さき姐さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

さき姐

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夜明けの祈り(2016年製作の映画)

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白い雪が寒々しいポーランド。子どもたちの遊び声。くすんだ茶色の小さなコートはうっすら雪をかぶっている。
修道院。静かな讃美歌。髪も手足もすっぽり僧衣に覆い顔だけみせた修道女たち。

この素朴な美しさそ
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彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

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実際の戦争ってどんなファンタジーよりファンタジー。余裕でぽーんと理解の範疇を超える。

でも「彼らは生きていた」のです。あのファンタジーの世界で生きていた、と、言うのです。
小さい白黒カタカタ映像が画
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世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

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あれもこれもと詰まってはいるけど詰めたせいで微妙に薄くなってないか?といった印象でいろいろとピンときてないのですが、とりあえずロケ地はすぐ調べました。
マカボイのせいで小寒いノルマンディーの海への憧れ
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

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ゾンビミュージカルっていうからショーンオブザデッドのDon't Stop Me Nowにあわせてゾンビ退治みたいなノリノリなやつを期待してしまいましたが、なんとファースト・デキャピテーションまで30分>>続きを読む

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

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誰が何会で何会とは何会の分家で…
とか思い出すことと覚えることを拒否してしまい話はまるでようわかってないんですが、
コノヤローバカヤローが気持ちよすぎてアウトレイジはぜんぶ好き。コノヤロー聞くために見
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アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)

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アウトレイジでは加瀬亮がいっちゃん悪いと思ってたんですが…
たけしと野球はちびっちゃうぜコノヤロー

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

サムってつまり、そういうことですよね?
弟であり、甥っ子であり、ってことですよね?
三男であり、長男であり、ってことですよね?
1+1=1、ってことですよね?

どんでん返った時よりもそのことがぼやっ
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恐怖のセンセイ(2019年製作の映画)

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でた!
棒読み意地悪ブラックコメディ風刺劇。
つまり大好物。ひさしぶりに叫び笑いしました。最高。
話の入口は習いごと映画だけど、もちろん素直な習いごと映画なワケないですね!だって棒読みだもん。

護身
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

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偽物のマイクミルズ映画、てなかんじ。

演出とか、監督あんた弟子ですか?ってくらいマイクミルズ風でちょっと期待するのに、
ちがうなあ、なんでこんなに余韻が無いんだろ。
似て非なるもの感。そうなると風な
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容疑者、ホアキン・フェニックス(2010年製作の映画)

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Written and produced by
CASEY AFFLECK & JOAQUIN PHOENIX

この文字列が画面に映った瞬間がいちばん笑った瞬間かな。

脚本書いたんだね…。
思いつ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

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ナンの話やっ、
ていう与太話を数分聞いたあとの
黒服集団+スローモーション+あの曲+意味不明だがなんか言いたくなるタイトル

これでもうこの作品の8割見た気になったんですが、一応最後まで見たら

エン
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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ミルクセーキ映画というジャンルがわたしの中でできつつあります。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

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ジェシーくんの顔を時折サバンナ高橋にすげ替えて見るんだけど、
ぜんぶ「こんな高橋は嫌だ」の答えなんですけど
相当脚色はしてるらしいですけどね…
ただその脚色が、うますぎて、構成演出もろもろ巧すぎて、ラ
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嗤う分身(2013年製作の映画)

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昭和歌謡も含め時代時間場所まるまるはっきりしない鬱々とした雰囲気づくりが凝ってて好み。
それに文学文学したこのお話がよく似合う。
ただわたしも自分の分身つくることあるからこれが他人事じゃないのがやだ。
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

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嫁に一句無茶ぶりされてスベる籠池のおっさんはどういう気もちで見たらいいのですか?



わたしもどちらかといえばリベラルに寄っていて、右の人が言うことはあんまり好きじゃないし、とある丸顔の自民党の政治
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

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恋はデジャブ的な話かな、なら知ってる、とはじめはナメくさってたんですが、は?
ビルナイのせいで泣かされたんですけど。
悔しい。

リチャードカーティスなんで当たり前にペラいけど、まあでも素直に良い話。
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もしも建物が話せたら(2014年製作の映画)

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外の目を引く見た目だけじゃない。内部こそがこの建物の真髄。ホールもロビーもあんな格好いい構造だったなんて。そう、これは内側の複雑さが外側に出ただけなの。 
―――ベルリン・フィル

横に上に、放射状に
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希望の灯り(2018年製作の映画)

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大和田伸也似の上司と共にフォークリフト研修。
座学の時間にはR指定な教習動画も見るけれど、信也がしっかりやさしくレクチャーしてくれる。恋の相談も交えつつ。たばこの煙もふかしつつ。
この信也の持つ大きな
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

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でた!
もう大好き◎

人間はティルダさま以外皆ゾンビである。
この結論最高すぎる。
ていうかそもそもティルダ・スウィントンは人間ではない。
この結論も最高すぎる。

吸血鬼の映画で全く同じこと言って
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ガタカ(1997年製作の映画)

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ユマサーマンもジュードロウも、あの人間離れした完璧な美しさだから、もうまさしく遺伝子の申し子、と納得だけど

今見るとついつい
あゝジュードロウの大事な髪の毛…
って思っちゃうからやっぱ彼も人の子だな
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恋の掟(1989年製作の映画)

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コリンファースを白シャツで池に突き落とす脚本を書いた奴にまず感謝します。
すげえくだらなそうな見た目してますが、実は元ネタは18世紀の傑作小説『危険な関係』。そりゃあもちろんこの話は書簡体という特殊な
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バルバラ ~セーヌの黒いバラ~(2017年製作の映画)

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ただのマチューアマルキストです。
さっきのさっきまでバルバラは架空の歌手だと思ってた者です。
映画のマトリョーシカ構造は面白いけど、バルバラを知らない時点でわたしはいくらマチューファンでも予選落ち。
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セラヴィ!(2017年製作の映画)

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どうやら原題は違うようですが、セラヴィてのは魔法の言葉で、これさえ知っておけば大抵のことには動じなくなります◎
この言葉を知ってればテキトー共和国フランスでも問題なく生きていけます◎
スリランカ(だっ
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僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

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カミンスキー?
聞いたことねえな、
マティスに師事し、ピカソとも親交があり、ブルトンから助言を受けた盲目の画家?
そんな画家いたのか!
逆になんで知らないんだ?その時代の芸術家はそれなりに知ってるつも
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ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

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F1好きの父が出てくる名前全てにきゃっきゃ反応してわたしの後ろで実況解説してました。
ただF1を知らないわたしにとって最も不可解で解説してほしかったのが最後の5位か3位か、という場面、

いや競馬じゃ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

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シリアルキラーがお家建てる映画だっていうから、ドラマ版ハンニバル的なノリに至るのかと、その狂気のアートにわたしを美術スタッフの下働きに使ってくだせえ!と思うような(ミシェル・ゴンドリーとかウェス・アン>>続きを読む

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

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わたしは1年も住まない予定だった家すらモノであふれかえった人間です。
最初は、長く居着くわけじゃないんだからこの1年弱くらい、最低限のモノで生きよう、神経質な殺し屋の家みたいなインテリアにしよう、
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愛の解体新書(2010年製作の映画)

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解剖学デッサンって、かっこよすぎる
血管の枝ぶりだとか筋肉の筋の流れだとか、観察して瞬時にかつ正確に描きとる技術がかっこよすぎる
仕事の後は世界がしばらく緑になること間違いなし。

ゾディアック(2006年製作の映画)

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筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定筆跡鑑定
な印象。

隣の影(2017年製作の映画)

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ご近所トラブル応用編
そこに仁義なんてものは、いらない。
意地悪すぎるラストシーンに脚本家の性格が少々心配になる。

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

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あのねえ、かわいい。

蜘蛛食べちゃうってナニ?
蜘蛛食べちゃってしんどくなるって、ナニ?
はじめてのはみがきってナニ?
お口真っ白にしてはみがきってナニ?
かわいい……。
ジョンCライリーもはや飼い
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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件(2017年製作の映画)

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その一、監督がオタクなのが明らかすぎる映画にハズレなし。
みんなエドガーライト監督の映画好きでしょう?
そういうことです。彼がオタク映画英国代表ならば、オタク量産国フランス代表はご存知フィリップラショ
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世界の果てまでヒャッハー!(2015年製作の映画)

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2作目は国境を越える、ってどこぞの二日酔い三部作と発想がいっしょ笑
こちらも負けず劣らずギャグがエグくて最高。
ただ先住民のあたり、フランス人ってあいつらギャグかと思ったら意外と本気で馬鹿にしてたりす
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