松本雅利さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

松本雅利

松本雅利

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

 今、日本は戦争が終わってない。この映画は、日本人一人ひとりに目を覚ませと覚醒させてくれている。
 日本政府は非力、米軍も頼りにならない。ならば、日本人一人ひとりがしっかり歩まないといけない。そして、
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

3.9

 恐怖が想定できるという点で、今一つの感。シリーズ走破も考えたが、どうしようかな。

エア(2023年製作の映画)

3.9

東京国際映画祭にて鑑賞
ソ連映画は自分の中では評価は高い。古くは戦艦ポチヨムキム。モスクワは涙を信じないって言う映画もあった。誓いの休暇ってのもあったな。

そしてこの作品。戦争は女の顔をしていない
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タタミ(2023年製作の映画)

4.3

 東京国際映画祭にて。
 終わってから、この映画の政治背景はまさにいま進行形ということを知る。モノクロで静かな恐ろしさを感じさせるつくりは、福田村事件を想起させるが、この映画の素材は進行形なんだよね。
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死霊館(2013年製作の映画)

3.9

怖いというより恐怖映画。クリスチャンだと、宗教的怖さも合わさって、リアルに感じられるんだろうな。
それにしても日本の伝統的に仏教徒が住んでた家に悪魔はつくことできるんたまろうか?

ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.9

 今年の東京国際映画祭は、自分の感性のせいかわからないけどいまひとつ。そこで、前々から見ようと思っていたロストキングを見る。
 ストーリーは実話ゆえ知っていたが、上手くできた作品だと思う。メインの舞台
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

4.0

 百貨店という言葉がもう死語になりつつある。そう、行けば夢を感じた昭和の時代の百貨店自体が絶滅危惧種に。この映画は絶滅危惧種の動物たちがお客さんとして集う場所がその百貨店なのだが、そしてきた彼らに寄り>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.2

 原作のタイトル見るとFBI誕生秘話のような書き方だったが、なるほどという終わり方だった。地方の司法が腐っていても、中央の警察権が力を持って解決する。日本も当初はそれを見習ったはずが、そうではなくなっ>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.1

 嘘とは言えないかもしれないが、親とか先生、会社に入ったら上司にどうやったら気に入られるか、褒められるかが行動指針の若者が増えているという評論家の著述を読んだことを思い出した。だから、本当に自分が何を>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.9

 3で今の上映中の作品に繋がると思ったら、これがありました。でもなあ、この作品を見なくても大体のつながりはわかるし、評点は4を切りました。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 平日にかかったので3日かかりでみた。これで今上映中のコンセクエンスに繋がるわけか。最近は劇場で見るのは一回と決めていたが、これとイコライザーはもう一度みたいな。

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

4.0

 殺人者の映画を立て続けに見ると、感覚がおかしくなる。殺された奴らにも恋人や家族が、なんて考えることもなくなる。
 まあ、エンタテインメントだからなあ。ファイナルを見て第1作だけど、やはり、完成度は高
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 正直、もう一度いま劇場でかかってる3を見てみたくなった。市井の穏やかな生活を守る。どこの国の政治も忘れた理念。むかし、野坂昭如が自分はお茶漬けを食べることができなくなるなら、銃をとると言ったのが 頭>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 イコライザーファイルをみたら、原点も見たくなった。ストーリーは極めてシンプル。わかりやすい。米国人はこういう勧善懲悪が大好きだよなあ。そして冷戦は終わってもロシア人は悪者。
 一気見して日にちが変わ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 シリーズもので前作を見ないで見るのが続いてるけど、これも良かったと言えるかな。
 血がほとばしる殺害シーンはさすがに最初はひいたけど、どこかに既視感。

 そうだ。タクシードライバーだ。

 そう考
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.1

 自分も主人公のように人付き合いは器用ではない。でも、人間、何人もわかり合える人がいる必要はない。家族と数人か理解してくれる人がいれば、人生何とかなる。いうは易し、行うは難しだけどね。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.2

 この映画を見ての後悔は、4XDで見なかったこと。ドルビーシネマで見たんだけど、4DXで見ればもっと迫力というか、面白さ違ったと思う。
 とにかく、好きなことを徹底的にやり抜くことだね。その好きなこと
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 最初に書いておくけど、最近の傾向としてエンドロールが10分くらいあり、帰る人がかなりいたが、エンドロール後に本編映像がアメコミ的に流れる。これを見ないとこの映画を見たことにはならない。思わず「えっ?>>続きを読む

E.T.(1982年製作の映画)

4.1

 アトロクでジョン・ウィリアムズの特集していて、その中でETの子供がETを乗せた自転車が飛び上がる時の音楽が取り上げられた。iTunesで音楽を聴いただけでは足りず、映画をフルにみた。
 最初は自分が
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劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 予備知識なしで見た。このパタンはスラムダンク以来だが、この映画も前半は少し大丈夫かよ、と思ったし、今どき新宿駅に連絡用掲示板なんてないよなあ、なんて思ったけど結構楽しめた。
 パンフレット買ったので
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ほつれる(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

結婚という制度そのものがいまの社会で制度疲労を起こしてるのかな、と思った。相手を好きになって結ばれるというのは人間だけで、動物、鳥、虫、すべては恋愛感情ではなく種保存の法則がDNAにあって交尾を>>続きを読む

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

4.0

MEG1は見てなかったけど、見ていれば楽しめた部分大きかったかもしれないけど、面白かった。ハリウッドは、しっかりと1を見てない人にもわかるつくりをしている。
 ハリウッドと書いたけど、ほとんど中
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パンフレットについていた脚本から、最後の部分

静子「どこへ行くの?」
智一「教えてくれないか」
静子「(静かに笑って、頷く)」

一連の事件がおわり、主人公夫婦が福田村を去るシーンだが、どこへ行くの
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エリザベート 1878(2022年製作の映画)

4.0

 16歳で皇帝にみそめられ結婚。でも、仕事は笑顔を振りまき、象徴としての仕事をひたすらこなす事。
 正直、淡々としたドキュメンタリー的映像の流れに途中眠くはなりかけたが、それでもストーリーが追いきれず
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.0

いま、この映画で実習生が担ってる仕事を
日本では派遣会社が担っている。この映画を見て思ったのは、実習生の役割をじきにインターンシップという名の廉価労働が日本で一般的になるような気がする。そして、そ
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 それにしても最近のディズニーの寡占状態はなんなんだろう。出てくる予告編はディズニー系ばかり。マーベルだってそうだ。

 でもなあ、いい作品が多いから見させていただくことになってしまう。あと、最近のデ
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

4.0

 前夜寝不足で寝ないかなと心配したが、最後まで寝入ることなくエンドロールを迎えた。関東大震災のあと、戦争に向かう日本の端緒を見事に描き切った。エンタテインメントとして充分に楽しめた。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジェンダー問題をストレートとは言わないけど、変化球交えて見事に本質をいいあててくれた作品。オッペンハイマーと米国では同時上映で、プロモーションの手法がニュースになったけど、内容的に十二分に楽しめた>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

 北欧の映画は、どこかに共通の空気感を漂わせている。RAMもそうだったし、ミッドサマーもそう。この映画もその独特感をはじけさせている。
 

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 町山智浩さんが、この映画は脚本ではなく最初に危険なシーンを撮って、そのあと脚本だったと聞いていたが、なるほど、ストーリーは粗かったかな。
 それでも、崖からバイクで飛び降りるシーンや、列車の屋根での
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

 宮崎駿作品をこんなに早く見たことはなかった。まったく内容告知なし。原作は読んだことあったが、原作のエッセンスは取り込みつつ、宮崎駿ワールド全開、そんな感じの作品。
 いまの時代に、若い人が見て良い作
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

 最近の傾向なのだが、楽しめたけどリピートで見たいレベルの映画ではなかった。これは最近のハリウッド映画に共通する。
 あえて言えばVFX不感症というのか。主人公含め人は死なないのはわかっていたしね。
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

劇場で見たあと、Disneyプラスで89年のアニメ作品も併せてみた。ただ、子供の頃絵本で読んだかもしれないが、アンデルセンの原作は読んでない。
 しかし、今回の実写版はよくできている。89年のそ
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ロアン・リンユィ/阮玲玉(1991年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 ル・シネマ、前の渋谷東映を射抜きで移転してきたのだろうけど、前より駅から近く便利だね。
 30年ぶりに見たけど、前回は気にならなかったけど、主人公が亡くなったそのソーン。カット!でこの映画の撮影風景
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

 考えてみれば、このシリーズ見たことなかった。それでも、導入からうまく入っていくことができ堪能できた。途中、これもマルチバースなの?と思い始めたが、これもうまくストーリーは納得のいく終わり方になった。>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 やられた。その一言に尽きる。多感な11歳が、父親と過ごした数日のビデオ。セリフとかも多くないし、会話自体は普通の父と娘の会話なんだけど、映像に色々と語らせている。そして最後のシーン。色々と解釈のでき>>続きを読む