荒野の森くまさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

荒野の森くま

荒野の森くま

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愛・旅立ち(1985年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

この映画を傑作にする方法。
監督を小中和哉にする。
耳なし芳一を中村嘉葎雄が演じる。
明菜が歌を唄いまくる。

自分の余命を知った心臓病の明菜は耳なし芳一の妖精の助けを借りて元気な1日を過ごす。そんな
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若さま侍捕物手帖 べらんめえ活人剣(1956年製作の映画)

2.5

『地獄の皿屋敷』の後編でご丁寧に約5分の前編ダイジェストが有る、同日公開なのになぜ分ける。

佐々木康版『若さま侍』で葵の紋をちらつかせ事件を解決の野暮はしなかったから何故若さまなのかわかった。

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若さま侍捕物手帖 地獄の皿屋敷(1956年製作の映画)

2.0

橋蔵の『若さま侍』第一弾にして『べらんめい活人剣』の前編、よって謎を撒き散らすだけで中途半端に終わる。
最大の見所は下っ引き横山エンタツのコメディリリーフ。

モノクロ 1956年2月25日公開

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.1

『北の国から』は尾崎豊、
『男はつらいよ』の満男は徳永英明、
そして山崎まさよし、初恋の物語に流れるJ-ポップが切ない。

維新の篝火(1961年製作の映画)

2.6

千恵蔵が土方だから当然のように近藤は月形龍之介が演じる新選組映画。
原作からして土方と京都妻を演じる淡島千景の愛欲シーンは必須だが肉置きひとつ見せなくて残念。

1961年10月14日公開

荒獅子判官(1955年製作の映画)

2.5

遊び人の千恵蔵が跡目を継いで北町奉行に任命される遠山の金さん誕生編。

お白州の品位を考えてか?イレズミを出そうかどうか迷う金さんを初めて見た。

モノクロ 1955年11月8日公開

アマゾン無宿 世紀の大魔王(1961年製作の映画)

3.6

日本の市場を乗っ取ろうとするアメリカマフィアとその上前をはねようとする中国ヤクザが横浜に上陸するなか、イカレタ格好をした千恵蔵と進藤英太郎のオジサンコンビが・・・というアクションコメディ。てゆーかほと>>続きを読む

飛龍無双(1955年製作の映画)

3.8

五代将軍の頃、どもりで世辞に疎い土佐派の絵師片岡千恵蔵は貧乏のなか恋女房の献身的な支えもあり狩野派のエリートと龍の書比べをするという絵師版『王将』

千恵蔵はどもりで人が善く損得勘定がわからない人物で
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人斬り笠(1964年製作の映画)

3.9

大友柳太朗のぎこちないセリフ廻しが『鴛城の花嫁』『丹下左膳』など喜劇的役柄の時に独特の可笑し味になる、この映画もそう。

橋蔵が丘さとみに間男したと勘違いした思い込みの激しい悪い親分に、大友と月形龍之
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大江戸の侠児(1960年製作の映画)

4.8

長廻し(浪花千栄子のシーンは舞台劇の一幕もののよう)もローアングル(捕物シーンの迫力は200%増)も汐路章も加藤泰に必要な要素は全て有り、なおかつスレ違いラブストーリーの傑作。
ヒロインが香川京子のた
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吸血少女対少女フランケン(2009年製作の映画)

3.4

『ゼイラム2』のように高い塔の上で美少女が戦う至高、それが東京タワーだからなおさら最高。
バンパイヤ川村ゆきえはアニメの魔法少女(見たことないけど)ようにカワイっす。
スプラッタ描写はぼくには見せ過ぎ
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幽霊島の掟(1961年製作の映画)

4.3

日活アクションの路線を時代劇で狙ったらそこは東映で登場人物がみんな『快傑ズバット』の用心棒コスプレみたい、ただひとりまともな橋蔵も二丁拳銃をぶっ放すイカレタ無国籍トリップ時代劇。

「儂が法律じゃ」と
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情炎の島 濡れた熱帯夜(2015年製作の映画)

3.6

『いま、会いにゆきます』だなと思っていたら『星空のむこうの国』だったというファンタジー。
映像からピンク映画の匂いがしないがやっぱり低予算、曇り空で強硬撮影したため沖縄っぽさが半減。

2016年3月
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まぼろし天狗(1962年製作の映画)

3.2

最近、途中で寝落ちしてしまうのが続いたがコレは最後まで見れた。

正義感の強い同心とやさぐれた旗本の兄弟(橋蔵二役)が老中田沼意次さえも操らんとする闇の黒幕を退治する話。

三田佳子や太地喜和子、河原
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北京原人の逆襲(1977年製作の映画)

3.3

6階建てのビルと同じくらいの身長の怪獣映画。その分大きくて精巧なミニチュアを壊しまくる快感。大猿じゃなかったら傑作だったのに。

アンデッド・セメタリー(2014年製作の映画)

3.8

山内組常連の世志男が医者で普通の役かと思ったら、いつも通り女どもにいたぶられてコワい。
同じく常連の里見瑶子がどこに出てたかわからんかった、やっぱりあの目玉が飛び出してたゾンビかな。

『ゾンビブライ
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多情仏心(1957年製作の映画)

3.0

原作の里見弴は小津映画で見た名前で長らく岩波文庫にこの映画の原作があった。

東映城のお姫さま大川恵子の現代劇を初めて見たが美貌といい品といい原節子に激似でビックリ。

死期が近い金持ちで女好きな弁護
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一心太助 江戸っ子祭り(1967年製作の映画)

3.2

錦之助版の第1作から3作までを舟木一夫主演でリメイクしたアイドル時代劇、何故か原作に中島貞夫(脚本も)とクレジット。
彦左に東宝から加東大介を招いたり、その用人役の財津一郎にチョーダイを連発させたりで
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ハーフゾンビ DEAD or ALIVE(2014年製作の映画)

2.9

『ニューヨーク1997』みたいなアイパッチのゾンビハンターのオヤジと『アダムスファミリー』みたいなハーフゾンビの娘が経営するスナックには今日も変なゾンビのお客さんが集うのであった。
人にはススめないが
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若き日の次郎長 東海一の若親分(1961年製作の映画)

3.8

個性派揃いの子分より親分じゃなく兄ィという感じの錦之助が演じる次郎長が一番目立つシリーズの第二弾。
大政の水島道太郎と石松のジェリー藤尾が新加入して面白味がアップしてる。
特に関東綱五郎役の渥美清が秋
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ガールズ&パンツァー これが本当のアンツィオ戦です!(2014年製作の映画)

3.5

『劇場版』もそうだけど試合が終わったあとは敵味方なく笑いあえる、戦車道畏るべし

ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

5.0

なんで雪の進軍、
203高地って、
観覧車先輩
ガルパンはいいぞ

4DXはお風呂のシーンのシャボンがいいぞ

嬢王ゲーム(2014年製作の映画)

3.1

新人キャバ嬢の出世物語だけどそこは山内大輔、相変わらず女の顔を痛めつけて歓んでる。

サブキャラのFカップ(推定)キャバ嬢が焦りと嫉妬で段々と目つきが悪くなるところが最大のみどころ

二・二六事件 脱出(1962年製作の映画)

5.0

226事件ベストムービー
反乱軍にシンパシーを感じず、サスペンス演出に徹した傑作!

官邸で難を逃れた岡部首相は女中部屋の押入れに隠れたが、アッチもコッチも兵隊だらけで脱出不可能、おまけに勅使がなんと
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真夜中のボクサー(1983年製作の映画)

3.5

八百長の汚名を着せられたまま失踪した元世界チャンピオンのボクサーが葛藤の末に現チャンピオンと対戦する話。
公開時、長部日出男がオール読物で数年後カルトムービーになると予言していたし、ぼくもその年のベス
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鯨神(くじらがみ)(1962年製作の映画)

3.2

小学生の時に「侍ジャイアンツ」番場蛮のオヤジの鯨に食べられ消化液で全身ドロドロになりながらなかから腹を裂いて出てくるとというのを見てるから・・・あまり驚かないや

若き日の次郎長 東海の顔役(1960年製作の映画)

3.3

このフィルマークスの脚本に沢島忠(クレジットは笠原和夫)とあるが多分間違い!でもホント監督もサワチュウだと勘違いしてしまうほどポップな(米屋なのにピストル携帯)次郎長売り出すの巻。
法印(田中春男)と
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荒木又右衛門 決闘鍵屋の辻(1952年製作の映画)

4.2

「今からそう固くなっては明日の朝までには石になる・・・ただの石ならいいが墓石じゃ」と三船にからかわれ、グーパンチで気合いを入れられる加東大介のど緊張演技を見る映画。小川虎之助に引きつった笑顔を見せ「頼>>続きを読む

無法の宿場(1963年製作の映画)

4.3

冒頭、千代之介がやくざ者2人を斬るロングショットの格好良さは後年の劇画のようだし、ハンパない妖気を漂わせる菅貫太郎の存在感は圧倒的!!!!

左ト全との戸の立て付け関連のギャグ(くすぐり)が物語とあま
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新選組血風録 近藤勇(1963年製作の映画)

3.9

惜しい、土方(加藤武)と山南(佐藤慶)のキャストが入れ替わっていたなら傑作になりえたのに・・・沖田(品川隆二)もダメだが沖田ができる年若のイケメンは当時の東映にはいないから仕方ない。
近藤勇を演じるの
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プーサン(1953年製作の映画)

3.7

主人公 伊藤雄之助がドジでのろまでお人好しなんだけど見ていて全然イライラしない、かえってほのぼのする。1953年の東京はコワくて喧しい街だよという風刺コメディ。もちろん熊は出てこない。

天草四郎時貞(1962年製作の映画)

2.5

ポスタービジュアルは橋蔵映画随一なのに、本編はディスカッション映画でつまらん。でも橋蔵以外の個々の役者は持ち味は出してる。

モノクロ 1962年3月21日公開

さらば あぶない刑事(2016年製作の映画)

3.0

シリアスで暗い演技が得意な仲村トオルがまんまトオルで驚いた!まだまだ軽薄で軽い役もできるぞ。しかし浅野温子はただうるさいだけ、やんなっちゃうよ。
エンドロールに長谷部安春の文字を見たとき涙でたよー(第
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血槍無双(1959年製作の映画)

3.9

流しの蕎麦屋に変装した赤穂浪士メンバー杉野十郎太(大川橋蔵)は槍の達人俵星玄蕃(片岡千恵蔵)に弟子入りするが・・・という忠臣蔵外伝。千恵蔵と橋蔵の見せ場がイーブン天才の仕事か?監督=佐々木康 脚本=小>>続きを読む

次郎長三国志(2008年製作の映画)

3.5

次郎長映画はだいたい笑って泣かせるがこれは泣かせのほうが濃い。
次郎長とお蝶がガチ主役のため石松は温水洋一で地味にしたが かえって印象に残る。あと法印=笹野高史はうまい。鬼吉も目立つが棺桶担いでいない
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あばれ駕籠(1960年製作の映画)

2.1

東千代之介が稲葉小僧と仲村仲蔵の二役を演じるメロドラマ風時代劇。女々しくてちょっと退屈