やや変わった立ち位置のライバルだったり新たに3人のキャラクターを加えた2期。これが程良いアクセントとなり、彩りを増したドラマは1期以上の楽しさだった。主人公の不在は翻って全員を主人公とする意思表示にも思えたけれど、同好会メンバーをまとめて描きつつも指し示す方向はブレず「誰かの背中を押す」といったメッセージ性に富んだ内容に観ていてほっこり。オムニバスとも安易に形容できない全員が紡いで見せた物語は、高咲侑の名前に「You」の意が込められていることに気付くことで、誰か一人のものではなかったのだと合点がいく。毎話ED主題歌の「夢が僕らの太陽さ」が流れる瞬間が最高に好き。
