ずどこんちょさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

3.8

レゴの映画を侮ることなかれ。
評判通り、たしかに奥深くて面白い映画でした。
子供も楽しめるレゴの冒険アクションではあるのですが、一方で終盤の突然の展開には確実に大人の方がハッとさせられます。
「上にい
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亜人(2017年製作の映画)

3.4

死んだらすぐ蘇るという特殊再生能力を持つ新生物の"亜人"。
政府の極秘機関によって秘密裏に人体実験のモルモットにされてきた亜人による人類全体に対する復讐と、それを阻止する亜人による激しいバトルアクショ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

(公開前のため基本設定のみでレビュー)

闇夜にひそむバットマン…

3時間弱という長尺ながら、ハラハラドキドキの緊張感が続く最新作です。
今回の敵が権力者を狙った連続殺人になぞなぞでメッセージを残し
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.4

『おジャ魔女ドレミ』が誕生しておよそ20年。あの頃、日曜の朝に寝ぼけ眼で見ていた子供達も、今はすっかり大人になって社会人になっています。
大人になって現実の世の中に直面すると、あの頃思っていた「魔法」
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

坂元裕二は恋愛と破局を経験した男女数万人からデータを集めて、その共通点を絞り出したのではなかろうか。
そういう桁外れの統計作業をやりこなしたからこそ、誰もが共感できるパターンを見つけたのではないだろう
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

2.9

新生女性メンバーだけでリブートされた名作映画「ゴーストバスターズ」。
続編を作り出した最大のメリットは映像が飛躍的に良くなったことでしょうか。ゴーストの色合いは相変わらず緑や青の発光色で怖さというもの
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カーズ(2006年製作の映画)

3.5

見よう見ようと思っていてずっと後回しにしていたピクサーの名シリーズ。子供と一緒に鑑賞です。さすがピクサー。ちゃんとストーリーや設定がしっかりしてましたね。

まずキャラクターの設定が個性豊かで愛着が湧
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ヒート(1995年製作の映画)

3.4

アル・パチーノとロバート・デ・ニーロという名俳優同士の共演。これだけで見応え十分です。
しかも、二人は敵対する立場にいます。LA市警の敏腕刑事ヴィンセントを演じるアル・パチーノと、緻密に計算された作戦
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罪の声(2020年製作の映画)

3.7

1984年から85年にかけて食品会社を狙った連続脅迫事件"グリコ・森永事件"。実際の事件をもとに描いたサスペンスです。
事件に関与させられた子供達の視点、そして事件を掘り起こす新聞記者の視点から真相に
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.8

2009年、両エンジン停止という危機的状況を乗り越えて乗員乗客155人の命を救ったパイロット。彼はたった一日で全世界から"英雄"として称えられるようになりました。
ところが、事故調査委員会がコンピュー
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

劇場版も遂に3作目。結構コンスタントに続編を生み出してくれるのは嬉しいです。
毎度毎度、最後のどんでん返しに騙されて驚くので、今回は裏を予想するのをやめて見てみました。疑っていたらキリがない。騙される
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アス(2019年製作の映画)

3.5

ホラーです。良かったです。考えさせられる謎や伏線が多く含まれています。
『ゲット・アウト』の監督なので、社会的メッセージも込められていて奥深い。というか、ホラー映画に社会的メッセージを込めてしまう強気
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

非常にズシっと心に残るドラマでした。
しかし、とても上手くできています。よく考えさせられるけど、決して重厚過ぎません。むしろ子供目線から見た世の中は過酷で地獄のようにも見えるのに、時折、スパイダーマン
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今日から俺は!! 劇場版(2020年製作の映画)

3.3

テレビシリーズの続編となる劇場版です。原作もあるのでテレビシリーズの延長線上のストーリー。
卑怯を武器に喧嘩を収めてきた三橋と、トゲトゲ頭の伊藤が開久高校との一戦を交えた後、開久に隣町より北根壊高校の
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.7

数学オタクの予備校教師と上から目線の女子高生。ちょっと変な二人の"普通の人"とは何ぞやを求めるストーリーです。
主演の成田凌と清原果耶の丁々発止な掛け合いがとても面白い。特に成田凌は大野先生のキャラク
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

正月に相応しい映画だと思って見ました。笑って泣けるのではないか、と。期待を遥かに上回る傑作だったのではないでしょうか。劇団ひとり監督、すごい!

ビートたけしと、その師匠である浅草の舞台芸人、深見千三
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映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017年製作の映画)

2.5

大人になってからは普段ドラえもんのアニメ映画は見てこなかったので、最近の他のシリーズがどれほどのものなのかは分かりませんが、子供向け映画にしては冒頭のアクションシーンから惹きつけられたかもしれません。>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.4

わー!待て待てストップ!
途中まではまぁまぁ楽しめました。理解不能、解釈が困難と有名な難解映画の一つですが、途中まではついていけました。
謎のモノリスの出現によって人類の祖先である猿人が武器を持つとい
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

4.0

オードリー・ヘプバーン演じる盲目の女性スージーの自宅に現れた凶悪犯たち。彼らの狙いはひょんなことからこの家に隠されているはずの、とある大事な物を奪還することでした。果たして目の見えないスージーは、凶悪>>続きを読む

ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

2.9

サンタを信じていない男の子が、ポーラーエクスプレスという未知の鉄道に出会い、スリル満点の冒険の末にサンタクロースのいる街に到着する物語。
要するに、子供が見ても楽しめるファミリー向けクリスマス映画です
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.2

前作で「のび太の結婚前夜」を描いていましたが、今回はその続き。結婚式当日、花婿であるのび太が失踪する事件が勃発します。一体何が起こったのか。のび太としずかちゃんの結婚式は無事に開かれるのか。
この辺は
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.9

特別養子縁組で息子を預かった親子と、望まない妊娠をした中学生少女の話です。

それぞれの立場からドラマが描かれており、その背景や心境を知るからこそ切なく感じました。
子供に恵まれず、長い不妊治療を諦め
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.6

世界の情勢や歴史を一つずつ勉強していくのはそれなりにハードルが高い。でも、映画で見るとその問題点が浮かび上がってきて背景を知りたくなります。2時間半見ることで世界を知る窓口になるなら映画は最良の教養書>>続きを読む

おくりびと(2008年製作の映画)

4.1

公開当時アカデミー賞外国語映画賞受賞で日本が沸き、劇場へ見に行きました。
あれから13年が経ち、自分自身の見方も変わって再度鑑賞。
涙が止まりませんでした。クスッと笑えるシーンと心に沁みるシーンのバラ
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

3.3

この渋谷駅前のスクランブル交差点をリアルに再現した足利のオープンセットはこれからの日本映画をとても迫力満点に盛り上げてくれるロケ地だと思います。今までしたくても、なかなかスケールが大きくてできなかった>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.5

「嫌われ者のじいさん×純粋な少年」
しかも、嫌われ者のじいさんの方は名優ビル・マーレイが演じています。面白くないわけがない。

隣に引っ越してきた内気な少年オリヴァーは最悪の出会いを経て、隣人のヴィン
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.7

台湾の恋愛映画なんて初めて見ましたけど、見事に心を揺さぶられました。
青春の淡い恋心が甦えるようです。

とは言え、下ネタ多め。全編から溢れ出るちょっと前のクドカンのような世界観です。
まぁ主人公コー
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.6

会社は社員たちの汗水流して働いてきた時間と労力によって大きくなる。しかし、たった一つの秘密で運命は変わる……

「半沢直樹」や「下町ロケット」などの池井戸作品をドラマ化してきた福澤克雄監督による、新た
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.6

原田監督の早口言い回しは健在でした。

司馬遼太郎原作で、新選組の土方歳三の運命を新選組結成から函館戦争で散るまでで描きます。

良いなぁと思ったのが、やはり百姓出身の土方歳三と近藤勇らが隊士としてで
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.7

昔、学校の音楽の授業で見た記憶がありますが、私は全部を見たわけではなかったということが分かりました。
サウンド・オブ・ミュージック、ただのハッピーミュージカルではなかったのですね。今まで知らずに生きて
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学校(1993年製作の映画)

3.8

心に沁みる良い映画を見ました。
派手なアクションやスケールの大きい予算など必要としない、ストーリーや台詞で見せる邦画の良いところが詰まったドラマでした。さすが山田洋次監督。

実在のモデルをベースに描
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.3

テンポの良い探偵バディ物!

武闘派で、敵を倒すためなら怒りに任せて人を殺すことも躊躇わない男ヒーリーをラッセル・クロウが、
護身用の拳銃も使いこなせず、すぐ酒に溺れ、ただ偶然事件解決の糸口を掴む強運
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億男(2018年製作の映画)

3.7

"お金"セミナードラマ。
私は単純な人間なので、こういう本質を問うメッセージ性の強い作品は結構好きです。

借金を抱え、妻子と離れて生活する主人公。ある日、宝くじで3億円の高額当選をしてからそのお金を
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.8

すっごいハラハラしました。
ノンストップで引き込まれてしまい2時間弱があっという間。面白い映画って、見始めたらそこから1ミリも動かさない強力な引力がありますよね。
特に前情報なく見たのでどんなジャンル
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

美味しそう!食べたい!
一流レストランのシェフが店を辞めてフードトラックを始める人生逆転ドラマです。

腕利きの料理人カールは人を喜ばせたいという思いを胸に新しい料理や美味い料理を追求しますが、伝統を
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.6

ハーレイ・クインはもはやマーゴット・ロビーにしかできません。ハーレイ・クインをイメージした時、マーゴット・ロビーが脳内再生されるほどに定着しました。
マーゴット・ロビーという女優はハリウッド女優の中で
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