ezuさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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心のままに(2019年製作の映画)

5.0

人を選ぶタイプの作品なのであまり大きな声では進めづらい、しかし刺さる人には刺さる映画だと思いますし私は刺さってしまって抜けません。

愛とはいったい?という部分を過激に描いたロマンス映画であり、1人の
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デーヴィド 二つの物語(2013年製作の映画)

4.0

好きなタイプのやつでした。
いろんな展開を予想しながらも好みのゆるさとシリアスを浴びて感情はジェットコースターなものの役者陣も良くて好き。
年始から景気が良くビンが割れる映画が観れたのも良かったです。

鼓動を高鳴らせ(2015年製作の映画)

4.2

映画は現実のつらさも楽しさも詰め込んだ希望の夢物語なんだって感じでもうとっても楽しかった。混沌と化していく人物相関図と地中海沿岸をバックにしたお洒落で豪華な画面が最高。

ジョンとレジナの物語(2013年製作の映画)

3.9

思い通りの愛に生きられなかった人への応援譚、という感じで総括をするとすごく良い話でした。
ただアトリ監督、結構…クセが強くて…
お菓子が突然擬人化されたりリス(?)の被り物のバックダンサーが現れたり…
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グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

4.7

料理、掃除、洗濯、料理、掃除、料理…
終わらないのではないかと思うほどに繰り返される日常シーンの積み重ねから家父長制やミソジニー(女性嫌悪)を鋭く描いた老若男女国籍問わずおすすめの一作!

充実のパン
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

さすがのリドリースコット。
第三者目線から描く愛憎劇のどこか冷めた雰囲気までキレッキレ。

トラックの洗車してるお坊ちゃんなアダム・ドライバーがとても良かった。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.7

そこかしこでファンの抑えた歓声やすすり泣きが聞こえ、静かな中でも観客が沸くのを感じて、ああ、映画館で映画を観るのって本当に最高だなと改めて思いました。
今この映画を劇場で観る1番の楽しみはそこかもしれ
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バジラーオとマスターニー(2015年製作の映画)

4.0

光の反射から影の落ち方、衣装のひらめき方まで全部計算してるのか?と思うくらい画面が美。美を浴びる映画。どこを切り取っても宗教画。
同日見た『心のままに』とは真逆をいく恋と愛の物語で、私はどうしても愛の
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無職の大卒 ゼネコン対決編(2017年製作の映画)

3.9

面白かった!
最初わりと大丈夫かな!?みたいな雰囲気だったけどどれだけ株が下がっても持ち直せるのは流石のダヌシュさん。
暴力で解決するのもいいけど(いいのか?)やっぱり話し合いも大事ですね。奥さんとも
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シャウト・アウト(2020年製作の映画)

4.0

タイガー・シュロフの華麗なアクションを中心にガンガン進んでいき、展開や濃厚すぎる弟から兄への矢印に対する疑問も敵ごとまとめて全部ロニーが倒していった。
ヘリと戦うために銃を手放したあたりで「まあ、やっ
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ライトニング・ムラリ(2021年製作の映画)

4.2

ジャッリカットゥにグレート・インディアン・キッチンと、今年は何かと話題だったマラヤーラム語映画のスーパーヒーロー誕生譚。
のどかな音楽とともにゆる~く進んでいくストーリーからの胸熱すぎるラスト20分!
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

マシュー・ボーン先生の念願の新作。
先生、レイフ・ファインズの趣味が合いますね。でもそこまでしてくれるとは思いませんでしたね。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

ベイビー・ドライバーを経てさらに洗練されたエドガー・ライトの映像と音楽の抜群のセンスは本当に最高だった。
トーマシンの1人ミュージカルは本当にかわいくて、アニャ・テイラー=ジョイの華々しい1人舞台は見
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.9

右を見ても左を見ても相思相愛なカップルばかりで、クリスマスに見るにもぴったりのロマンス映画でしたね

まばたかない瞳 バンガロール連続誘拐殺人(2018年製作の映画)

4.6

街を震撼させる殺人犯を追う捜査官のクライム・スリラー。
ダンスもアクションも詰め込んだ贅沢すぎる3時間は海外ドラマ1シーズン分にも匹敵する満足感!バラバラに見えた全ての要素が収束し、エンディングで全て
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ダマカ:テロ独占生中継(2021年製作の映画)

3.9

オリジナル版は見ていないけども精巧なリメイクなんだろう。
リメイクの域を出ていない気もするけどしっかりしたサスペンスで面白かった。
カールティク・アーリアンはもっと綺麗系のイメージだったけど、ハードな
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尋問(2015年製作の映画)

3.9

エンカウンターや尋問シーン、娯楽映画とかだと割とフワッとした描かれ方をしている警察の暗部が、ドラマチックをかなぐり捨てて描かれていてとてもつらいのだけど見応えがあった。
他州に働きに出たタミル人の見ら
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.9

わずか12歳でここまで達観してものを見れるようになってしまった少年の過ごしてきた時間や台詞があまりにも壮絶でつらくてずっとしょぼしょぼしながら見ていた。
赤ん坊があまりにも名演でした。

イングリッシュ・ミディアム(2020年製作の映画)

3.7

展開的には何度も、コメディとはいえそ、それでいいのか…!?と思ったりもしたけど、くだらない小競り合いをするイルファン・カーンはもう見れないんだな、でも笑顔がたくさん観れて良かったなと思いました。
あの
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響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

4.6

伝統音楽の映画だししっとりした気分で見た方がいいかな…なんて思ったら序盤からテンション爆上げマサラ上映なエントリーソング!!眩しいほど真っ直ぐな主人公が社会の障害を乗り越えて成長していく、少年漫画のよ>>続きを読む

ムンバイのバイオリン弾き(2016年製作の映画)

3.7

なんだろうなこれ、なんなんだこれ…?と思いながらもぼんやり見ていたらラストであ、そういう!?と思ったけどいや、やっぱりわかりませんでした。なんだろうな。

小石(2021年製作の映画)

3.6

東京フィルメックスオンライン配信にて。
メタファーがたくさんある映画なんだと思うものの私の読解力不足でイマイチ読み取れず…
74分と短い作品ですが、それでも30分くらいでまとめてしまった方がわかりやす
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マーリ(2015年製作の映画)

4.5

紹介ソングで「心があるのか」など既に散々な言われ様の鳩を愛する極道マーリの爽やかコメディ。
住民からみかじめ料をとってやりたい放題な主人公の非道を上回る非道にだんだん感覚が麻痺してきますね!後味もスッ
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双璧のアリバイ(2019年製作の映画)

3.9

完璧に証拠が隠滅された殺人事件、手がかりは1枚の写真だけ、容疑者のアリバイ崩しを巡って交差する2人の男の謎に翻弄される見事なクライム・スリラーでした。
たっぷり詰まった主演アルン・ヴィジャイさんの魅力
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.5

マーベル映画の最近の“いつもの感じ”と一味違ってとても良かった。
エモーショナルな関係性の百貨店。
1000年単位の時を生きてきた人外がわずか50年の付き合いを長い付き合いみたいに言うのがとても良いの
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火花-Their/火花/テリ ~スパーク~(2016年製作の映画)

4.1

ポスターの時点でヴィジャイさんが3人いるから3役なのかな?と思って本編を見たら3種類どころじゃないくらいいろんなヴィジャイさんが居てびっくりでした。
家族愛にロマンスからアクション、社会問題まで詰めに
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1000ルピー札(2014年製作の映画)

4.0

貧しくも明るく生きる未亡人女性が、選挙のためにやってきた議員から配られた賄賂の1000ルピー札で買い物をしたら思わぬ事態に。
静かで優しい前半と予想外の後半、持つ者と持たざる者の使える金銭や感覚の違い
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

4.0

お伽話に理屈と説明はいらないとばかりに展開するストーリーと設定(たしかにそもそも木が子どもになるにはそれくらいの勢いが必要)、ゾクゾクと出てくるのはギリギリかわいくないような気がするキャラクターでした>>続きを読む

MIRCHI/ミルチ(2013年製作の映画)

3.9

抗争と復讐が続き物騒な言葉が飛び交う村を舞台に、めちゃくちゃ強い短髪のプラバースがかわいさと強さを惜しみなく振りまきながら踊り、鉈を振るい、愛を説くバイオレンス・アクション・ラブストーリー。
アヌシュ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

男たちの語る、自分もこういうとこはちょっと悪かったと思ってるけど、みたいな物事を矮小化した視点の話と主人公女性から見た世界との認識のズレに思わず目眩がしたし、あんなに人々の歓声を聞いて醜悪だなと感じた>>続きを読む

Baaghi(原題)(2016年製作の映画)

3.9

Netflix英語字幕にて。
『シャウト・アウト』『タイガー・バレット』シリーズ一作目。
監督は『Heropanti』『ムンナー・マイケル』のサビール・カーン。
既にめちゃくちゃ強いちょっとチャラめの
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リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.7

子供たちのために頑張るやたら強いルピタ・ニョンゴと落ち目のバンドマンの主人公、ラストもほっこり。ゾンビはノロい派なのでノロノロ走るトラクターでノロノロ動くゾンビから逃げる姿が良かった。
ラストのかわい
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女神たちよ(2016年製作の映画)

3.9

どこまで行っても"男の世界の女たち"のお話なので、男たちが魅力的に撮られるほどに男たちが滑稽にも見えるし、これが監督による自虐なのか皮肉なのかよくわからないし、あのラストはハッピーなのか雑なのかもわか>>続きを読む

国境を越えてキスをして!(2020年製作の映画)

4.0

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭のオンライン配信にて。
ユダヤ人とドイツ人の同性カップルによる結婚騒動ラブコメディ。歴史に対する価値観や文化の違いに困惑したりしながらも愛に生きる2人がとにかくかわいく
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.9

良い映画だけどしんどい…と思いながら最後まで見て思いがけず元気が出たのでハッピーです。