松本雅利さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

松本雅利

松本雅利

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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 海外から帰国して、東京の電車に乗って思うのは、人生クソ面白くないという顔をした人ばかり目立つということ。終業時間をひたすら待ち、土日を心待ちにして、日曜日の夕方には、憂鬱な気持ちになる。それの繰り返>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

 オヤジが北海道に移住するぞといい、家族は仕方なく引っ越す。引っ越した先で、もともと住んでいる人と時にぶつかりながらも、子供は前の家に戻りたいと言いながらも、最後には北海道の人たちと一緒に上手くやって>>続きを読む

あのこと(2021年製作の映画)

4.0

 この映画は60年代のフランスが舞台だが、同じ若い女性が堕胎に思い悩み行動するストーリーでも、現代を舞台にした去年かな、見た映画で「17歳の瞳に映る世界」の方が自分には、リアルなニューヨークの大人社会>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

ライムスター宇多丸さんじゃないけど、この作品というか、マンガを読んだことも、アニメを見たこともない弱者ですが、

とても良かったなあ。予告編では何だよこれって思ったけど、見事に裏切られた。なるほど3D
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

 月の満ち欠け見たら、この作品も見直したくなった。最後は別れるのだが、なぜか悲しくはない。結婚は人生の墓場、というのは間違いで結婚は恋愛の墓場だそうだが、若い時は、その恋愛の一つや二つは経験するもので>>続きを読む

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

3.5

 20年前か。見たような、見たことないような感じで見たが、途中で終わりが見えた感じがした。意外性はなく、今となってはこの設定は日本の2時間ドラマでもよくみる筋立て。
 それでも、サンドラブロックのチャ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

 劇場ではすでに一回見ていたが、一見、おバカなドラマのようでよく練られた作品。それに全編米国ロケなのに、よく細部を描いた作品になっていると思った。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

 YouTubeのたてはまさんの同時視聴会で鑑賞。なんていうんだろう。本上映から8年だけど、TENETよりも奥が深く面白いなあと改めて思った。メイキング本買ってあったから、もう一度読み直してみることし>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

4.2

 懐かしの80年代の高田馬場が舞台という面が自分の中では大きなこの映画に対するモチベーションだったが、それよりも、満ち足りないままに逝った人の心、魂がどうなるのか?が、深く心に沁みた。
 それにしても
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.1

 アフターシックスジャンクションの映画評である男の映画評聞いていたら、無性に同じ監督のこの作品をもう一度見たくなった。
 なんてことない映画なんだけど、劇場2、3回はみに行った。ここに登場する3人のピ
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

4.1

 押し付けられた弟との絡みというよりも、中国のジェンダー問題を真正面から取り上げた作品と見ることができるような気がする。  
 そしてそれに加えて考えさせられるのは、人間の幸せとは、お金があって何不自
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

3.9

 なんで、地球以外でクリスマスなんじゃと思ったけど、まあ、特別バージョンもありなんかなあ。
 そういえば、グルート、大きくなったけど、可愛さも残したグルートだったなあ。

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

 連休最終日、2度目の鑑賞。いつまでも夢を忘れず、また、情けは人のためならずという言葉を改めて噛みしめた。

 最近、前頭葉が退化すると早くにボケるということを知った。ここの部分で、好奇心を持ったり、
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ある男(2022年製作の映画)

4.1

 かつて民主党国会議員になったフィンランド出身の参議院議員を青い目の国会議員といい、日本国籍を取得しても死ぬまでこの日本ではガイコクジン。ヘイトの対象の在日韓国人、朝鮮人にしても、帰化してもあいつは、>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

4.6

 早いなあ。初映からもう20年か。素直な実感。ブリジットをやったレニー・ゼルウィガーも50代だものなあ。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

 日本の政治家、御用ジャーナリストを招いたディナーをやってもらいたいなあと思ってしまいました。

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.5

 音楽もほとんどなし、ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンという名優。脇を固めるジェマ・ジョーンズ。
 イングランドの片田舎でのストーリー。この3人の名優の共演が、共鳴して2年ぶりに見たけど、
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

 プライムで配信なったのでシンウルトラマン見たけど、やはり怪獣が漢字こそ違うが、やはり昭和の怪獣。
 どこかストーリーのチャチさを感じてしまったのは、劇場で見た時とおなじ。
 シンがつく昭和の流行ドラ
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

最初に言っておくと、フローレンスピューが主演ということ,ミッドサマーのインパクト強く、映画予告がおどろおどろしいとこらが強調しすぎて広告宣伝の失敗ではないかと思っている。

 むしろ、社会派心理サスペ
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RRR(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

植民地でのさばる英国人。それに取り入る現地人。それに反発する主人公。これは、植民地時代を経験した土地、国の映画ではよくあるパタンだ。
 香港とかを舞台にした中国映画イップマンもそうだ。このRR
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

 最初が隕石、次が大雨、そして地震。
 主人公がなんとかしようと奮闘し、最後にはなんとかなるが、好きになった人をなんとかしようと頑張り、ハッピーエンド。
 水戸黄門の印籠ではないが、定番お決まりのフロ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

 最近のMCUの中では最高に近いかも。
最初はアバターの予告続いてんのか?と思ったけどね笑
 ボーズマンのいい追悼になり、次のフェーズに繋がる終わり方でよかったなあ。

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 テアトルの作品は大手でかかっていてもテアトル新宿で見るようにしている。小さな劇場さへも複数のスクリーンを持つ中、ここはスクリーンひとつだけ。そして、作品ゆかりの飲み物が楽しめたり。
 男女のすれ違い
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.5

 3が1番面白いという声は聞いていたが、大団円といったかんじ。2を IMAXで見てすぐ配信で見たくなったが見なくて良かった。やはり、この作品は大きな画面に限る。
 プライム配信の指輪物語。見てないが、
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

かつてチャップリンとも交友のあった淀川長治さんの解説でそーかと思った点。

この作品のできた当時はすでに無声映画は時代遅れになりつつあった。それでもチャップリンが無声映画にこだわったのは、どこの国の人
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 生きるといえば黒澤明。そのストーリーをなぞるように映画が進む。そして、結末というかハイライトは、ブランコにのって主人公が歌うゴンドラのうたではなく、スコットランド民謡。
 結末がわかっているから、そ
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

 ただのパワハラ映画とも違う、ウソと欺瞞に満ちた人間社会を2人の登場人物で徹底的に極限まで煮込んで作品とした映画。といえば聞こえは良いが、非常に後味もわるいし、月曜日から見る映画ではなかったと後悔。>>続きを読む

理想郷(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 確かに残忍な結論であったけど、奥さんと娘のやりとりとか、警察とのやりとりとか、グイグイ引き込まれた。
 コンペティション作品は初めてだが、濃厚なドラマだったな。
 ドラマの背景としては、都会のインテ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

 天気の子は先に見たが、この君の名はは初めて。ディズニープラスで配信開始されたので見てみた。
 率直な感想。自分もだけど初対面なのにそうじゃないような気がする、初めての場所なのにどこか既視感ある風景だ
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アヘン(2022年製作の映画)

3.6

 5本のオムニバス形式の短編集だった。そのせいか、全て中途半端だった印象が拭えなかった。
 それぞれのストーリーで言いたかったエッセンスを、女の子のデリバリーの巻の中に注ぎ込んで、1時間半のストーリー
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

 買った映画祭のパンフレット見ると1923年が舞台らしい。アイルランド内戦が終わる頃。ドンパチと煙がそれを表してくれるが、島の人にとっての日常には何ら関係ない。
 そんな中、日常ではいられないのが主人
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

  2か月おいて試写会で2回目の鑑賞。

 違った視点での感想を持った。生きていくことよりも、復讐が勝る。結局、相打ちになるわけど、それでも安らかな顔で旅立っていく。2人の赤ん坊がいても復讐をとる。
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 マーベルチックユニバースとは独立したストーリーとしてのスパイダーマンアメージング2をはじめてみた。
 こうして見終わってみると、それはそれでけっこう楽しめた。彼女の名前がMJでなかったり、多少戸惑い
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

AIの方が、人間よりアイデンティティを持っている
 いろんなところで、監督が小津安二郎監督の信奉者というのが、滲み出ていた。そして、これまでAIというとマーベルとかにあるような近未来の殺戮ものというイ
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

 あのとき、あなたに会えたから今の僕があるなんていうこと、ドラマや実際のインタビューとかで聞く話だが、逆に、あの時Mr.もしくは、Ms.に出会えてたら違った人生になったとも言えるんじゃないかと思ってき>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

 マッドデイモンはいまや、ハリウッドでは重鎮といっていい存在だが、これはまだ若かりし頃の作品。
 そして、この頃の作品はあまりみていなかったのだが、最近YouTubeでおすすめが流れてきた中にこの作品
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