花香る豊かな季節へ。
個人企画、秋のミュージカルまつり第3弾。
巨匠ジョージ・キューカーがオードリー・ヘップバーンを主演に据えたロマンティック・コメディ。
日本公開日1964年12月1日。
●ボリ>>続きを読む
癒しの代償。
黒沢清監督。
和製サイコ・サスペンス。
X印が遺体に刻まれる殺人事件が頻発する。
それぞれの事件で犯人は逮捕されるが、犯人同士の接点はなく、動機もはっきりしない。
別々の事件なのか判>>続きを読む
仕事と結婚。
第11回札幌国際短編映画祭にて鑑賞。
ナショナル・プログラム。
日本、19分36秒。
上田慎一郎監督の舞台挨拶あり。
コメディ作品。
自主映画の監督が主人公。恋人の茜を主演女優に据え>>続きを読む
理屈じゃない。
ゴダール作品鑑賞2作目。そして初BB。
男女の間の機微を鮮やかに描いた作品。
劇作家ポールは、妻のカミーユを伴って、映画プロデューサーの家を訪ねるが…。
BBことブリジッド・バルド>>続きを読む
自然の声が聞こえますか?
第11回札幌国際短編映画祭にて鑑賞。
北海道セレクション。
日本、2分34秒。
今週は映画祭ウィークのため、通常上映作品も旧作も、ほとんど鑑賞できなかったので、ネタ切れ気>>続きを読む
何を育む?
第11回札幌国際短編映画祭にて鑑賞。
インターナショナル・プログラム
カテゴリー「人生はドラマ」
ハンガリー。24分55秒。
今週は第11回札幌国際短編映画祭。
短編ばっかりたくさん観>>続きを読む
消えない夏。
ミシェル・ゴンドリー監督。
少年達のひと夏の煌めきを描くロードムービー。
予告編で、手作り感溢れる移動要塞みたいなものが道を行くシーンを見て、鑑賞したくてたまらなかった作品。
今週は>>続きを読む
ある天才の虚脱と喪失。そして、その先。
札幌国際短編映画祭 特別招待上映作品。
ジャズの帝王、マイルス・デイヴィスが活動を休止していた1970年代後半。
彼の復帰を巡る、ある数日間のエピソードが、回>>続きを読む
生きているから殺すこと。
生きているから救うこと。
1994年のルワンダ虐殺を題材とした、実話ベースの作品。
民族の垣根を越えて、多くの命を救おうと奔走したホテル支配人の物語。
ドン・チードルのマ>>続きを読む
さよなら、人類?
キューブリック監督。
冷戦時代の過熱する軍拡競争を背景に描かれた、核戦争を題材としたブラックコメディ。
タイトルから、てっきりマッドサイエンティストの話がメインかと思いきや、冷戦>>続きを読む
風が吹けば桶屋が儲かる。
この映画は公式によれば、ラグジュアリー・サスペンスなるジャンルだそうな。
ぜいたくなサスペンス?
セレブの暮らしぶりなんかは描かれているけど、ちょっとピンと来ないかな。
私>>続きを読む
映画の力を信じて。
カンボジア映画。同国初の女性監督による作品。
舞台はプノンペン。女子大生のソポンは閉鎖されている映画館で偶然古い映画を見た。その中に、主演女優を務める母の姿を見つける…。
本>>続きを読む
スター達の夢のあと。すべてを歌にのせて。
個人企画、秋のミュージカルまつり第2弾。
ミュージカル映画の総本山、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)社創立50周年記念作品。
主に1930〜195>>続きを読む
恋の誓いは刻まれて。
ジャック・ドゥミ監督、カトリーヌ・ドヌーヴ主演の名作ミュージカル。
戦争に引き裂かれた若き男女の恋物語。
個人企画、秋のミュージカルまつり第1弾。
例によって飛び石鑑賞ですが>>続きを読む
遅くとも、一番強く、光るとき。
佐藤泰志原作による函館三部作の第二作目。
私にとっては三部作、最後の鑑賞作。
三部作では一番好きかもしれない。
でも、どれも良作だった。
佐藤泰志の描く世界は醜さが>>続きを読む
スパイと美女と銃弾と。
過去の名作を日本公開日順に観ていく「名作巡りの旅」(初めてちゃんと説明したような気がします)にも、ついに007が登場!
何をもって名作としているのかは永遠の謎なのですが、今回>>続きを読む
凝り固まった心をほぐす、神様のお導き。
エリート外科医の教授と型破りなムショ帰りの神父。
対照的な中年男2人が巻き起こすドタバタコメディ。さらには家族のあり方、大人の友情、心の豊かさまでも問われる人>>続きを読む
レンズ越しの愛を探して。
イングリッド・バーグマン生誕100周年記念ドキュメンタリー作品。
愛と映画に生きた大女優、バーグマンの足跡を辿る。彼女の魅力とは。
出演作やトーク番組のゲストとして登場し>>続きを読む
心とフトコロが寒い時こそ胸を張れ。
大阪市西成区、あいりん地区(釜ヶ崎)。
いわゆる日雇い労働者の街。
この街に住む子供たち、あるいは親たちのための施設がある。それが「こどもの里」
本作は、この施設>>続きを読む
生きてきたことの証明。
実際に起きた航空事故を基にしたドラマ作品。
乗客は奇跡的に全員生存。英雄として讃えられる機長。だが、その判断は本当に正しかったのだろうか…。
IMAXで鑑賞!
航空アクショ>>続きを読む
垣根を越えて、目指すべき関係。
すごく多くの方が観ている作品。
余計な説明は省いてさくさくと行きましょう。
前半はとんとん拍子に話が進みすぎて特筆すべきところは感じられなかったのだけど、見どころは>>続きを読む
あの星の瞬きに。
トルナトーレ監督。
高名な天文学者と女子学生、年の差はあるが恋人同士の2人。病に冒され、自分の死期を悟った学者は恋人のためにメッセージを残す。
観るものの心の清らかさを問われるよ>>続きを読む
恋愛ルールその1、特になし。
初トリュフォー。そして初ジャンヌ・モロー。
無軌道な奔放さをもって恋に生きる女、カトリーヌと、彼女に翻弄されるジムとジュール、3人の男女の恋の物語。
まずは話のテンポ>>続きを読む
汀に寄する白波も、薄紅にぞなりにける。
もう9月も終わりで、むしろ寒いくらいですが、納涼ホラー鑑賞。今年はこれで一区切り。
「切腹」の小林正樹監督作品。
カンヌ国際映画祭、審査員特別賞受賞作。>>続きを読む
抑えた情念、純愛の深みの中で。
成瀬監督作品、鑑賞6作目。
戦争で若くして未亡人となり、夫の実家を苦労して切り盛りしてきた女と義弟。秘めやかに惹かれ合う2人の繊細な機微を描いた作品。
良い意味で安>>続きを読む
誓いは歌となり、やがて世界に響くだろう。
パレスチナ映画。
監督は「オマールの壁」のハニ・アブ・アサド。
ガザ地区出身の歌手、ムハンマド・アッサーフをモデルとした、夢を諦めなかった青年の物語。
「>>続きを読む
ビートルズが帰ってきたヤァ!ヤァ!ヤァ!
ポップ・ミュージック史上、最大のムーヴメント「ザ・ビートルズ」
彼らがツアー活動を精力的にこなしていたキャリア初期から中期にかけての映像を中心としたドキュ>>続きを読む
叫びと慟哭。
李相日監督の人間ドラマ。
ある殺人事件に端を発する心の群像劇。
「悪人」が良作だったのは間違いないのだけど、そのストレート過ぎるテーマと描写(例えるなら、いたずらをした後に先生に説教>>続きを読む
それでも人は、寄り添いあって。
佐藤泰志原作作品、函館三部作の1作目。
架空の港町、海炭市に暮らす人々を描く群像劇。
ガマンできずに、三部作の最終作「オーバー・フェンス」を先に観てしまったので、改>>続きを読む
恋と事件が謎めいて。
オードリー・ヘップバーンとケイリー・グラントによる、コメディタッチのサスペンス&ロマンス。
資産家の若奥様が旅行から帰ると、部屋はもぬけの殻で、おまけに主人は死んだという。さら>>続きを読む
わたしたちは、ここにいる。
実話ベースの教師もの。
落ちこぼれクラスを熱意たっぷりに導く教師、マダム・ゲゲンと、彼女の元で変わろうとする生徒たちの物語。
教師ものは高確率で泣いてしまう私。
特に、>>続きを読む
恐怖と絶望、あるいは希望と。
1970年代の南米チリ。
慈善団体にカモフラージュされた拷問施設「コロニア・ディグニダ」への、恋人を救出するための不屈の潜入劇。
実話ベースの作品で、良質なサスペンス>>続きを読む
宇宙はサヴァイヴ。
うなるほど皆さんのレビューがたくさんあるので、ざっくりと感想を。
久々に大作の娯楽映画を観たけど、まあまあ面白かった。相変わらずのSFオンチなので、細かいことは気にしない(気に>>続きを読む
今までの、これからの自分を乗せて。
函館市民映画館シネマアイリス。
そこの代表を務める菅原和博氏が企画した、函館出身の作家、佐藤泰志原作による三部作の最終作。
三部作にストーリー的につながりはなく>>続きを読む
恋心、異国の風に抱きとめられて。
クロード・ルルーシュ監督。
インドのフランス大使の妻、アンナ。
独身だが美しい恋人がいる映画音楽作曲家、アントワーヌ。
映画の撮影で、インドで出会った2人。アンナは>>続きを読む
ココロのスキマは、埋まらない。
一見幸福そうな家庭の主婦、小夜子。
引越し先で通い始めた美容院の若き美容師、海斗と知り合ったことにより生じた、心の歪(ひずみ)を描く物語。
美しき人妻ストーカー、小>>続きを読む