YAZさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

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赤い雪 Red Snow(2019年製作の映画)

3.7

雪に閉ざされた閉塞感と雪の美しさ
のアンバランスで独自の世界を作ろうと
してる

この何ともならない感は邦画が好まれ
なかった頃には珍しくなく、私はそれらを
好んで観ていたので懐かしく観れたな

何故
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.0

そう来るか~って展開

一度猜疑心が生まれてしまうと壊れてしまう
自分が作った物語が真実になってしまう
人の深層心理を突いてはいる

けどあまり面白くないな
ピリピリ感がもう少し
エドガートンは演じる
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キング(2019年製作の映画)

3.5

シェイクスピアの戯曲を纏めて映画化

この時代のイングランドは自分以外
親も子供もすべて敵のはずなのに
そんな緊張感、狂気は感じられない今の空気感。

ジョエル・エドガートンが企画から参加してる
みた
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カンパニー・メン(2010年製作の映画)

3.6

勇気と信念ともう一つ。。。
どんなピンチに立たされてもこれを忘れなければ
必ず勝利する。
アメリカンスピリットって呼ばれてる強い意志
が良い具合に感じられる。

簡単に解雇されるアメリカ人だからこそだ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.5

また観る

さらに良かった
スパイク・リーは黒人でありながら
立ち位置が黒人寄りでなくフェア
なのが好き
30年前から変わってない

ホワイトパワーもブラックパワーも
根っ子は同じということか

それ
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.8

「ディスイズアス」を観てるので
ダン・フォーゲルマン繋がりで
また観る

周りから見るとクレイジーで馬鹿げてる
のが恋愛でしょって
原題どおりのそんな映画

もっとコメディ度が強い印象が残ってたけど
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スリング・ブレイド(1996年製作の映画)

4.8

とても良いしとても好き

貧しい境遇で育ち過ちを犯したカールが長い
服役を終えて出会った少年と母
二人の境遇もまた。。。

カールと二人の心の触れ合いがベースで
あるけど運命なのかまたもや

カールは
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.8

また観る

恋人、家族、友人の支えで人生を
やり直す話
アメリカ映画の定番中の定番ですね
もっとも得意とするジャンルなので
悪いわけがない

主人公の二人が心を病んでるのは
ユニークで、そのせいか前半
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

4.3

観たことすら曖昧で初見はイマイチだったよう。
改めて観ると面白い。
父殺しの復讐物語は客寄せのオマケで、19世紀中頃
のネイティブと自称するイングランド系アメリカ人
のアイルランド移民への差別と南北戦
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6日間(2017年製作の映画)

3.5

1980年に起きた駐英イラン大使占拠事件
をドキュメントタッチで映画化。

アラブとペルシャの争いに巻き込まれた英国の立場の難しさ。
国交の無いイランを救う(人質に自国民はいるけど)
という何とも言え
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ジャーヘッド(2005年製作の映画)

3.0

オープニングとエンディングの
ギレンホールのモノローグがすべて。
非日常から抜けられないある意味の悲劇

リアリズムでなく物語性がとても強い。
伝えたいことは分かるけど
戦場の緊張感とこの物語性はあま
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バーバー(2001年製作の映画)

5.0

傑作揃い、タイプもバラバラの
コーエン作の中で敢えて1本
選ぶとすればこれ。

事実と真実の違い
事実を追求すればするほど真実
からは離れる。
物語としての事実が一人歩きを始め
その物語が真実かのよう
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マーガレット(2011年製作の映画)

2.7

冒頭、カンニングを先生に咎められる。

人の正しい行為とはを突き詰めようと
したかなりな意欲作ではあるけど。

アンナ・パキン演じる主人公のキャラ設定
が普通ではないのでそっちに目が行ってしまい
肝心
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.7

また観る

人間の二面性って誰でも知ってる
ことを特別なことのように見せる

第三者の視点をところどころに
入れてるのもフェアで良い
アイデアの勝利かな

すごく久しぶりでも2度目の方が
さらに面白か
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.3

実在した森林消防隊をモデルにした話

消防隊員のエピソード、コミュニティの中での
消防隊の位置付け、家族への、家族の想い。
いろいろな感情が錯綜してなかなか良かった。
物語よりも隊員の方が心に残りそう
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.4

2019/8/30鑑賞

白人警官が黒人射殺
被害者告発でない切り口がユニーク
二人の幼馴染のさえない日常
少しずつずれる
差別と銃

舞台はオークランド
この街の今の映画でもあり
「物語」でないリア
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ゲット スマート(2008年製作の映画)

3.5

架空の諜報機関とロシアのテロリスト
の対決。
スティーヴ・カレルの芸達者ぶりが
楽しめるアクションコメディ。
コンビを組み華を添えるハサウェイも
悪くないし、ベテラン脇役陣もかなり豪華。

70年代ア
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ハッカビーズ(2004年製作の映画)

2.4

実存主義が何やらかんやらな哲学的な。
ほぼ理解不能。
私の頭の問題もあるかもしれんが製作者の
スキルの問題もかなりありそう。
志高くも表現する力及ばず。

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.5

クリント・イーストウッド観る

基本的にはイーストウッドが後に
多数作る名も無き愛国者を賛美す
る映画なのだけど彼らを利用しよ
うとする国家権力への批判もある
ようで何やらどっちつかずな感じ
は否めま
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ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男(2016年製作の映画)

3.6

予告だと南軍と激しく戦ったように見えるが
武力的にはそこまでではない。
黒人の権利を主張した一つのコミュニティーと
いった感じだけど時代背景からすると勇気ある行動。

南北戦争後も黒人への差別、虐殺は
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ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

3.1

ジェイソン・ボーンシリーズ3作目の裏で
起きていたCIAのもうひとつの闇。

彼らが潰そうとしている計画は今の世の中
を思わせるところもあり期待するも
後半は単なる逃走劇に。
結局は本家と何も変わらず
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.3

こういうことかと予想外の展開が
なかなかに感動的

本の力を多少オーバーに推し出し
てるけど読書好きにはさらなる想い
が伝わるのでは

ただ、よく考えると一番に伝えた
かったのかがボヤけてる感はあるか
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

3.4

基本は2作目と一緒で記憶が戻るのを
恐れた側がバタバタしてる。

このシリーズがもう一つ物足りないのは
ジェイソンを追う側が地味なとこで対決に
緊迫感が欠ける。

カーチェイスが見せ場のこのシリーズの
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.5

記憶が戻ってややこしくなるのを恐れて
ジェイソンを消したくなるんだろうけど
あそこまで追わなくてもな~の無理矢理
話をめんどくしてる感あり。
無敵ジェイソンは変わらず

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.0

ポン・ジュノの姿勢が問題。
食用に飼育されてる動物の環境が劣悪
なのは以前からの話でそれを酷いと言い
つつトンカツ喰ってたら何の説得力も無い。

愛護団体の過激な活動に問題があるのも
ずっと指摘されて
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.7

動の前半、静の後半という感じ。
ベネチオと少女の疑似親子的な見えない
繋がりがなかなか良い。

デジタル的でないハードな銃撃戦。
前作よりはエンタメ度高めでもアメリカ
国家の闇はキチンと提示してる。
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シリアスマン(2009年製作の映画)

5.0

大好きなコーエン兄弟の
数少ない未見作。

面白い。凄く面白い。
常識とされる行動が幸福に繋がるか?
主人公が数式で縛られる物理学
の教師という皮肉。

ユダヤ人であるコーエン兄弟の
ユダヤ映画でも。
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

メディアと国家権力は戦いなのだなと。
国防をどう考えるかによって印象は変わるかも。

一つかなり残念なのは「フィクション」と
言ってしまってること。
出演もしてる東京新聞の記者の著書を原案と
してるけ
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プレシャス(2009年製作の映画)

3.6

80年代後半のハーレム。
酷い話ではあるけど、教師、ソーシャルワーカー
と周囲の人の助けが救いになるのがアメリカ。
メイク薄目のマライア・キャリーが良かった。

当時も今もアメリカも日本も子供への虐待
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

壁崩壊直前、東ベルリンでの諜報合戦。
話はなんだかって感じだけど
シャーリーズ・セロンの格闘シーンと
ソフトなエロで退屈せずに観れる。
彼女を見るための映画。
これがスターってものなのだろうな

凪待ち(2019年製作の映画)

4.3

白石和彌の力業で魅せる。
香取慎吾演じる男は自分が言うように相当なクズ
であのアクシデントは基本的には関係ない。
過去に何かが有ったんだろうけど、そこには
まったく触れず。
多くのドラマなら過去にこだ
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.8

実話ベースに驚き。
山岳地帯での銃撃戦。
彼らのような勇気ある者たちに国は守られて
いるのだな。尊敬すべき男たち。

タリバン=アフガニスタンと思いがちなのは
アフガンにしたら気の毒だなとも。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.7

とても良い。
公開時の評判は間違いなかったよう。

コンプレックスを抱えた10代の子供たち。
殻にこもる。
そこから顔を出し同じような境遇の子たち
と繋がる。
それも進歩かもしれない。
けど、この映画
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ダーク・ブラッド(2012年製作の映画)

4.0

フランス人監督が作ったアメリカのネバダ砂漠
水爆実験を糾弾した映画。

アメリカに否定的なフランス人監督はともかく
出演しているアメリカ人はそれなりの意識を
持っているんだろうな。
不幸にも遺作となっ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

2.6

緊張感に欠けた普通な映画。
ドランでは一番に凡庸な気がする。
子役頼みも限界があるし、鍵になる二人
の男優にも問題がありそう。
ドラン信者は満足かもしれないレベルでは。。。

この映画だけではないが過
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