わるたさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.9

ロストケアをきっかけに思い出して投下。
有能で献身的な看護士が、実は連続殺人犯だった。
実話ベースなのが怖い。
足のつきにくい無作為な手口が怖い。
隠蔽されていくプロセスがさらに怖い。

正体が大量殺
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プロジェクト:ユリシーズ(2021年製作の映画)

3.0

見逃して気になってた作品。

SFだが宇宙が舞台ではなかった。
地球の環境悪化で
太陽系外惑星に移住を試みた富裕層が、
移住先に見切りをつけて
地球への帰還を模索する。
環境探査を行う地球上で物語は進
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

部署の命運がかかったやっつけプレゼン。
胃が痛かった。
腹の出たマットデイモンがなぜかかっこよく見えてくる。
デザイナーのおっちゃんがいい味してた。

ワンオブゼムか、オンリーワンか。
選ぶ理由、選ば
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.7

すごいものを見てしまった。

グッド・ナース、死刑にいたる病、PLAN75、
そして実際の某事件を連想しながら見ていた。

斯波の澄んだまなざしは、
サイコパスでも狂信者だからでもない、
当事者の信念
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.0

ひゃだちょっと泣いちゃったじゃない。
ワンコがもっと腹立つキャラかと思いきや、
ひたすらいじらしすぎてたまらん。幸あれ。
声優交替したヤマコーもよかった。

何より!
津田健次郎津田健次郎津田健次郎お
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

評判がよいのでIMAXで鑑賞。
予告編からB級だと思ってたら違った。
とてもよい娯楽冒険活劇。
一周回って新鮮だった楽しかった。
世界観が作り込まれていて、
ロケもCGもよかった。
皆それぞれどこかポ
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.0

命をかけた出任せ。
ナチスの収容所に入れられたユダヤ人が
ペルシャ語を学びたい幹部の大尉を騙して
でっち上げのペルシャ語授業で生き延びていく。

設定聞いて、どういうこと!?と気になってた。
明らかに
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

いやもうワロタ。楽しかった。
頭空っぽにして一杯やりつつ見たくなるやつ。
ニコラスケイジ演じるニックケイジ。
スランプ、妻子との不和、多額の負債。
エキセントリックな映画フリーク。
虚実が入り交じり、
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

4.2

古本屋の老主人と、本好きな移民の少年の交流がじんわりと染み入る作品。
店主の厚意で借りた、たくさんの本を読み進むにつれて、思慮深くなっていく少年の瞳。
本の中に描かれる善いもの、美しいもの、強いものに
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.8

初日の賛否両論に震えつつ鑑賞
わりと好きなやつだったよかった

冒頭だけで納得のPG12
昭和。これは昭和だ昭和のリファインだ
テーマソング復習しててよかった
サイクロン号超かっこいい
ライダーキック
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

やたら口コミがよいのにつられて鑑賞。
正直ノーマークだったのに!伏兵!
これはいいものを見た。
音響の良いSAIONを選んでよかった。

漫画だと読者が勝手に脳内で最高の音楽をイメージしてくれるけれど
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ICE ふたりのプログラム(2018年製作の映画)

3.6

アレクサンドル・ペトロフ目当てで鑑賞。
いやあ華があった。
破天荒なキャラを魅力的に演じていた。
君だって十分スターよ、と思いつつ見ていた。

昭和の少女漫画のようなスポ根恋愛ストーリー。
唐突に挿入
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.2

楽しい!!すごく好きなやつ!
Mr.ノーバディが大好きな自分にはドンピシャ。
やさぐれ酒飲みサンタの行動の根底に
子どもへの愛情が常にあるのがとてもよい。
子どもの頃の気持ちを呼び起こされる悪党もよい
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

これは他人に薦めづらいw
絵面のシュールさに困惑。
俺たちは何を見せられているんだw
しかし謎の感動は確かにあるのが判断に困る。
まさかちょっと泣くとは思わなかった

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

5.0

主人公である父親の状況を知った上で鑑賞。
泣ける作品なのはわかっていた。用意したポケットティッシュが空になった。
何気ない日常の一瞬一瞬が貴重で、冒頭からそれだけで泣けた。
幼い息子を遺して逝かなけれ
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

3.6

コロナ禍前に制作された内容とその後の世界の符合にまず驚く。
ある日突然急激に狭くなってしまった世界。
たまたまいた場所に留め置かれて、家族や友人とも離れ離れに。
独りで、あるいは居合わせた人と、人生を
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

音楽のかっこよさに惹かれて見たが、予告だけでよかった…
冗長な部分が多すぎる。
わざわざよかった探しをしなければならない。
砂金探しじゃないんだから。
ネリーの煌めき、ジャックの栄枯盛衰はよかった。
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.2

勝手に愛憎や裏切りを予想してなんか申し訳ない。
薄汚れた危惧に反して、善良な人たちばかりの物語だった。
とてもよかった。
愛ってのは独り善がりな自己満足かもしれない。
だからこそそれが届いた瞬間が貴重
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.6

とても嫌な汗かいた。手汗やばい。
自分で見に来た映画なのに
「やめてー許してーもう帰してーー」
という気持ちだった。消耗。

PV稼ぎのため極端に走って破滅する軽率なユーチューバーにはあまり同情しない
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

人生の残り少なさを意識し、より有意義に生きようとした←わかる
僻地の隣人の教養の低さに嫌気がさした←わかる
お前とは絶交。二度と話しかけるな←ひどい
話しかけたら俺の指を切り落とす←????

嫌悪と
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

4.0

初日レイトショーでIMAXを鑑賞。
朝から情報を遮断して行った甲斐があった。
上弦のキャストはそう来たか!と唸らされた。
童磨のウザさとかわいさがマシマシで、好きになりそう。
半天狗は、あれはお一人で
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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.3

才能にはそれにふさわしい場所が与えられてほしい。
現実には、貧富の差や階級社会が立ちふさがるわけだが。
荒っぽすぎる障害に敢然と立ち向かった教師の話。
貧しさで学問の道を諦めた自分の轍は踏ませないと奮
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

新感染メーデー風味。
着陸前に管制へ根回ししときましょうや。
限りある燃料を大切に。
予想に反して終盤では泣かされた。
そんな方向で来るとは思わなかった。
日本はそんな荒っぽい国じゃないよなあ…

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.9

エンドロールが始まって、思わず「は!?」と声が出た。
多くの謎が残る。
理不尽な、あるいは当然の報いとも言える帰結。
怪異とはそういうものかもしれない。
異形の子供アダは思いがけずかわいかった。
上映
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

ドウェイン・ジョンソンの肉体の説得力を十分に生かした作品。
ただ、全世界に対してそこまで腹立てなくてもよくないかな、アダム君。
予告にあったあのシーン、本編にはありませんでしたよな

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.9

リアタイ世代。
あのデビューは鮮烈だった。
公開を楽しみにしていた。

ボラプほどの爽快感はないが
エルヴィスほど胸糞でもない。
うまいことまとめた感。
つくづく歌がいい。
アップテンポで楽しげなあの
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モービウス(2022年製作の映画)

3.9

生を渇望する友に
理性ある死を突きつけられるのか。
運命共同体のような親友だけによけい
残酷な決断だった。

ずっと病に苦しんできた人生、
血清を得て初めて
快調という感覚を知るのが切ない

ヴェノム
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

(2023.06.10加筆)
鑑賞21回目を機に評価点を修正
終盤の手に汗握る攻防と、
ドンピシャの劇伴がやみつきで何度も足を運んでいる
毎回赤木に泣かされる
これだけ吸引力のある作品は満点にふさわし
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

初めて予告編を見たときから楽しみにしていた。
期待にふさわしかった。満足。

窪田正孝の影のある演技がよい
ようやくつかんだ幸せの儚さを強く感じた
ボクサー役にとても既視感。
ヤク中の娼婦と恋に落ちる
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

すずめが旅立ったのは
扉を開けてしまった罪滅ぼしと思ったら
えっ、ソウタさんへの恋愛感情だったの???
惚れるきっかけ弱くない???
…と、そこがハマれなかった

ダイジンがかわいい
神や精霊の類は、
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

3.9

これは。勝利なのか敗北なのか。
幕切れのそのあとを思うと暗い気持ちになった。

混乱もなく従容と死を受け入れる終末は
『渚にて』のような上品さを感じた
略奪がささやかすぎて苦笑い。

子役、特にアート
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

不穏だった。狂気にあてられた
あまり口に合わなかった
自分はチーズバーガーでいいです
理不尽な顧客に日々悩まされている人はスカッとするかも

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.3

被害者がいかにも薄っぺらい嫌な男で、
同情する気になれないのがストレス軽めに見られてよかった。
結末には快哉を叫んだ
てっきり○○○がやったんだと途中まで思ってた
振り返ってみればところどころに伏線が
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.9

理想的に見えて、どこか不穏なものが漂う日常。
目をつぶっていれば安寧の日々がすこし羨ましく感じた。
これはどこ?時代設定はいつ?という疑問に
とても納得のいく種明かしだった。
それはあの人生には戻りた
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.9

とても軽い気持ちで楽しめるコメディ
かっこいいのにウザい気が合わない元夫婦を主役が熱演
美しい自然の中でのバカンスや
エキゾチックな結婚式を
疑似体験できて楽しかった
結末は予想のつく大団円
あの年で
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プリンセス・ダイアナ(2022年製作の映画)

3.7

スペンサー ダイアナの決意の前に見たかったが、都合によりこちらを後に鑑賞。
答え合わせのような気持ちで見られた。
おとぎ話のようなあの結婚式はよく覚えている。
子供心にとてもロマンチックだった。
しか
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