小骨さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

小骨

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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.8

体調悪いときに見るものではなかった…
チラシの文言を読んでなかったせいもあって、話への理解が遠いままひたすら静かなのは辛かった…
静の表現を全力で楽しめるタイミングでないと眠気で死ぬ。

映画でしか体
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対峙(2021年製作の映画)

5.0

映画って何か時間を含む外因的なものでカタルシスを推し進めることが多いけど、
この四人がいる部屋の中で、向き合い続けること、何かを求めて話し続けることが、とても刺さった。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

スラムダンクをミリしら状態で見に行ったけど、凄い迫力だった。
CGなのにあれだけ重心移動するスポーツを、それも背景をヘタなエフェクトで隠したりせず全員が映るようなカメラで撮っていく。すげぇよ…すげぇ…

(2018年製作の映画)

5.0

何かできる力を一つ手に入れただけで、それで何ができるかを考えてしまって今までの自分の価値観が少しずつ崩れていく様をありありと描いた作品。
とても素晴らしい。

異物 -完全版-(2021年製作の映画)

4.5

「異物」
やっぱり思い返すとすごい映画なのかもしれない。
異物感を描くのに、演出の差として、
起きてコーヒーのためにヤカン火にかけながら換気扇の下でタバコ吸って、湯が湧いたら火を消していつもの場所のミ
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

5.0

記憶を失った人への救済が、新たにいろんな経験をノルマとして積んでいくことで、再度社会的境界側面を構築させるという設定はとても面白かった。
しかし、記憶を失うということは、いつもすぐそばに昔の自分と向き
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.8

「bloody milkshake」
コテコテの女性キャラで固めてコテコテのアクション映画造るのは気持ちよくていいわね。

スナッチ(2000年製作の映画)

4.8

スナッチ
クッソテンポのいい群像劇。しゅごい。
治安が悪い街の中で治安の悪い男どもがほいこら暴れ倒すんだけど、キャラが多すぎで全然名前覚えられないのにみんな癖の強い動きしてて、めちゃくちゃ楽しい。
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ゴーストライダー(2007年製作の映画)

3.8

ゴーストライダー
安定して楽しめるいい作品だった。
ヒーローなのに武器が相手の罪を相手の魂に突きつけるっていう湾曲的かつ一発致命なのがとてもいい。

あと頬まで髭まみれになってるのにおじさんがイケオジ
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人肉村(2020年製作の映画)

3.3

人肉村
C級を覚悟して見たけど、そこまで悪くはなかった。
なんというか、監禁犯も大変だなぁって気持ちになる妙な作品だった。

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.8

神々の山嶺
そこになにもなくとも山に登ることをやめられない登山家の精神性を描いた作品。
山の厳しさをひたすら教えられる。
最後まで登る意味はハッキリしないけど、個人的には「山という容赦なく分け隔てなく
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BAD CGI SHARKS 電脳鮫(2019年製作の映画)

3.8

badcgiシャーク
ちょっとテンポと演出に癖があるけど、ハマればめちゃ面白い超低予算サメ映画。
最後に流れる「こんな映画を作ってもいいと思わせてくれた、世界に溢れるクソ映画に感謝!」というのに感動し
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.3

「非常宣言」
某宇宙飛行士のパニックホラー並みに「えぇ…一個一個にパニック起こすためとはいえ、君らの立場でその程度の想定とオプション用意してないのは流石に状況整理を捨てすぎやろ…」みたいなのを除けば、
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

4.7

ポゼッサーの監督の父の作品を見てみたくて見たけど、さすがって感じ。
CGのない時代に低予算であの手この手でカッコよくてショッキングな映像を作り出してるのめちゃくちゃ凄い…
カメラ含む演出がすげー凝って
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.0

「バイオレンとナイト」
すげーテンポよくて、すげーおもしろかった。
サンタものとして、コミカルにケレン味たっぷりにキャラが立ちまくってるキャラどうしのあけすけな欲望の汚さのぶつけ合いとかホームアローン
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.2

「ヒトラーのための虐殺会議(原題:ヴィゼー会議)」
二時間弱、フルに政治劇、いいですね。
議事録をベースに起こしてるって言ってたけど、部屋移動して個室で話したり、議事録の付け方についてちょこちょこ言及
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

4.3

「母の聖戦(原題:市民)」
何言ってもネタバレになるけど、
一人のプレイヤーとしての限界みたいな話すき。
母という視点で、娘を誘拐犯から取り戻すという何を犠牲にしても映画的にはゆるされる理由を持ってし
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

4.5

「ピンククラウド」
おかあちゃん、希望が見えるから耐えられないんやなって。
諦めることは大概の作品の文脈において悪いことのように描かれるけれど、それを当然とする新世代はそこの文脈の前提すら知らないから
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

4.2

「仕掛人藤枝梅安」
普段洋画が多いので、懐かしい古き良き日本映画感がした。
盛者必衰はいいねぇ。
こたつのシーンメチャ好き。
(だからこそ、Cパートマジで余計だったのでは感はある)

力を使うものと力
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#マンホール(2023年製作の映画)

4.2

「マンホール」
想定してたより全然話がしっかりしててめちゃ面白かった!
今後日本でもこういうワンアイデアもの固定シチュ低予算ホラーが増えていって欲しいわね!

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.2

「呪呪呪」
敵役とほぼ同じことしてても主人公が一方的に非難していくのがちょっとアレだけど、韓国映画にしてはすっきり系で良かった。
パワー系全力ダッシュゾンビが数で押し込んでくるのいいですねぇ。
土に戻
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シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

2.8

「シャドウプレイ完全版」
時系列が凄いぐるぐるするのと場面とカメラが荒いのと、あと人間関係が究極にドロドロなせいで顔と名前が一致しなくてめちゃくちゃ見るの大変だったけど、すごい話だった…
事実に基づく
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バンバン!(2014年製作の映画)

4.5

「バンバン」
え?えっちでは?
イケメンがすぎると思ってたけど、えっちでは?
踊りが相変わらず凄いなぁと思ってたら、ド直球えっちでは?

(あとは、主人公もヒロインも西洋系よりかも?とか、ナイト&デイ
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Sin Clock(2023年製作の映画)

2.3

sin clock
ミステリはテンポと伏線が難しいね…
テンポが良くないからどこに注視していいか分からず、緊張感と達成感の演出がうまくいってなくて盛り上がりの場所がスカされた感じになって、伏線の貼り方
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バビロン(2021年製作の映画)

5.0

・バビロン
朝イチで観て、眠くなるどころか疲れを忘れる3時間だった…
恐ろしい熱狂と情熱の映画だった…素晴らしいね…
ブラピ最近凄いいい役多いね…
円盤買おう…

ノベンバー(2017年製作の映画)

3.0

暗くて寒くて人の欲がつくばったような世界観だけど、
その中で、愛がその均衡を破ったり破らなかったりする話。
原作がめちゃ売れてたらしいけど、
どこまでも足を引きずり合う人の姿も、その中で自分の愛を達成
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

3.3

「キラーカブトガニ」
そつのない作品だった!
C級ほどクソ感はなく、展開の雑感をちゃんとしっかりテンポと演出で押し流すこなれた作品だったんだけど、
最後の急展開もコメディタッチで許されるレベルの演出に
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

2.5

・アバター2
まず初めに、すごい金かけてすごい生物造形と映像美を作れていることは確か。
けど、展開が雑すぎて世界観まで壊してる感。

個人的には、ハリウッド版のフルCGナウシカをクッソ金かけて作ったけ
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ムカデ人間3(2014年製作の映画)

4.0

・ムカデ人間3
所長が時間一杯フルに楽しそうで何よりです!
コメディとしてのテンポは3作中トップなんじゃないかな。前作前々作とはちがうスキッとした仕上がりだった。
ちょこちょこ国歌流れるたびに笑ってし
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ムカデ人間2(2011年製作の映画)

3.8

・ムカデ人間2
感動のエンディングで終わるとおもったんだけどな…つらいな…
でもな…最後までやりとげるのはエライと思うぞ…
湿度高めなコピーキャットものとしては、そこそこ素晴らしい仕上がりだと思う。
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ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.5

フランス映画らしく、最後まで見てもすっきり全部は理解できない映画。
微ネタバレの個人的解釈はコメント欄に。

フォーリー・アーティスト(2017年製作の映画)

4.0

すごい勉強になると同時に、すごい食っていきながら技を磨いていのがく難しい職業なんだなぁって、ちょっと物悲しくなりました。
絵や文字や演技、音楽なんかならまだ人に評価してもらいやすいんでしょうが、SEは
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トレマーズ(1990年製作の映画)

4.5

モンスターパニック系だけど、話の流れがすっごいしっかりしてて、テンプレ感もなく飽きずに楽しめた!
あと噂に聞いてたプレッパーなバート夫妻以外にも、みんなキャラが立っててテンポよく暴れてくれるのでそれも
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ムカデ人間(2009年製作の映画)

3.0

それなりなマッドサイエンティストものだった。
先頭のヤクザの圧が強いの、海外から見たらどう映るんだろうか気になる。

ムカデ人間の試作一号は構造的な欠陥を抱えてたのが悲しかったですね…
2、3に期待し
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.1

とりあえず物語の台詞回しとカットのつなぎと音楽と画作りのハーモニーが、カタチとしてとても美しかったけど、
それぞれの要素の映画としてのメッセージ性はかなり解釈が分かれると思う。
ので、ネタバレ解釈はコ
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.5

「マッドゴッド」
マッド(Not For Human)ゴッド仕草たっぷりで楽しかった!
BLAME!とかJUNKHEADとか漫画版ナウシカが楽しめる人なら楽しめるんじゃないかな。

さすが恐ろしい経歴
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