ゆれる木さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ゆれる木

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TNSへのお別れ(1998年製作の映画)

3.0

目を逸らしながら見ることのできる
ゴダールはフランスでは笑って見ることができるらしい

草上の朝食(1987年製作の映画)

4.1

私みたいな女。誰かと電話して、匂い嗅がれたり、寄り付かれたり、でも、それに悲しいぼんやりした顔で佇んでるの。林檎抱えて

雨のなかのダイバー(2009年製作の映画)

4.0

村上春樹的世界観。夢の中で死にもう戻らない女、何も達成できない男。

太陽の墓場(1960年製作の映画)

4.0

すべてのシーンが美しい風景で、人も。皮膚のあざ、汗、美しい津川さんの頬にも汗。人のオーラはニキビや汗だ。

地下水道(1956年製作の映画)

4.0

最近読んでいるイヴァン・イリイチの水の本で、下水道は都市の身体化、“循環”概念の登場の成果物であるとのことで、荒れ果てた都市の中、血の中を巡る人々の姿、その身体は誰のものであるか、などについて

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

3.8

ラストまでは笑ってふふ、という感じで見ていたけど、女の先生の習字の好きな言葉“適当”というところで心が滅多刺しになった。音のない四コマの世界を、名曲で成立させて行くスタイルは好き。

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.0

当時批判されていたけどとても好きだと思った。あなたに似ているジブリキャラは?というサイトで似ていると出てうれしかった

ザ・ガーデン(1990年製作の映画)

4.0

両性具有のカタツムリを少年か若い女の手で取って、そして頭を外で日差しで水道の水で洗う、少年が青年を。そのショットですべてだ。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

光は幽霊、と、眼と精神…
男のような座り方の女性は、最高

讃歌(1972年製作の映画)

3.7

こういう愛情とか、好きそうだけど…と言われたけど、こうなる前に愛があってほしい 老人ホーム

これがロシヤだ/カメラを持った男(1929年製作の映画)

3.9

市民の悲喜こもごもを映した傑作 主人公 はおらずただ入れ替わり人の顔が映し出されていく。機械工業の発達とそのスピードで、考える前に目の前は切り替わって行く。

犯された白衣(1967年製作の映画)

4.1

理由なき暴行・水のないプールにははまらなかったが、遂に傑作と思えるものが来た。あらゆる戦争や侵略とも重ねられる。「あっち」という言葉の幼さ、海から来る。

ジャンヌ・ダルク裁判(1962年製作の映画)

3.9

凶悪 女が着てはならない男の服 女がなってはいけない軍の指揮官

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.0

OPにピングドラムみ
親子の話 お母さんのことを苛めてる
当時のジェンダー観が虚しい

カラスの飼育(1975年製作の映画)

4.2

輪るピングドラムと重なる。ピアニストの断念、鳥のカゴ、熊のキス、死んだウサギ、キリストの足元の豚、死なない屋敷の中の叔母

日常の中で音ってこう聞こえるなという、再生されるポップスなども秀逸

やさしい人(2013年製作の映画)

1.4

鬱病の犬に詩を読むんだけど、それも大して良い詩だと思わなかったし

いっその事誘拐とかしなくて良かったんじゃないかな。そういうことすらできずにモヤモヤしてる男を描いて、女は気持ちを日記か何かに書くシー
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甘い夜の果て(1961年製作の映画)

3.9

影 静か 淡々としていて、高度成長期の虚しさが愚かで中身の無い(全く魅力の無い)主人公によって平凡に語られていくのが大切なことだと思った

この手の、高度成長期の恋愛物が好き 社会が、背景に、会話に、
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復讐は私にまかせて(2021年製作の映画)

4.0

映されたもの一つ一つ見たことないものを見た気持ちになれた

Calling(2012年製作の映画)

2.9

作りが丁寧で素敵だったんだけれど、病というものがストーリーのために都合よく解釈されたように感じてしまった。震災という背景とのつながりもいまひとつ感じられなかった

2084(1984年製作の映画)

3.0

何とか頑張って訳す 映像の方が難解に感じる

左利きの女(1977年製作の映画)

3.5

色も淡く、一つ一つのシーンは絵にはなっているのだが、カメラが3人に分担させているかのような感じだったり、つなぎの不自然な箇所があるのが気になった。

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.6

Amo: Volo ut sis.
愛してる。それは、あなたが存在することを私が望むということ。

アーレント

この言葉は高校生の頃の私がある人のブログで見つけて、ずっとiPhoneのメモの中に書い
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