てりりさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

9回泣いた。ウルトラマンの美しくも不気味な銀色の巨体の一見わからない心根を、透徹した視点で純粋に描いた映画だった。見ながら自分は、「ああ、ここにはかつて子供だった自分にとっての救い主がいて、またかつて>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

男子としてはたまったものではないけれど、本当というのは理屈じゃなくて体感されてしまうものなので、酷いよと思っても受け入れなければならない、それが真実なんだよな、などと思った。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

5.0

このデスかっこトゥルー2は、わざわざ見ようと思うほどのファンだけ見れば良い気がする。シト新生に多少新作カットを加えたものに旧劇を加えたものだから、そこだけでも見たい人だけ見れば良いかなって。

(1963年製作の映画)

3.6

鳥がワーッとバサバサ大群で襲ってきたらめちゃくちゃ怖いと思う。その恐怖を味わわずに済んで生活できていることに感謝の念が湧いた。あと亡くなった祖母がこの映画のこと好きだったのでほんの少しスコア+した。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

野沢尚脚本だけど、ほとんど武が好きなように改変したというような話を聞いたことがあるので、現物の映画では野沢尚の色が残ってるところは確認できないかもしれない。にしても、北野武監督のデビュー作としては十分>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.5

家庭用の置き電話というものが遠い存在になってしまった現代だけれども、映画の中にはこんなにも普通に普遍的なものとして思われていた証拠が残っていて痕跡として感服する今の僕なのだった。

裏窓(1954年製作の映画)

4.7

覗き趣味の変質者映画の決定版。というような言い方をするのは、ヒッチコックの追随者としてのブライアン・デ・パルマのことが好きだからそんな変質者趣味の元祖としてヒッチコックを崇めてしまうからなのだけれども>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

1.0

ただのジャンル映画なので特段どうということはない。評価してる人が居ることに世界の行く末への憂いを感じた。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

4.2

初めて観たゴダール作品。狂ってるな!(良い意味で) トチ狂ってるというか、カオスでとんでもない作品なのに、物語の導線は狂っていないというか、ふざけてるけどまともというか、なんなんだこれはと思わされなが>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.6

感想書けるほどちゃんと見てなかったと思うので、再度見て記載するつもり

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.1

奇妙な筋立てだけど雰囲気は最高だし狐に摘まれてみたい気持ちにバッチリ応えてくれるよ。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.8

奇妙奇天烈な映画。僕も穴に入ってみたい。あと人形使いになりたい。不思議で面白くて良い映画。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.4

精神病院は昔はこうだったんだな。今もこうなのだろうか。患者の主体性を尊重しない人たちは嫌だよ。もし自分が入院しなくちゃならなくなったら辛くて生きていられないかもしれない。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

自分を見世物にしたい人ならともかく、何も知らないまま見世物にされている状態は、まさに人権侵害で、楽しむ側の人たちへの軽蔑が漂うのだった。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.3

ナードな感覚で見たんだよ。僕の属する世界はここにある。

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.8

お洒落映画かと思って観たけどそういう感じでは無かった。受け入れられてこなかった心の持ち主のような感じだった。もう一度観て確かめたい。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.7

世界に敗れていくような話だった気がした。観てつらかった

シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

十代の初見時の記憶だと怖すぎる映画だったけど、今見ると面白くエンタメなのかなと感じることも出来る。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

たけし映画の中でもかなり上位にくる傑作。南国で暴力。

帝一の國(2017年製作の映画)

3.5

古屋兎丸の漫画世界を実写で描いてる。大胆な原作の魅力を損なわないように大胆に描いているなと感じた。