赤毛のアンの47の情報・感想・評価

エピソード47
死と呼ばれる刈り入れ人
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あらすじ
突然、マシュウが亡くなった。全財産預けているアベイ銀行の倒産というショックが心臓に良くなかったのだ。悲しみに包まれるグリーン・ゲイブルズ。その夜、マリラはアンに今まで言えなかった正直な気持ちを告白するのだった・・・。
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Clary

Clary

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前回の終わりで心づもりはあれど、 マシューの死は重い影を残す。 全肯定して背中も押してくれるマシューの存在は アンにとってかけがえのないものだし、 マリラにとってもそれは同じ。 粛々と進む中でもアンが涙を流せず、 それでもスイッチが入ると涙が止まらなくなるのは 「やっと泣けた」のだろう、と。 そんな悲しみを夜共有したいのは、できるのはマリラだけ。 ダイアナが大切で、そして優しい気持ちからと分かっていても、 これは別なのだと。 マリラがアンを想う気持ちを吐露してしまうのも、 大切な人を失った悲しさ、失いたくない怖さにも思えてくる。
そうさのう、いい天気だな
真田ピロシキ

真田ピロシキ

遂に来たマシューの死。両親を亡くしてるアンだが、それは赤子のことであったので身近な人の死に遭遇するのはこれが初めて。しかもその最初は自分を天涯孤独から救い出し愛を注いでくれた大恩人のマシュー。アンにはまるで現実感を抱けない。ダイアナの思いやりも慰めにはならなかったが、こんな時でもなければ正直な気持ちを言えないマリラに想いを吐露されたことで、マシューとの別れが実感として湧いてくる。マシューがどれだけ大きな存在であったのか物語る。
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ゆず塩

ゆず塩

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47話『死と呼ばれる狩り入れ人』 (マシュウが亡くなり、アンがマシュウの死を実感するまでの話) 【いつもの朝を過ごしている中、マシュウは新聞を読んでいる最中に発作で倒れそのまま息を引き取る。マシュウの死因はアベイ銀行が破産したことを知ったショック死であった。泣き崩れるマリラ。アンは、リンド夫人に言われて葬式の準備を執り行う。夜になって一人になるまでアンは涙を流すことはできなかった。窓辺で眠ってしまったアンはマシュウの夢をみる。それは前日のマシュウとのやりとりだった。嗚咽を漏らし涙を流すアン。マリラがやってきて、アンを慰める。そして、マリラは厳しくしたことを申しわけ思いつつ、マシュウと同じぐらいアンを愛していることを伝える。悲しみを分かち合うマリラとアンだった。】 〈面白ポイント〉 ・事前情報でマシュウが亡くなることは知っていたが、まさか銀行ショックで亡くなるとは思わなかった。日常シーンが多いからさ、伏線って気づかないよね。でも、まさか銀行とは。アンの進学に関わってくるだけかと思ってた。 ・マシュウが亡くなってどう泣かしてくるのかと思っていたら、こう泣かすとは。アンが泣くタイミングを遅らせて、なんだなんだと視聴者は疑問に思って、夢でマシュウが出てきて、泣くのね。息を引き取ったから泣くのではなく、故人との思い出を思い出して泣くのね。 で!でだよ! マリラが出てきて、アンへの愛情を伝えるのは秀逸すぎる!確かに、マリラもこんなタイミングじゃないと本音言わなさそうだもんね! 凄いよ、この話。色々なものが考え尽くされている!これは泣ける。
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