sukeさんのドラマレビュー・感想・評価

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シー・ハルク:ザ・アトーニー(2022年製作のドラマ)

3.5

その演出やテーマ的にフリーバッグを思わずにはいられないが、よりポップに噛み砕いて性差別、女性の生きづらさの問題を扱っている。
どんな層をターゲットにしているのか、いまいちよくわからない全体のデザインで
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地下鉄道 ~自由への旅路~(2021年製作のドラマ)

4.0

美しい映像表現とニコラス・ブリテルのノスタルジックかつメランコリックな音楽で描かれる酷なアフリカンアメリカンの歴史。決して肯定はしないものの、差別をする側の病理のようなものまで描き、決して単純な構造に>>続きを読む

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ホークアイ(2021年製作のドラマ)

4.0

ホリデーシーズンの作品にふさわしい、肩肘張らずにゆったり楽しめる、でも軽快ながらしっかりした作りのドラマシリーズだった。
メカや魔法などCGに溢れていた超人的なキャラクターが大量に出てきて食傷気味にな
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ワンダヴィジョン(2021年製作のドラマ)

3.5

映画ではなく配信作品ということで、テレビ番組としてのメタ的な構造、シリーズものならではの大胆な演出、物語のうねりを生み出していた。テーマとしてはメンタルヘルス、喪失からいかに立ち直るかということで、時>>続きを読む

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マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン3(2019年製作のドラマ)

4.0

シーズン2で広がりの萌芽を見せた様々な登場人物のストーリーがよりはっきり動き出し、また次のシーズンをより意識した幕引きとなっていた。ゲームオブスローンズのように拡大する世界で自分はどのキャラクターに感>>続きを読む

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マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン2(2018年製作のドラマ)

4.5

物語は主人公からそのマネージャー、元夫、家族といった関係者の各々のストーリーへ広がっていき、しかもどんどん深められていく。しかもそれが散逸的ではなく、互いに関連しあって収斂していきそうな雰囲気を醸し出>>続きを読む

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マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン1(2017年製作のドラマ)

4.0

衣装と美術、カメラワークと編集含めた映像と、台詞回し、劇伴などの音が、超緻密に計算されてマリアージュし、完成度の高いドラマになっている。全てのリズムが洗練されていて見ていて心地いい。
20世紀半ばのニ
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東京女子図鑑(2017年製作のドラマ)

3.5

消費主義の権化みたいな主人公の女性の20年を、昭和をこえて平成に至ってもなかなかアップデートされない日本的な女性描写をさらに強烈にした様なデフォルメで描く。作品を見ていく駆動力は、主人公への負の視線か>>続きを読む

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Fleabag フリーバッグ シーズン 2(2019年製作のドラマ)

4.5

メンタルヘルスを扱った現代劇に信仰を絡めてくるところがおもしろいしかっこいい。今この時代の人間の、実に人間臭い悩みに神は救いを与えるのか。信仰・信念と理性vs自分らしく生きるということ、制御不能な、そ>>続きを読む

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Fleabag フリーバッグ シーズン1(2016年製作のドラマ)

4.5

主人公の、画面外への語りかけと画面内の演技の切り替えが超絶技巧で面白い。その演出は奇抜さだけでなく、劇中の自己へのメタ的視点があるからこそ、自己・他者の両面から端を発する「自分がどうみられるか」の呪縛>>続きを読む

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ザ・ボーイズ シーズン2(2020年製作のドラマ)

4.5

シーズン1から批評の対象がさらに広く、深くなっていく。若者のメンタルヘルスや移民、宗教、メディアや右派左派などの思想、人種やセクシュアリティなど、アメリカ大統領選を前に深化するアメリカ、世界の分断をよ>>続きを読む

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ザ・ボーイズ シーズン1(2019年製作のドラマ)

4.5

ディズニーなど巨大エンターテイメント企業による、「正義」を描いた作品が世界を席巻している今、そこに大きな一石を投じる、愛と皮肉に満ちた超おもしろドラマ。
正義も悪も決して単純に二分出来ない。それは個々
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心の傷を癒すということ(2020年製作のドラマ)

4.0

阪神淡路大震災から25年という節目を迎え放送されたドラマではあるものの、テーマ自体は被災者のみならず、広く人の心に当てられている。主演の柄本佑、新喜劇の内場勝則は特によかったが、全体的にも俳優たちの演>>続きを読む

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半沢直樹 続編(2020年製作のドラマ)

4.0

いち銀行という社会の中の政治劇、半沢直樹というキャラクターによった第1シーズンから、より一般的な仕事論、社会・政治をテーマに据えてスケールアップした第2シーズンだった。これまで築き上げてきた個性的な登>>続きを読む

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おっさんずラブ(2018年製作のドラマ)

2.5

同性愛ファンタジードラマという感じ。
同性愛が異性愛と同様に認められており、違和感を感じるのは天然、というか幼児性の高い主人公だけ、というところは日本のドラマの中では進んでいる方ではあるが、おじさんと
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半沢直樹(2013年製作のドラマ)

4.0

シーズンを通しての起承転結の中に、1話ごとの起承転結、さらに1話のうちの各パートにおいてもハイペースで起承転結の波が押し寄せ、否が応でも引き付けられ続ける秀逸なプロット。
金融、企業内政治という専門的
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ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ(2017年製作のドラマ)

4.5

実際に25年の時を経たオリジナルキャストのキャスティングと、物語の再始動は単にノスタルジー的な悦びだけでなく、時間と空間、肉体をめぐる物語としての強度を強化し、さらに多元宇宙、意識と潜在意識、夢などの>>続きを読む

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ツイン・ピークス シーズン2(1990年製作のドラマ)

3.0

軸となる殺人事件から四方八方に展開された群像劇は時に交わりあい、真相に近づいていくが、同時にあまりに唐突な展開や幕切れを迎えることで、単に理解ができないことを楽しむ以前に消化不良の部分が多々現れる。

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ツイン・ピークス シーズン1(1990年製作のドラマ)

3.5

凄惨な殺人事件をきっかけに、明らかになる、アメリカの片田舎の町のモラルハザード。社会的なテーマと神秘主義、田舎と都市、深刻な事件とチャーミングで不思議なキャラクター造形。さまざまな対比構造が、ムラ社会>>続きを読む

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ゲーム・オブ・スローンズ 最終章(2019年製作のドラマ)

4.5

73時間かけて構築された物語世界は、とんでも無くファンタジーでありながらも、もはやこれまで学んできた歴史よりもずっと世界の歴史らしく記憶に残る。

それは、物語、キャラクター、人間関係と映像表現、演出
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いだてん~東京オリムピック噺~(2019年製作のドラマ)

4.0

海外ドラマに比べると連続するそれぞれの回の終わりの次の回への「ひき」はそこまで強くないが、それでも近現代史のエンタメ的解釈の面白さと、様々な落語をベースにしたストーリーのうまさ、時代や主人公を織り交ぜ>>続きを読む

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ゲーム・オブ・スローンズ 第七章: 氷と炎の歌(2017年製作のドラマ)

4.0

アベンジャーズエンドゲーム的な、共通の敵に対してそれまでバラバラに相対していた登場人物たちが共闘する胸熱展開。そして伏線回収。連続で見ていればすごいエンターテインメント。

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ゲーム・オブ・スローンズ 第六章: 冬の狂風(2016年製作のドラマ)

4.5

反復、そしてときに停滞・後退もしてきた物語の数々。キャラクターや表現、そしてその表現の強度を変えながらそうした反復・停滞はマンネリを回避し、統合に向かってきたが、いよいよカタルシスの段階へ突入してきた>>続きを読む

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ゲーム・オブ・スローンズ 第五章: 竜との舞踏(2015年製作のドラマ)

3.5

くんずほぐれつしていた各勢力が、独立して物語を深めていきながら、ある程度収斂していくシーズンだった。終盤に向けてそれぞれの登場人物に気持ちを入れるのを高めていくフェーズという感じで、最初の裏切りに次ぐ>>続きを読む

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ゲーム・オブ・スローンズ 第四章:戦乱の嵐-後編-(2014年製作のドラマ)

4.0

のめり込ませてきたキャラクターの進化・変化が著しく現れたシーズンだった。
各勢力の一族を超えた登場人物の有機的なつながりや物語が世界観を押し広げる。
物語世界は直接的な描写のみならず、かき立てられた視
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ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編-(2013年製作のドラマ)

4.0

ブラックウォーターの大戦を受けてさらに大きく変化する人間関係。
大きな「家」というクラスタはそのままに、さらにそこから内部分裂とさらなる内部分裂を予感させ、「家」を越えた集合離散の手始めと下ごしらえが
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ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突(2012年製作のドラマ)

4.0

ものすごい情報の密度、展開に次ぐ展開。シーズン1で顔見せした人物たちが、さらに上のステージで個々に動き出し、またさらに新しい登場人物たちと絡み合いながら物語を前進させていっている。展開は早いが同時進行>>続きを読む

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ゲーム・オブ・スローンズ 第一章:七王国戦記(2011年製作のドラマ)

4.5

一族、部族など様々な集団と、さらに個人が王の座を巡り謀略、政略などを張り巡らせ、各々の信念の元に動くドラマ。さらにその裏でダークファンタジーの設定が動き出す。
初めからトップギアで平気で出てきていない
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