ひらまさ

NARUTO -ナルト-のひらまさのネタバレレビュー・内容・結末

NARUTO -ナルト-(2002年製作のアニメ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

木の葉の里の落ちこぼれ忍者・うずまきナルトは、身体の中に過去里に壊滅的な被害をもたらした尾獣『九尾の妖狐』を宿す13歳。
そのせいで孤独な過去を背負うが様々な仲間たちと出会い、成長していく物語がはじまる!

このアニメを最初に見てたのはいつだったか…
小学校に上がる前に姉の影響で少しだけ見ていて、疾風伝に入ってから風影奪還編までは見ていた記憶が。
調べてみると連載開始が私の生まれ年と一緒で、同い年…。
まあそんなこんなあり、ふと懐かしくなって疾風伝まで半年と2ヶ月掛けて鑑賞。

青年になってからの疾風伝の感想はこのタイトルと違うので伏せるが、少年篇の方がなんというか…思い出ボムがすごい。

まず、波の国編。
私自身再不斬と白という最初の敵役である2人がすごく大好きで、1番最初の敵にこの2人を持ってくる岸本先生…というかこの戦いでサスケに早速死亡フラグ持ってくるの!?と見直してから感じる。
波の国編において第19話がラストになっており、非常に感動的な演出・高クオリティの作画になっている。
都留稔幸さんが演出とコンテを担当されてます。鈴木さん・兵渡さん作監。
本当にこの2人は幸せになって欲しいなあ…。

続いて中忍試験編。
中忍試験編で見どころなのは第30話・第48話。
30話は2次試験中、大蛇丸の襲撃を受け戦闘をするシーンがある。が、作画がめちゃくちゃいい。べらぼうに良い。
術の発動から、動きや殺陣まで動きに隙がない感じが良い。
この回は若林さん演出・コンテ・作監。
48話は3次試験中、我愛羅VSロック・リーの回。
絶対防御を持つ我愛羅VS体術で勝負するロック・リーなのだが、我愛羅が動かない分ロック・リーの作画コストがすごい。(言うて砂は動いてるけど)
鮮やかなアクションシーンは見てて手に汗握るなあ〜と改めて思える。
この回も都留さん演出・コンテ、鈴木さん作監。いや、ほんとにすごい。

続いて木ノ葉崩し編。
自来也との出会いを経て、ナルトたちは4次試験へ。
好きなのはなんと言ってもナルトVSネジ。
この戦いを経て、ナルトへ対するネジの印象が大きく変わり少年篇最後のサスケ奪還編へと通じていく。
そして、ここで3代目火影が大蛇丸と戦い、命を落とすという展開があるわけだが…昔見てた時はまったく泣かなかったけど、改めて見直すと行われた葬式のシーンで大号泣したしまった。
後にも先にも、3代目火影は憎めない本当にカッコいいキャラクターなんだと感じる。他影は結構闇の部分があったりするけど…いや3代目にもあるけど。
ここでシカマルもめちゃくちゃかっこよく見えますね。シカマルVSテマリ戦も好きだなあ。

続いて綱手捜索編。
次代火影を探すため、綱手を探しに行くナルトと自来也の話。
三すくみの戦いも当時はすごくカッコいい!と思いながら見たのを覚えてるなあ…。
初見時の綱手のインパクトはよく覚えてて、チチデカ!て思った記憶があります。好き。
このあたりで1番好きなのは我愛羅戦でボロボロに骨を折られ、忍者を辞めろ!と言われるリーかなあ。
ガイ・リー師弟の関係がとてもアツくて大好きなんですよね。

そしてついに!少年篇の最後、サスケ奪還編。
ナルト・シカマル・ネジ・チョウジのフォーマンセルで里を抜けたサスケの奪還を目指す話。
ここで音四人衆との死闘を繰り広げるわけですが、好きなのは鬼蜘蛛丸VSネジ。
ここの戦いに勝った後のネジのセリフでめちゃくちゃ泣きました。
毎度死闘の後、みんな死亡フラグをおったてて倒れていくわけですが…。
君麻呂戦でヘルプに入る我愛羅・リーも良かったな〜〜!いや仲直り早ない?と今だと思うところもありますが、当時は違和感なく見てたなあ。
この2人の関係性も大好きですね。
私は砂3人の中ではカンクロウが1番好きなんですが、(というか作品トップクラスで好き)ここのカンクロウは歴代活躍場面のトップに入ると思います。次点が忍界対戦です。
そして、サスケの過去編を経てナルトVSサスケへと発展していくわけですが…。
第133話、若林さん演出・コンテ・作監回ですね。
めちゃくちゃ作画がスゴいです。え?これ3D?てくらい緻密で細かくて、ぬるぬる動きます。
小さい時にこれを見たから衝撃だったんだろうなあ…。

そしてこの後、4クールくらいアニメオリジナル編が続きます。
各班に少しずつスポットライトが当たった短編が多いです、正直見なくても良い気がするけど…
ずっと下忍をやってるおじいちゃんの話とかはよかったなあ。

長編アニメは見るのに時間がかかりますが、その分寄り添って見られる分見たあとの充実感・感動があります。
NARUTOは疾風伝含め、すべてを通して張られた伏線を回収しナルトの成長も感じられる内容になっているので非常にオススメです。
ここに上げた回だけでもとにかく作画がスゴい回はスゴいので、鑑賞してみて欲しいなあととにかく思います。
ひらまさ

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