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「その事実が面白いんだよ」
𠮷田恵介自身が『空白』に出てきたような無神経なマスコミを掘り下げてみたかったと言っていたが、今回はマスコミ側の視点を取り入れることで、何がそうさせるのか、報道とはどういう>>続きを読む
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飛行機が墜落した場所がヤバイ所だったというプロットはよくあるものであり、その内容自体も特別なことをやっているわけではないのに何故こんなに面白いのか。
これは反政府ゲリラの描き方が効果的に働いていると>>続きを読む
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今作の終わり方は個人的に好き。人間とエイプが互いに支配、被支配の関係性を経た以上、そう簡単に共存という道は歩めない。いつ立場が逆転するか分からない危ういバランスの中でノアはシーザーの教えをメイに託す。>>続きを読む
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フランソワ・オゾン初鑑賞。
売れない女優と同じく売れない弁護士が殺人の容疑を着せられたことを利用し、一世一代の大芝居を打ったことで成功を手に入れる訳だが、それも長くは続かない。真犯人がいるからだ。>>続きを読む
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怪獣たちの所作や表情が豊かで、あ、今こんなこと言ってんだろうなと容易に脳内変換が可能で観ていて楽しい。
もはやWWEとかそういうものだろうこれは。次作でコングとゴジラがバイクで二尻とかしていても驚か>>続きを読む
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前半は真面目なSEEDテイストで展開し、後半はまさかのGガン。誰がこんなものを想像しただろうか。
製作サイドに対して様々な憶測が飛び交い、主演声優は叩かれたりと様々な怨念を纏っていたSEEDシリーズ>>続きを読む
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同じ高校に通い、同じ制服を着て永遠の友情を誓ったあの日から数か月後、社会人になる者、貧困故に社会にコミット出来ない者、モラトリアムを過ごす者と各々がバラバラの生活を送りながら青春の残り香のもとに集う。>>続きを読む
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アジア最大の団地で再開発が行われるにあたって、そこに住んでいる250匹近いにゃんこを保護しようとするが、なかなか難しい。にゃんこ達にとっては人間の事情など知らねえよという話なので、思い通りには動いてく>>続きを読む
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身長差のある男同士がアメリカンドリームを夢見てグダグダやっているという設定は『真夜中のカーボーイ』を想起。
暴力的なマックスと陽キャなライオンが最初に出会う場面が良い。風の音だけが聞こえる閑散とした>>続きを読む
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キャストも作品の質も大分下がり、フランチャイズの終わりを感じさせる。
ホモソーシャルの悪い面が目立ち、賭け指相撲で負けて指輪を没収されたバーニーがクリスマスを連れて来て相手を半殺しにして指輪を回収す>>続きを読む
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とにかく粗雑に扱われる主人公が不憫。テレビばかり見て働かない、家事もしない母と継父に代わって家事をやり、労働で得た給料も渡す。バーで出会った男と一夜を過ごして妊娠した挙句に捨てられ、事故って流産。見舞>>続きを読む
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久しぶりに観るのが苦痛な映画に出会った。とにかくつまらん。
変人だが腕は確かな探偵をビル・プルマンが演じているのだが、これはミスキャストに感じる。顔面力が弱いんだよな。それに加えて変人という設定は最>>続きを読む
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「熊嵐」を読んでから熊に対してはかなり畏怖の念があるので、上野動物園なんかで熊を見た時もかなり怖かった。
そんな熊がコカイン漬けになって人を殺しまくる映画。想像を超えるようなことは起きないが、人がガ>>続きを読む
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家庭崩壊から再生という物語は多々あるが、今作はそれぞれがここでなはいどこかを探して放浪してみるが、結局そんなものは見つからず仕方なくホームに帰ってくるという話で、この仕方なくがいい塩梅になっている。>>続きを読む
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アキ・カウリスマキの作品は失業が死に直結している。それほど殺伐とした国で男と女が互いに身を寄せ合いながらここではないどこかを目指す。労働者階級に祖国なんてないというセリフが良い。
自殺を断念し、殺し>>続きを読む
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大企業の栄枯盛衰物語って他に何かあったっけと思い出そうとするが出てこない。『ソーシャル・ネットワーク』や『スティーブ・ジョブズ』は圧倒的なカリスマが成功の裏で失ったものにフォーカスしていて、テック業界>>続きを読む
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楽しく観たが、劇場公開されなかったのも分かる気がする。
『コブラ会』のミゲルでお馴染みのショロ・マリデュエニャや最近飲食店従業員の賃上げデモに参加して逮捕されたスーザン・サランドンがキャストに入って>>続きを読む
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男二人の物語というと『オールド・ジョイ』があるが、こちらは仲の良かった男同士が温泉巡りをしていくなかで二人の関係性の終わりを確認していく話だった。今作はそれと対になる話になっている。
冒頭、河川を下>>続きを読む
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戦時下において玉砕、特攻などという人を消耗品のように扱う価値観が戦後も企業戦士という形で今なお続いているヘルジャパン。水木というキャラは消耗品として使われる側から使う側へ回ることを強く願っている。権力>>続きを読む
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とってもキュートな作品。
ゴミ回収業者として働く男とスーパーのレジ打ちの女の恋模様を生活の中に描写する。
男の方がベタ惚れで、デートをすっぽかされたことに内心怒りながらも澄ました感じで家から追い出>>続きを読む
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アキ・カウリスマキ初鑑賞。結構好きかも。
炭鉱閉鎖で仕事を失くした男がキャデラックで南を目指す珍道中。
キャデラックを息子に譲った親父がいきなり拳銃自殺する。その演出があまりにも早急であっさりして>>続きを読む
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現代人が大自然を彷徨い癒しや気付きを得るみたいな話は多々あるが、今作は登場人物のバックボーンも殆ど描かれないしセリフも少なく、イメージを積み重ねて思考を促すことで現代人を相対化させる。
ピクニックに>>続きを読む
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ナポレオンの英雄的な側面と妻への大好きムーブと嫉妬深く未練がましい側面とのギャップが面白い。
クソ真面目な話になりそうな題材だが、洒脱な作品になっていることにリドスコの胆力を思い知る。これも彼にとって>>続きを読む
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極端な男尊女卑社会で起きた連続殺人事件を追う女性ジャーナリストのラヒミの視点と犯人のサイードの視点がクロスしながら物語が進んでいく。
街の浄化という名目で娼婦を殺害していくサイードは、名目だけみれば>>続きを読む
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ベイ味をしっかりと継承したアクションシーンはなかなか見ごたえがある。アクションでのカメラワークなど、新しいことをやろうという姿勢が見れるのがいい。
敵のキャラクター造形に関しては、そんな話前作にあった>>続きを読む
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ボーンシリーズの外伝的な作品で、ガンダムにおけるOVA作品のような立ち位置。
特に可もなく不可もなくといった印象で、あまり目新しさがないのが欠点。ジェレミー・レナ―の新キャラは個人的には好みで、彼がバ>>続きを読む
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製作費が15億と日本映画では大作の域に入る映画で、こんな好き勝手にやっていいのかというのが驚き。
エキストラを多数動員した合戦シーンのスペクタクルに見られるようなルックのリッチさと相反する人物の軽さの>>続きを読む
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本当に助けを必要としている人物は助けたくなるような人物ではない言われるが、今作のレスリーもそういう人物。アルコール依存症で口汚く、盗み癖もある。そういった人物が路頭に迷った時、辛抱強くケアをしてくれる>>続きを読む
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他者に奉仕する贖罪は贖罪足り得ないということか。他者はあくまで他者であって、そこに自身の贖罪を当てはめてみても、それを受け取ってもらえるかどうかは分からない。
ホテルの装飾を布で包んで隠すのは刑務所の>>続きを読む
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仕事でミスった奴が別の仕事を通じて自身の能力やスタンスを反芻しながら大丈夫、俺は無能じゃないと再確認する。ここにフィンチャー自身が投影されているのかなと思った。フィンチャーもたまに映画がこけてしまった>>続きを読む