荒野の森くまさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

荒野の森くま

荒野の森くま

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若君千両傘(1958年製作の映画)

3.9

由緒ある武家の次男坊が縁談を嫌って家出し、町人たちと大暴れという橋蔵得意の役柄。監督も沢島忠なのでテンポがいい。ただヒロインが花園ひろみなのでちょっとガッカリ。

橋蔵のやくざ判官(1962年製作の映画)

4.0

『昨日消えた男』をマキノ自身が東映でリメイクした本格ミステリー。閉ざされた長屋が舞台でこれもグランドホテル形式でいいのか。進藤英太郎 堺駿ニ 田中春男 水島道太郎 阿部九州男 沢村宗之助らがクセもの過>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

印象的なセリフ
レイアに「髪型かえたか」
レイに「おまえには師が必要だ」

初めのエピソード4を踏襲しつつ新しい!最高

横須賀男狩り 少女・悦楽(1977年製作の映画)

3.6

姉をレイプした男に妹が復讐する話。映った瞬間からもう気持ち悪い!レイプ犯を演じるミスターロマンポルノ高橋明がキモいキモい。

柳生武芸帳(1961年製作の映画)

2.9

冒頭、近衛十四郎の殺陣のキレに度胆ををぬくもあとは普通。

大喧嘩(でいり)(1964年製作の映画)

4.4


黒澤『用心棒』後、東映時代劇は股旅もの→任侠映画に 集団抗争時代劇→実録ものに枝分かれしたが山下耕作のこの映画にすべての要素がある

暁の挑戦(1971年製作の映画)

4.5

任侠もののバリエーションと思いきや社会派映画だったという離れ業。実話と知って驚愕!
渡哲也が主役じゃないのに悪役で魅せる。特撮シーンで茶の間に突然激流のシーン有りこっちの方が早い。

GONIN サーガ(2015年製作の映画)

4.5

『GONIN』はケータイの着信音をアクションに使われたのを初めて見た
『GONIN サーガ』ではスマホ使いまくりでワロタ

あばれ纏千両肌(1955年製作の映画)

3.3

橋蔵『江戸っ子肌』と同じ話。それにしても燃えてる家の大屋根で纏振る火消しの纏持ちって少しは役にたってるのかな?アブナイだけに見えるけど

用心棒市場(1963年製作の映画)

3.8

田崎潤、多々良純、阿部九州男の極悪三人組が平和な町に乗っ取ろうとして困った住人が旅人ヤクザの大川橋蔵に助っ人を頼む話。
劇中橋蔵が唄うホッチョセ節に感激

四谷怪談(1965年製作の映画)

4.0

先代中村勘三郎(直助)のワルだけど愛嬌ある演技は必見!ある意味主役かも・・・
宅悦の三島雅夫もうまいが、仲代達矢の伊右衛門どのは適役だけれどもヤッパリ暑苦しい。

泣き笑い地獄極楽(1955年製作の映画)

5.0

船越英二が駆け出しの噺家で悪戦苦闘する話。当時の寄席風景が興味深いし、なにより動く古今亭志ん生師匠がちっこくてカワユイッス

喜劇 あゝ軍歌(1970年製作の映画)

3.5

戦争遺族相手に東京観光の商売をしてるフランキー堺の家に北林谷栄のおばあさんや亭主に逃げられた人妻やヒッピーやフーテン娘やらが集まる一種の疑似家族もの。監督が前田陽一なのでみんなインチキにみえる。
戦時
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

4.0

昭和天皇と鈴木貫太郎首相を丁寧に描いていて喜八版を補完している。ただ井田中佐の人が役者不足で説得力がない(旧作は高橋悦史だっちゅうの)

或る剣豪の生涯(1959年製作の映画)

2.6

時代劇版『愛しのロサクーヌ』というかシラノ・ド・ベルジュラック。コメディじゃないのが致命的

英二(1999年製作の映画)

1.6

「とんぼ」や「英二ふたたび」はテレビマンたちが嬉々として【ヤクザもの】を造っていた感があり面白いし好感がもてたけど映画版のこれはダメです

コータローまかりとおる!(1984年製作の映画)

3.8

時計塔内部のアクションでもしやと思ったがその後ダイブで確信した!これは則文版『カリ城』だー。かなりハチャメチャだけどね。

森の石松鬼より恐い(1960年製作の映画)

3.4

舞台演出家(中村錦之助)が現代の知識を持ったまま江戸時代の森の石松になる入れ替りもの。
山形勲(清水次郎長)も大笑いしてた お蝶の(赤木春江)掃除のおばさんネタが可笑しい。
基本現代人の石松をみんなで
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緋ざくら大名(1958年製作の映画)

4.5

お姫様(大川恵子)を助けたら実は許嫁だったとういロマンチックコメディ。
随所に後年の加藤泰を想わせる長廻しやヘンテコなカメラアングル有り。敵に襲われた長屋連中が殺されもせずまとめてロープで括られてるナ
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.0

84年のターミネーターとオジサンターミネーターとが闘うのがこの映画のピーク。『BTTF2』みたいじゃんと思ったがそれまでだった。

勢揃い関八州(1962年製作の映画)

3.5

国定忠治がすったもんだの末に悪代官を叩き斬るはなし。
若山富三郎が参加してるためか後半の殺陣は迫力、それと何より片岡千恵蔵が月形龍之介を【顔で斬る】かのようなとこも必見。

この作品に登場する歴史上お
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孔雀城の花嫁(1959年製作の映画)

3.5

孔雀城の殿様(中村嘉葎雄)のところへ嫁に来た気位の高い将軍家の娘(美空ひばり)が山男(大友柳太朗)に拉致され一緒に生活するうちに かわいい女に変わってく・・・
東映の伝統か?便器ギャグを引っぱる!引っ
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丹下左膳 妖刀濡れ燕(1960年製作の映画)

3.9

冒頭の祭りのシーンがエキストラ2000人はいるだろう。
チョビ安の松島トモ子が出ると場面が明るくなるし左膳の大友柳太朗も可笑しい

新吾番外勝負(1964年製作の映画)

3.9

新吾を斬って有名になりたい侍(内田良平)と悪い盗賊(中谷一郎と田中邦衛)が手を組んで新吾をつけ狙う。
最後の一騎打ちは迫力有り。藤純子が一番ブスに撮られた映画でもある。

痴漢電車 悶絶!裏夢いじり(2014年製作の映画)

3.6

WOWOW放送『犯る男』版で鑑賞。
DVの挙げ句 妻を殺してしまった強盗強姦魔(川瀬陽太)とDV地獄から救われた女の交流を脚本も担当した監督の暗黒趣味のなかで描くピンク映画。WOWOW版はピンク度が足
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ひばり・チエミの弥次喜多道中(1962年製作の映画)

2.9

ミュージカルであり体を張ったコメディだが、ひばりとチエミがうるさ過ぎ。
前半にある群集シーンのザワザワ感は魔術のよう。この監督の作品のモブシーンはどれもピカイチ

大江山酒天童子(1960年製作の映画)

3.1

やっぱり長谷川一夫先生を悪者に出来ないんで苦肉の脚本。
渡辺綱って『傷天』のサブタイトルにあったよね!たぶん入れ墨のモチーフ

余命1ヶ月の花嫁(2009年製作の映画)

3.3

30年前に社員旅行で入った小屋の踊り子さんが巧妙に片乳をかくしていた。僅かな隙間から覗いた胸には大きな手術あとがあった。榮倉奈々のあのシーンを見てそんなことを思い出した・・・瑛太はエラい!

わたしのハワイの歩きかた(2014年製作の映画)

3.2

好きな種類の作品だが、ハワイ行けるだけで上流階級じゃないのかなと 生まれて一度も飛行機に乗ったこともないぼくは思う。

暗殺(1964年製作の映画)

2.7

ぼくが時代小説を読む時の清河八郎のイメージキャストは丹波哲郎だがもっとハチャメチャであってほしかった!やっぱり篠田正浩は苦手だな。
清河が町人に向かって刀を抜いた瞬間【たがや】みたく空高く飛ぶ生首が一
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逆襲獄門砦(1956年製作の映画)

3.6

月形龍之介演じる悪代官が理不尽な重税と強制労働を強いるので民衆が爆発する話。ラストの代官所討ち入りのシーンが凄まじい。
子どもの頭にのせたミカンを弓で射るのを見てやっとウィリアム・テルだとわかった。

ひばり十八番 弁天小僧(1960年製作の映画)

3.7

見所は美空ひばりと若山富三郎が山形勲の店でする大芝居。
それにしても若富の殺陣は他の連中と次元が違いすぎらー

血文字屋敷(1962年製作の映画)

4.2

平幹二郎も沢村宗之助も山本麟一も温和しいからといって大友柳太朗をイジメちゃいけねぇよ。ほらみよ!皆殺しじゃんか。
大友に同情的な目明かし多々良純と三島雅夫が粋。ちょっとしか出ないが大岡越前(大川橋蔵)
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喧嘩笠(1958年製作の映画)

4.1

『任侠東海道』で錦之助が演じた大前田の若親分(大川橋蔵)メインの次郎長外伝の一種。
次郎長=大友柳太朗はいいが、石松=水島道太郎はいただけない。法印はやっぱり加賀邦男 !
それと橋蔵と大川恵子の関係が
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恋山彦(1959年製作の映画)

3.9

老中柳沢に騙し討ちにあった信州の山里に隠れ住む平家の末裔(大川橋蔵)の意地と復讐の物語。先のよめない展開が新鮮(原作 吉川英治)

(1949年製作の映画)

4.8

オオカミ少年がゆえに目撃した殺人を信じて貰えずそれでもを訴える文字通りの必死さがせつない。完全子ども主役で小学生に鑑賞を義務づけるべきフィルムノワールの傑作(たぶん怖くてションベンちびる子続出だろうけ>>続きを読む