ののたろう

氷菓のののたろうのネタバレレビュー・内容・結末

氷菓(2012年製作のアニメ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ
省エネ人間の折木奉太郎が姉の命を受け、古典部に入部。そこで、名家の少女千反田えると出会い、また中学からの同級生である摩耶花、里志らと学校や身の回りに起きる少し不思議な体験を謎解く、青春ミステリー。

感想
ミステリーとしては平和なものが多く、ゆったり見ることができた。また、京アニの作画の良さや、劇中の間の取り方が良いため余韻が残る。中学生の頃に1度見てハマっていたので再び見た。
特に、奉太郎の省エネが、えるによって揺るがされる点、対抗心や嫉妬心を間接的に表現する点、相手への好意をストレートに伝えることへの障壁など、心情描写が細かいことが特徴だと思った。
ミステリーとしては容易なトリックも多く、自分は心情描写の美しさという点で満足感を持った。
最後の桜の中のシーンは何度見ても考えさせられる、考察したくなるシーンであった。
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