滝和也

ダーリン・イン・ザ・フランキスの滝和也のレビュー・感想・評価

3.9
鬼娘にダーリン!の
パワーワード炸裂。
モーターヘッドか
ゴシックメードの兵器に、
操縦席やストーリーテイク
はエヴァ風味かつ
複座でダイミダラー(笑)

だが…それは昇華する!

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」

圧倒的な模倣、自然と意識化に刷り込まれた心の傷にも似た記憶をすべてさらけ出した事により、洗練され、昇華したものはオリジナルとなる…といえばよいのだろうか…。

その世界観は最終話の題名…わたしを離さないで…と同名であるカズオ・イシグロのみた悲しき絶望のディストピア。だが…日本アニメ、特撮の作り出した世界はそれだけではない。

愛してる…。

その言葉へとたどり着くゆえに…難解なSF世界は膨大な拡大を持って織り上げられていく。

大人に…なること

まるで15少年漂流記の如き純粋なるジュブナイルとして語られる…。更に宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999、伝説巨神イデオン、エヴァ、ウルトラセブンetsと嘗て時代を席巻した申し子たち。愛を語りしモノの系譜に連なる壮大なジュブナイル。

これは長年映画やアニメを見てきた方ほどハマるし、面白さを感じると思いますね。かなり辛い、ハードな内容ですが…。
滝和也

滝和也