天願大介監督の大傑作。楢山節考の裏を行く痛烈な映画。アクションものとして楽しめるし、とても良い。熊がどれだけ怖いか伝わってきた。
前作は昔見てるけどこの続きは何年も見てないで過ごしてしまった。でも見たらエネルギーあって楽しいね。もっと早く観ればよかった。
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十代で観て大影響を受けた。僕も原爆を作って世界を脅迫したいな、などと思っていたりした。今は現実の原爆は難しいなと思うようになったけど、作品という爆弾なら爆発させられると思って頑張ったりしている。
配信が無かったので盤を買って観た。これはいかにもチャーリー・カウフマンだなー、さすがだな。奇妙奇天烈でシリアスでシニカルで。生きているフィリップ・シーモア・ホフマンが観られるのも貴重と言えると思う。一>>続きを読む
ジョン・リスゴーにこんな役があてられるなんて想像したら人はそれ以前にいたのだろうか? サイコでサスペンスなデ・パルマ的な映画の一つ。デ・パルマ基準で言うと及第点+αくらいの感じ。僕は『ボディ・ダブル』>>続きを読む
ウィリアム・フィンレイがチラッと出演したりはするものの、デ・パルマ印の乏しいフィルムノワール風物足りな映画になってしまっていた。無駄に長いとも思う。
デ・パルマに興味が湧いたなら先に見ておくべき映画が>>続きを読む
デ・パルマの既存の戦争映画「カジュアリティーズ」の焼き直し。僕は新鮮な視点さえあればワンパターンでも全然良いと思うほうなのだけど、これは過去作と何ら変わりがないのでスコア低めにした。戦場を経験した人間>>続きを読む
ブライアン・デ・パルマ本人がひたすら自作について話すだけ(つまりヒッチコック/トリュフォーのような感じ)。僕のようなデ・パーマニアには素晴らしい作品だけど、普通の人がこれを観てデ・パルマを好きになるか>>続きを読む
デ・パルマ大好きだけど、この作品にはあまり彼らしさを感じない僕はまだあまりデ・パルマのことをわかっていないのだろうか。美女同士の関わり合いなら「ファム・ファタール」のほうが魅力的に描かれていると思うの>>続きを読む
公開前、飯田橋の角川の試写室で見た。井口昇監督だから心配だったけど、思いのほか上手く料理してて上等な作品に仕上がってた。惡の華には思い入れがあるので原作漫画、テレビアニメ版、実写映画版、と全て見ている>>続きを読む
ピーター・ウェラーの裏傑作。前衛というか厭味というか判然としない出来事の数々。雑然と混沌としているのが良いのだけど、Gだけは登場させないで欲しかった……。クローネンバーグ監督を主眼に置いて観ると、これ>>続きを読む
12歳の頃に観て人生を狂わされた一作。クローネンバーグに初めてを奪われる感触だった。
江口寿史先生の絵が動くだけで満足。北久保弘之監督は最近なにやってるのかわからないけどまたこういう意欲的なのを作って欲しい。
音楽面が満足できる価値を齎してくれているので安心して素晴らしい作画の鑑賞に集中できる。未だに世界はこの水準を超えてきていない。
原作再現度が高いと思うけど、識者の認識はどうなんだろう。僕にとっては最高の混乱を齎してくれる介在物のような映画だったよ。
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今日はウォン・カーウァイ監督の『2046』を観てきた。観る前の懸念は木村拓哉の出演だったのだけれど、見終えた今思うことは、木村拓哉こそが中華圏から見て理想的な日本人男性だな、ということだった。幾つもの>>続きを読む
ウォン・カーウァイの映画を特集でまとめて観たのだけど最高に面白かった。前衛的かつ、各作品の構造が違っていて、どれも感服だし、喜ばしい驚きに包まれた。
天使の涙はその中でも、かわいいなと思えるものだった>>続きを読む
トーベ自身のことが映画になってくれてて、取り巻く人たちとかがいて、ムーミンに結実してくれていたんだなって思って嬉しくなった。ただ、現実にトーベと出会ってたとするならば、繊細なところに触れて傷つけてしま>>続きを読む
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2024/02/10
TOKYO MX2でテレビ放送されてたので久々に観た。いやー、しばらく忘れてたこの作品の魅惑のテイストに唸りを上げてしまう。デ・パルマが撮ってたとしても近いテイストだったろうなと>>続きを読む