更に>>続きを読む
弟役をオファーされて兄を熱望したというホフマンの熱意の作品。素晴らしいのは「そのまま」ではなく、巧みに可愛らしさや物悲しさが織り込んであること。本当に彼は名優です。クルーズも生意気な下衆野郎が目覚める>>続きを読む
15年米。最初の現場から怖じ気づいた。エミリー・ブラントが美しく、ヒロイックでなく、とてもよかった。対するベニチオの魔物感。なかなかいい役に恵まれなかった彼に光が。内容は地獄巡りなので見る人を選ぶが、>>続きを読む
16年英米。メロドラマ好きにはたまらないはず。マリオン・コティヤールの美しさときたら!相手がおじいちゃんなのが残念。ストーリーはいつものゼメキス。誠実で一途な男と美しくてダメな女。みどころは主演女優と>>続きを読む
「もうラブコメには出ない」と意思表明したヒュー様。これもいつものなんだけど、憎めないダメ男振りとラストのかき口説きぶりはもはや鉄板。ジュリア・ロバーツ、ドリュー、サンドラ姐さんとラブコメクィーンをなで>>続きを読む
スッゴク判りやすくドラマティックに作られた良作。テンポのいい成り上がり双六。少年時代が丁寧に描かれていて、魅力的で否応なしに応援したくなる。ほぼ香港映画。いつでも気持ちに寄り添ってくれる両親もいい。こ>>続きを読む
思ったのと違った。予告のできがよかったので期待しすぎた。記憶に残るのはセロンの美しいお姿ばかり。というかこのストーリーなら美しくっちゃダメなんじゃない?むしろ美しくなきゃいけないのは…。そうなるとキャ>>続きを読む
ハロウィン企画で久々のアルジェント版にありつく。ありがとう商業主義。やたらうるさいゾンビ君たち。まるで主役のように盛り上げてもらうバイカーたち。過剰さに鼻血がでそう。「・人しか生き残りません」と娘に宣>>続きを読む