らさんの映画レビュー・感想・評価 - 31ページ目

ら

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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.5

快楽的で面白いしかっこいい映画。だけに、複雑な気持ちになる。というか、ならなきゃ変だよね?

2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

4.5

『インターステラー』つながりで再見。正直一度しか観た事なかったので、ここまで実験的で前衛的だったかと驚いた。特に終盤のあれ。ほぼサイケデリックと言っていいくらいの幻想性。そして、全編を通しての恐ろしさ>>続きを読む

アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.6

ゴダールのSFということでずっと気になっていた。SFなのに大掛かりなセットも無く、ただパリの市街を撮っているだけ。それがかえって想像力を刺激する。電線とビルの窓、電車など日常には実はファンタジックなも>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

3.4

可愛いモンスターの出てくる子供向けファミリー向けクリスマス映画のイメージあるけど今観ると普通にぶっ飛んでる

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.0

光と陰の映像美。それにマイルスの音楽が絡んで最高すぎる。それだけでも十分なのに、交錯する、いわゆるストーリーの「面白さ」。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.7

上(宇宙)と下(地・砂)、テクノロジーとヒューマニティ、親と子、個人と人類、未来と過去。最新の宇宙理論に基づきながら厭味なCGのリアリティに頼りきらず、実写の生々しさを選ぶ姿勢にはこうした対比への徹底>>続きを読む

デッドマン(1995年製作の映画)

3.8

インディアンとブレイクの詩の不思議な邂逅。そして、両者は再度(?)出会う。死生観、魂とは、そして転生、と個人的にワクワクする話だった。神秘主義的だったウィリアム・ブレイクとインディアンの思想はあながち>>続きを読む

バスケットボール・ダイアリーズ(1995年製作の映画)

3.6

同じように重い境遇のリヴァーフェニックスがこれを演じたらどうなっていたかな。きっと代表作になっていたと思う。もちろん、ディカプリオも素晴らしい。

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.4

不思議とほっこりさせてくる。バイオレンスは良いけど全体的には何と無く薄口な感じがあって観てる時は楽しいけど大した感想は湧いてこない。同じ逃走なら『ガルシアの首』の方がだいぶ良いかな。でも、面白い。

ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.7

『ヴィデオドローム』や『裸のランチ』のように難解ではなく真っ当なSFホラーとして面白い。基本的にこういう発想が好き。ただ、おぞましさとしてはかなりレベル高い…。

レポマン(1984年製作の映画)

3.8

予想以上に面白かった!細かい笑いやパロディの部分がよく分からなくて内輪感があるけど、分かりたいと思える。

ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.4

もろ政治的なSFホラー。おそらく敢えてやってる80年代的な銃撃戦、そんなにやったら死んじゃうよ、な喧嘩シーンが印象的。それが「カーペンターの作品は暴力的で酷い」とコメンテーターに言わせるための布石にな>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.7

人類必見と言われても納得できる。人が人を裁くことの難しさ。大切なのはほんの少しの想像力、あるいは想像すること。

ファール・プレイ(1978年製作の映画)

3.5

意外と名(珍)シーンが多くてだんだん好きになる。日本人タクシー客を乗せてのカーアクションや小人の悲運、変態男、ジャポニズム的なオペラなど一生忘れられない。笑。敵がヘマばかりでヘボいのはご愛嬌。

バンデットQ(1981年製作の映画)

3.5

子供向けファンタジー風だけどブラックなユーモアが効いてる。効いているというより全開で昔の童話を思わせる。笑。ラストもぶっ飛んでる。男の子にみせるとスカッとして、より精神年齢の高い女の子にみせると先の心>>続きを読む

現金に手を出すな(1954年製作の映画)

3.5

マックスは未練がましくなくてかっこいい。ニヒルな笑みも。リトンは憎めない表情をするね。笑。良いキャラクター。

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.3

悪魔的なイメージがガンガン出てくるところは好き。「ローズマリーの赤ちゃん」他に「ジョニーは戦場へ行った」や「マルホランドドライブ」を想わせるけど、これらの映画が好きな人にとってはたぶん消化不良に感じて>>続きを読む

殺し屋1(2001年製作の映画)

3.0

良くも悪くもだいぶ悪趣味。そこは大して問題じゃ無いんだけど、ドマゾがかっこいいと思ってる一部の風潮に抵抗があるとみづらい…

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.1

激渋映画。色々あるが何よりも、寒さが伝わってくる青みがかった映像のざらついた質感、そこで映し出される街並み、景色が美しくて好みだった。これ以上は他に無いかもしれない。どうやら頭おかしいくらいの拘り、オ>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.4

魅力的なお婆ちゃんと仲良くなって可愛がられて色んなことを教わる、というのはありきたりな恋愛妄想よりもはるかに心惹かれる。性愛まで達するところは突き抜けてるけど(笑)一見ぶっ飛んでるハロルドはあの親にし>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

3.7

こういう話には必ず細かい疑問点と矛盾が生まれてしまうんだけど差し引いても純粋にグッとくる。夢を託して自分の全存在を抹消する決断に感動。

スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.9

どこか共通した部分を持つ対照的な二人の逸脱者が互いに影響を与えながら旅をするのだが、ライオンの方は心身を削る過程だとも言える(彼にとっても現実に向き合う旅なので一概にマイナスとは言えない)。マックスは>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.4

やや感情面に偏ってるなとは思った。というのも、「怒りは幸せか?いや、違う」に尽きる話であって、せっかく「先生」という役割が登場するのに白人が黒人に抱く憎しみや陰謀論が幻であるというのが暴かれない。ネオ>>続きを読む

チェンジリング(1979年製作の映画)

3.4

カルトホラー作品だろうがよく出来てる。観ていて何本かこれと似た日本のホラー映画が浮かんだので影響を与えているのかもしれない。理屈を考えてしまうと何でだよ、と思う部分もあるが、古くからの怪談などでそれを>>続きを読む

ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

3.3

評価が分かれる作品だけど個人的にはさすがロメロと思える部分が多くて面白かった。アイディアと細かいツッコミどころ含めて若者が作ったみたいで不思議。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.6

前半の新兵の通過儀礼、ハートマン軍曹のコメディアンっぷりは何度観ても笑える。キューブリック流戦争映画。

サムサッカー(2005年製作の映画)

3.4

両親は慎重だけど本人がADHDの診断を「そっか!薬飲もう!」と安心したように受け入れてしまう心理はリアルだと思う。自分はどこか他人と違うな、ひょっとしておかしいんじゃないだろうかという葛藤と、劇的な改>>続きを読む

許されざる者(1992年製作の映画)

3.4

わけ分かんないけどそれが良い。「は?は?」の連続的体験。
でも、普通にみたら完全に悪い意味でわけ分かんないよ。笑

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.1

アメリカ白人家庭の話だけど、現代社会的(或いはそれを超えた人類普遍の)「抑圧」によるひずみ、人間の心の「闇」と葛藤を描き切っている。知らない人には荒唐無稽に映ったかもしれない「あるシーン」は同性愛に強>>続きを読む

セルピコ(1973年製作の映画)

3.7

ヒッピー刑事!本当に好きな俳優はそんなに多くない。アルパチーノアルパチーノアルパチーノ。

バタリアン(1985年製作の映画)

3.4

悪趣味な笑える系のあれ。しかし、「死人は死なない。だからゾンビは強い。」というのは全く論理的。笑

ガルシアの首(1974年製作の映画)

3.7

後半かなり面白い!前半は主人公ゲスだ…って感じなんだけど最終的には信念を感じて結構かっこいい。あと、何気に強いところもスカッとする。

怒りの葡萄(1940年製作の映画)

3.8

今までみたロードムービーの中でおそらく一番古い。旅の楽しみというよりはどうしようも無い背景があるので、無目的でなく終始切羽詰っている。低賃金での日雇い労働、家族物、反資本主義(活動)的な部分もあるので>>続きを読む

ショート・カッツ(1993年製作の映画)

3.2

出来が良いし面白く無いことはないけど長いしもう一度観ることは無いだろうって映画。