のりまき

ヒトラー暗殺、13分の誤算ののりまきのレビュー・感想・評価

ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)
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15年独。ヒトラー暗殺を試みた家具職人ゲオルグ・エルザー。なぜ音楽を愛する一般市民だった彼が、単独でそれを行ったかが丹念に綴られる。偉業をなそうとした自由人として描かれるわけではなく、人間関係や人生に悩み苦しむ彼がそこに向かっていくのが考えさせられた。クリスティアン・フリーデルの分厚い唇が雄弁。叙情的な絵や、混乱した状況のカットバックなど、地味な作りではない。拷問シーンの痛さはかなりのもので、苦手な方はご注意。
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