アローンを冥王として完全に覚醒させるため、「ロストキャンバス」の制作に専念するようその身を幽閉するパンドラ。その陰で、神話の時代から冥王との因縁を持つペガサスの聖闘士の存在を危惧し、冥王の側近である双子神・タナトスとヒュプノスが動き始めていた。一方、聖域ではジャミールの長老・ハクレイが教皇の下を訪れる。そして蟹座の黄金聖闘士マニゴルドも教皇の命を受け、テンマの後を追う。その頃、ハーデス城に向かう途中、滅ぼされた故郷の村に着くテンマだったが、そこに現れたのは妖しさを放つ巨大な森だった。
死の森に足を踏み入れ、テンマたちとはぐれてしまったユズリハ。その目の前に、死んだはずの弟・トクサの姿が現れる。トクサの呼びかける声に、ユズリハの思いは過去へと向かう……。その一方、耶人は巨大なムカデに追いつめられていた。薄れゆく意識の中で耶人もまた、少年時代のことを思い出すのだった。冥闘士ベロニカと対峙し苦戦を強いられるテンマの下に、ふたりは辿り着けるのか? ©車田正美・手代木史織/秋田書店・TMS
ベロニカが操る無数のゾンビに囲まれるテンマたちだが、蟹座の黄金聖闘士・マニゴルドに助けられる。教皇の命を受けテンマの護衛として現れたマニゴルドは、圧倒的な強さでベロニカの体を真っ二つに。それでも死なないベロニカは、森とともにテンマたちを腐らせようとする。一方、離宮では一連の闘いを双子神ヒュプノスとタナトスがチェスをしながら眺めていた…。 ©車田正美・手代木史織/秋田書店・TMS
双子神の居場所をつきとめたマニゴルドだが、死の神タナトスの圧倒的な力の前に、為す術なし。そこへ教皇セージがかけつけ、応戦する。タナトスの攻撃を受けながら、マニゴルドは幼少時代にセージと出会った日のことを思い出す。戦争孤児だったマニゴルドは、かつて人間の命など塵芥だと考えていた…。ついに本気となるタナトスを前に、果たして勝機はあるのか?
マニゴルドに傷つけられたことによって、タナトスがついに本気になった。圧倒的に不利な状況で、しかしセージはひるまない。「絶望などと、簡単に口にするでない」というセージの言葉から、マニゴルドは師との昔のやりとりを思い出し、希望を取り戻す。二人は一縷の勝機にかけて「積尸気冥界波」を放ち、タナトスの魂を肉体から分離させることに成功するが…! ©車田正美・手代木史織/秋田書店・TMS
ヒュプノスは、夢を司る四人の神々を招集する。その一人、幻夢イケロスは、人馬宮にまで侵入し、その場に居合わせた山羊座のエルシドの攻撃をかいくぐり、未だ意識の戻らないシジフォスの魂を奪い去る。エルシドはシジフォスの魂を奪還すべく、単身、聖域を後にする。シジフォスの右腕として常にそばにいたエルシドは、シジフォスが目覚めない理由を感じ取っていた…。
エルシドは、シジフォスの魂を奪還するため、夢を司る四神の一人・イケロスに戦いを挑むも、片腕をもぎ取られ崖の下へと落下していく。一方、ハーデス城へと向かっていたテンマは、ユズリハや耶人とはぐれてしまい、なぜか滅んだはずの故郷へとたどり着く。そこには幼いアローンやサーシャの姿が。「今までのことは、すべて夢だったのか?」混乱するテンマだったが・・・。
エルシドは、空間を自在につなげて攻撃してくるイケロスに対し、自らの地を舞わせてその動きを読み、イケロスを貫き倒す。その頃、ペガサス流星拳で夢から覚めたテンマの前に、造形者モルペウスが立ちはだかる。モルペウスは夢界に咲く芥子の花で次第にテンマの感情を奪っていくが、テンマの耳にアローンの声が聞こえると、テンマの聖衣に変化が表れて・・・!
イケロスたちと合体したオネイロスの前に、テンマたちはシジフォスの魂を救うこともかなわず追い詰められてしまう。だがそこに、シジフォスを救おうとアテナであるサーシャ自らが夢界へと乗り込んできた。サーシャの邪魔をさせまいと、テンマとエルシドは再びオネイロスに立ち向かう。そして、オネイロスを夢界から地上へ追いやることに成功する!
夢界へやってきたサーシャは、シジフォスの夢へ入っていく。シジフォスは夢の中で、自分がサーシャを聖域に連れ去ったことが彼女を不幸にし、さらに聖戦を引き起こしてしまったのではないかという罪悪感に苛まれていた。心を閉ざし闇に落ちかけたシジフォスを、サーシャは命を掛けた説得で救い出す。だが、そのころ地上ではオネイロスとの戦いの中で、エルシドの小宇宙がついに尽きようとしていた・・・。 ©車田正美・手代木史織/秋田書店・TMS
四神が倒されたことで、ヒュプノスの「眠りの結界」は破壊され、ついに聖闘士たちは、亡き仲間たちの想いを胸にハーデス城へと進軍する!ハクレイはセージに代わって全聖闘士たちを鼓舞し、自らも眠りの神ヒュプノスを討つべくハーデス城に乗り込んでいく。だがそのころ、夢界でロストキャンバスを描き続けていたアローンは、ヒュプノスによってついに冥王ハーデスとして完全に覚醒してしまう・・・。 ©車田正美・手代木史織/秋田書店・TMS
先代アテナの加護を受けた剣を携えてハーデス城に一人潜入したハクレイは、立ちふさがる冥闘士をなぎ倒しながら進み、ハーデス城を守る結界の中心を発見する。しかし、アテナの剣で結界を破ろうとしたそのとき、ハクレイの前にヒュプノスが立ちはだかる。ハクレイは、前聖戦からの因縁の相手であるヒュプノスとの戦いに決着を付けることができるのか!?
ついにハーデス城の結界が解かれようとしたその時、冥王ハーデスが姿を現す。テンマや童虎も駆けつけるが、覚醒したハーデスの力はあまりにも強大すぎた・・・。もはや為す術はなく、撤退すらもできない。絶体絶命・・・、そう思われたそのとき・・・!
少し前に、ハマったアニメです。
聖闘士星矢のタイトルですが、星矢は出ません。😅
聖闘士星矢は、最初見たのですがハマりませんでした。
この作品、作者が違うようです。
聖闘士星矢の遥か前のお話。
…