パパ謎を解きたいさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.7

狂った時代に、狂おしいほど自分の意思を貫き通した男による、お見事なラブストーリー。
戦時下における凄惨な真実をモチーフにしていて、作品に厚みが出ている。
スパイって、何だろう?
女の幸せって、何だろう
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

前評判が高過ぎたかな。
ストーリーはよくできていて、伏線もしっかり回収される。
この撮影現場、よく見かけるよね。

風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.9

世界には、腐海が広がり、人々の住める場所がどんどん少なくなっていく。でも、腐海の中心部は、空気が澄んでいる。このパラドックスが、コロナ禍の私たちに示唆しているものは何なのか、問題提起されているように思>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

連続殺人事件、という盲点をついた作品。
原作には、「マスカレードイブ」という作品もあるので、参考にして欲しい。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.9

こういう役やらせたら、中井貴一の右に出る人おらんな。バカバカしさがちょうどいい。
次に、メキメキ実力つけてきてるのが、木村佳乃やな。昔は美人やったのに、上手に三枚目に転換したと思う。

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.0

おもしろい。英の映画っぽい痛快さがある。伏線がいっぱい散りばめられていて、最後の最後までおもしろい。

凪待ち(2019年製作の映画)

3.5

ギャンブルにのめり込む男は、あかん。大切なものをいくつも失ってしまう。
でも、本質を見て、わかってくれようとする人もいる。
平穏な生活に波風が立ち始める時、男は・・・

シャザム!(2019年製作の映画)

3.5

ゆる〜いヒーローもの。
外見はヒーローだけど、中身は14歳。
だから、常識はないし、発想は幼稚で、頭の中は女の子のことでいっぱいだったり・・・
完全無欠ではないところがちょうどいい。
ちょうどいいぐら
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

朝、目覚めると・・・
毎日、別の人物になってる。昨日は美人だったのに、今日はおじいちゃん、明日は・・・
法則はない。ただ一つ見つけたルールは、寝なければ変わらない、ということ。
そんな彼が恋をした。告
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FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

3.8

コロナ禍の今、謎のウィルスの流行によりパニックに陥る社会と人々を描いたこの映画は、衝撃的過ぎる。
ちょっとリアリティに欠けるけど、まあ、おもしろい。

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

4.0

おちゃらけ時代劇かと思いきや、現代社会に通じる教訓も悲哀もあった。いい意味で裏切られた。
偽りのない真っ直ぐな心こそが、人を動かすのだということを教えてくれる。
新しい「忠義」の形を堪能ください。

君の名は。(2016年製作の映画)

3.5

古くは「転校生」、ちょっと前は「あたしんち」、最近では「天国と地獄」。
入れ替わりものに失敗はない。
中でも、入念に準備された設定のクオリティが高いと思う。
街のリアルな描写ばかりがもてはやされる本作
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.9

21歳になったら、タイムトラベラーになる血筋という奇想天外な設定。タイムトラベルの仕方もユニークで、ゆる〜くておもしろい。お決まりの「現在の幸せが変わっちゃう」問題も、ほろっとしちゃう。真実の愛とは、>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.5

親に迫られる究極の選択。父親として望むのは?母親の望みは?
建築士として成功し、誰もが羨む幸せな家族。だったはずなのに、ずれ始める。
清原果那ちゃんが、いい演技してます。

エスター(2009年製作の映画)

3.8

違和感。何かが変。しっくりこない。
正直、そこまで怖くない。
でも、静かにその謎が明かされた時、電気が走った。思わず声が出た。
驚愕ホラーの秀逸作。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

何気なく歌ったビートルズのイエスタデイ。
さえないシンガーソングライターと小馬鹿にしていた家族や友人が振り向き、恋人が惚れ直す。
そう!この世界にビートルズは存在していない。
歌えば、大ヒット。あのエ
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.8

高倉健と、松田優作と、ケンシロウを足して3で割った感じの完璧ヒーロー。
訳あって町を出たアイツが、帰ってきた。
恋人のピンチに現れて、ギャングを蹴散らす。
ド派手な決闘シーンに、ヒーローはよく似合う。
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アウトサイダー(1983年製作の映画)

3.9

主題歌は、「STAY GOLD」。
若さゆえ、無謀なこともしてしまうけど、子どもは、みんなGOLD。
空を見上げる君も、夕日なんか見たことない君も、みんなGOLD。
でも、GOLDのままいられないのも
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誰も知らない(2004年製作の映画)

3.9

無責任で身勝手な母親、まったく頼り甲斐のない父親たち、無関心を決め込むまわりの大人たち。みんなダメ。
それに比して、健気に生きようとする、外の世界を知らない子どもたち。むげない。
誰もが助けることがで
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フットルース(1984年製作の映画)

4.1

あこがれ満載の青春映画。転校生、音楽が禁止された閉鎖的な田舎町、チキンレース、恋、そしてダンス。
いつも誰かに見られている、そんな窮屈さから脱げ出そう。自由に表現しよう。思うままにダンスしよう。そんな
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.7

関西弁のゆる〜い感じ、最高!
取るに足らない会話の中に、核心がある。
カレーの初日やで〜、これもノスタルジー、なのか?

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

こんなこと、映画にしていいの?
アメリカという国には、聖域やタブーはないのか!日本人の想像を凌駕する衝撃作。
小さな点と点が線につながった時、大いなる謎が解け始める。常識と秩序という根本原理が、瓦解し
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インターンシップ(2013年製作の映画)

4.2

ひょんなことから、おじさん2人組が有名IT企業(多分、Google)の入社試験を受けることに。
試験は、チーム戦。ポンコツ2人だけでは勝てる訳がない。でも、2人のウィットがなければ危機から這い上がれな
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.7

未熟であるが故に、時にクレイジーで、思索的で、病んでいる。
若さ故の、妬み嫉み僻み。
自分の青春を思い返しながら、大人になった常識人の自分が、共感と反感を繰り返しながら、見進めました。

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.7

タイトルに込められた意味や思いを探しながら、この作品を堪能してください。
いろんなテーマや課題が登場人物それぞれにあり、散りばめられた伏線が最後に回収されます。
この解釈で本当にあっているのか、見落と
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.9

浮浪者同然の生活をするストリートミュージシャンのもとに迷い込んできた一匹の茶トラ。彼(茶トラは男の子)との出会いにより人生が上向いていくのだけれど、様々なハードルもあって・・・
なんと言っても、実話に
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インベージョン(2007年製作の映画)

3.6

ウィルスに感染し、身近な人や世界中に蔓延していく様子が、現在とシンクロします。いかにして世界は平穏を取り戻すのか・・・

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.6

リーマンショックの発生メカニズムがわかりそうでわからない。
プラピの存在感は◎。でも、出番が少ない。

映画 鈴木先生(2012年製作の映画)

3.8

これまでの学園ものとは、まったく違う。感度の押し付けもない。子どもたちのリアリティあふれる演技がいい。
ブレイク前の北村匠海のあどけない美少年ぶりも見どころ。

大阪ハムレット(2008年製作の映画)

3.9

全編、関西弁。中でも、子どもたちのネイティブ関西弁が、感情をストレートに伝えてくれる。
トランスジェンダーに悩む少年が主役なのだけれど、そんな問題意識なく、分かり合える子どもたちのリアルでドラマチック
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地下鉄(メトロ)に乗って(2006年製作の映画)

3.8

タイムリープを繰り返す堤真一。
ちょっと雑な感じもするけど、ノスタルジックな親子愛に、涙が止まらない。

日輪の遺産(2010年製作の映画)

4.0

泣ける!
一途でけなげな少女たちに、心が揺さぶられる。
浅田次郎原作で、まあまあの豪華キャスト(堺雅人、中村獅童、ユースケサンタマリア、土屋太鳳)なのに、あんまり話題にならなかったのが、不思議でならな
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

4.4

愛犬を膝に抱きながら、この映画を観た。
もう、号泣。

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.9

巧妙なカンニングの話し、と思いきや・・・
この天才たちに騙されるな!
もう、始まってますよ。ご注意ください

死にゆく妻との旅路(2010年製作の映画)

3.5

みるみる弱っていく愛妻とのロードムービー。
それとは逆に深まっていく2人の愛。
後半、痛くて見てられない。三浦友和、他にやりようないのかな。不器用すぎるで。