津波のように押し寄せてくるゾンビは不可抗力で、むしろ人間同士のエゴの闘いのようになる展開が良かった。ゾンビはというとパイを投げつけられたり遊ばれててちょっとかわいそう。笑。まあバカにしてると喰われるん>>続きを読む
「死神みたいな奴だな!」と思って観てたら本物の死神だった。もはや人間的な存在を超越した概念的なもので。会う人会う人みんな事故にあって死んでるみたいなものだった。
ハラハラドキドキ感を味わう映画として優秀すぎた。これがどういう映画なのかっていうのは無意識に考えちゃうことだと思うけど、それが意外と最後まで読めなかったのが良かったのかもしれない。自分がブライアンデパ>>続きを読む
SF映画の金字塔になる作品って作者の意図は一先ずおいといて、色んな解釈を許す深さがあるよね。それがあるかないかで「ただのB級」になるか割と分かれると思う。それはラストの解釈だけじゃなくて、隠喩的な面で>>続きを読む
ほぼ集団ヒステリーに近い狂気。もはやなぜ殺すかも分からなくなっちゃってて殺すことそのものが目的と化す。恵まれない環境や希望の無い未来から生まれる不満のエネルギーを晴らそうとする。時々考えるけど「赤信号>>続きを読む
ダイナミックで躍動感ある映像。70年代の1つのコミュニティの景色や服装を再現しているのに全然古臭さが無い。かといって、やりすぎてわざとらしいコスプレ感があるわけでもなくて、今も彼らどこかの空のプールを>>続きを読む
大袈裟でおもしろい、し怖い。ディストピアものの傑作って好みなのが多いな。
これは劇の映画なのかドキュメンタリータッチなのかのメタ的な部分が分かりづらい。「フィクション」と「ノンフィクション」について特別な思いがあるのでしょうか。しかし、コミュニズムについてまるで知らないとい>>続きを読む
原作とはまた違うんだけどシュヴァンクマイエルはルイスキャロルと共鳴する部分があるんじゃないだろうか。アリスを映像化するならこの人しかいないというぐらいに。この世界観忘れられない。
ディカプリオの演技がとても良い。ギルバート(ジョニーデップ)がとにかくかっこいい。好きなタイプのイケメン。小さな田舎町の良さ、美しい景色と共に独特の閉塞感や利便性の悪さがえがかれてる。これ環境が変わら>>続きを読む
これは怖すぎるし悲しすぎる。早く忘れたいけどきっともう一度観るだろう。
自由権なんて考え方がなかったらこういうこともありえるよね。世界がそっちの方向に行かなくてよかった。そんな国もあるけど。未来もまだ分からないし。
細かい引用などは分からないが二人のムードは妙にリアル。「軽蔑」って一度覚えたら前と同じ感覚には二度と戻れないよなぁ。
グロテスクでシュールな世界観が魅力的。そんなにドぎつい映像ではないと思う。本人曰く「皮肉や揶揄をしてるつもりはない」というが、それこそが強烈な皮肉である。ある意味そんな作品達とは一線を画したMV「アナ>>続きを読む
怪物の見た目が良かった。にしても、原作の重要な部分をことごとく取っ払ってるのはなぜなのだろう。
前半はこの苛々する夫婦の個人的な話をずっとみせられるのかと思ったけど気がついたら割と壮大な週末の物語になっていた。衝撃的な映像、長い詩と台詞とジョークとそこに含まれる意味と情報がめちゃくちゃに多いので>>続きを読む
めっちゃ単なる敵じゃなかった。原作も傑作なんだけど映画のフランケンシュタイン的アプローチ素晴らしい。
無意識だったり非現実的なものが飛び出してくるのにリアルを描いているところが好き。その二つが混在している。つまり、サツキとメイにとってはファンタジーなのに大人にとっては何気ない光景(猫バス=風)。また、>>続きを読む
妄想を映画化したって感じで良かった。トゥルーロマンスっていう題名が良い。
揺さぶられました。 紀子さんが素晴らしいんだけど最後のほうで説明するシーンが個人的にはちょっと要らないと思った。あれが無くてもかなり十分に伝わっていたので。
序盤から誰が本当に怖いのか、何が本当に怖いのか分からないけどだからこそ不安を煽られる。逆にラストのほっとする感じなんだろうってくらいそこまでが怖い。
前半は兄弟特有の閉鎖性みたいなものに閉め出されてる感じでうまく入り込めなかった。画がよい。
家族の愛を知らない男(どうしようもない)が母性的なぽっちゃり天使と出会ってどうこうのはなし。人間の本質をあえて過剰に描いているので、観ている人が主人公にどうしようもなく腹が立つのは当たり前のことで、と>>続きを読む
原作との細かな違いは良いとしてそこで新たに提示されたイメージにあまり魅力を感じなかった。悪い意味で現代的な感じがしてしまった。
原作に対して思い入れがあると危険!
大人(母)の勝手な都合で預けられ、大人に振り回される。ストライキなんてまさに大人の事情の象徴みたいなもので、とにかく地下鉄が見たかった少女にとってはストなんて知ったことかというはなしである。でも、そこ>>続きを読む
全体的にゆったりと虚無が流れている感じや、実態の掴めない享楽を求めて旅をするところがヘミングウェイの『日はまた昇る』と少し重なった。確かなことは分からない。
久しぶりに観返したらショットとかものすご>>続きを読む
このなんとなくジメジメした感じ学生時代にあった違和感。
桐島の存在は正直、観てる側と映画部にとってはどうでもいいのだけど嫌でも巻き込まれていく感じ。
だからこそ”反逆”のシーンが最高。
パルプフィクションほど巧妙ではないけどより初期衝動に溢れている感じ。無駄話や長回しの部分は時間がゆっくり流れ、かと思えば順を追わずバシバシカットで魅せていくセンスは好み。
演説のシーンはかなりストレートなメッセージだが基本的にはやっぱり皮肉めいているところが好き。