マイク・ミルズ監督前作の「人生はビギナーズ」がとても良かったので、公開初日に鑑賞。
女性キャラクターがそれぞれ確固たる信念を持っていて、自立しているのがとにかく魅力的だ。監督が自身のお母さんをテーマ>>続きを読む
エルミタージュは、その存在を知った日からいつかは訪れてみたい憧れの美術館だ。政治的なイメージの強いモスクワと比べ、サンクトペテルブルクはヨーロッパに近い分、洗練された美しい街だという印象だったが、過去>>続きを読む
SF映画というと、現実世界では起こり得ない出来事が必要以上に派手な演出で描かれているというイメージがあって何となく敬遠していたが、率直に言ってとても好みの作品だった。私のようにSFというジャンルには興>>続きを読む
数年前に友人から勧められて以来、ずっと観たかった本作を大好きなミニシアター、ユジク阿佐ヶ谷で鑑賞。オンデマンドで観られる機会を何度も見送って、スクリーンで観られるまで待って本当に良かった。
初めこそ>>続きを読む
The Edge of Seventeenをとうに過ぎた大人ではあるが、主人公ネイディーンの不器用さに心から共感してしまった。
著名人の推薦コメントでは「あの頃の自分は同じように痛々しかった」と過去>>続きを読む
このところファッションをテーマにしたドキュメンタリー映画には外れがない。アナ・ウィンターを一躍有名にした"The September Issue"をはじめ、ビル・カニンガムやアイリス・アプフェルのドキ>>続きを読む
邦題や予告編からある程度のあらすじや結末が予想できていただけに、こんなにも心を揺さぶられるとは思わなかった。
ここまで感情移入できたのは、主人公のサルーが迷子になるまでの家族との日常や、後の人生に影>>続きを読む
後世に残る判決となった、異人種夫婦の実話に基づくストーリー。変に脚色しすぎず、全編を通して事実が淡々と描かれていたのが良かった。
ラストシーンの余韻に浸る間もなく、その後に告げられる事実とエンドロー>>続きを読む
社会的弱者が日々の生活に苦労しながらそれでも懸命に生きていく、というタイプのストーリーに特別な思い入れを持ってしまう私にとっては、これ以上ないほど素晴らしい作品だった。
頑張って働いてもなかなか豊か>>続きを読む
アキ・カウリスマキ監督作2本目。
華やかな登場人物が出てくる訳でもなければ、劇的な展開がある訳でもない朴訥とした作品に、なぜこんなにも心惹かれるのだろう。あっと言う間の100分間だった。
2002>>続きを読む
ホロコーストを扱った映画はこれまで何本も観てきたものの、この作品を観るまでヴェルディヴ事件のことは全く知らなかった。ドイツやポーランド以外のヨーロッパ各地でもホロコーストが行われていたことは知っていた>>続きを読む
12年という長い年月をかけ、同じキャストで一つのストーリーを作り上げた、他に類を見ない作品。連続ドラマでは珍しくないフォーマットでも、一本の映画でこれを実現したというだけで観る価値があった。
経過し>>続きを読む
夢のように美しかった前二作の後に、まさかこんなにも現実的なストーリーが待っていようとは。
あんなに素敵な出会いや再会を果たした男女でさえ、18年という年月や現実の生活を経ると、こんなにも辛辣な関係に>>続きを読む
同じ列車に乗り合わせた男女がふとしたきっかけで出会い、恋に落ちる様子を瑞々しく描いた前作も素晴らしかったが、それぞれが痛みを経験した上で再会する本作は更に心に突き刺さる良作だった。
ある程度の経験を>>続きを読む
ヨーロッパと鉄道が大好きな自分にとっては、まさに夢のような作品だった。
主人公達と全く同じ経験をしたことはなくとも、あのヨーロッパの鉄道や駅の雰囲気、知らない街をあてもなく歩き続ける感じ、出会って間>>続きを読む
同時上映されている「とうもろこしの島」を半年前に鑑賞して以来、ずっと観たかった本作をようやく鑑賞。
「とうもろこしの島」を観て、グルジア(ジョージア)の歴史的背景やアブハジア紛争について少しは学んだ>>続きを読む
Filmarks試写会@松竹試写室。
森の中で自給自足の生活をしていた家族が、ある出来事をきっかけに初めての旅に出るロードムービー。あり得ない設定のように思えるが、子供達の演技があまりにリアルで、広>>続きを読む
(2017/11/15 目黒シネマ)
念願叶って、ようやく2度目の鑑賞。
オープニングシーンで既に泣けていた私は、最早立派なLa La Land中毒と言って良いかもしれない。大好きなシーンの数々を心に>>続きを読む