にゃん

美少年探偵団のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

美少年探偵団(2021年製作のアニメ)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

主に1話に出てくる星の色合いが美しすぎた。
主人公・眉美が星を探すところから始まり、あまり興味をそそるようなスタートではなかったが、美少年探偵団(美しいということはどうでもいいが)ということで身近に起きる事件や謎を解いていくスタイルに、段々と面白みを感じていた。
団員それぞれが謎や事件に関して様々な考察をし意見を飛び交わせる場面は特にワクワクした。

眉美を車で轢こうとしたのが禁止郎だった事に驚いたが、助けてくれたメンバーに「眉美!ナンバー確認しろ!」と言われ、しかしナンバーは隠されていて特定できずかと思われたが、車に弾き飛ばされて宙に舞いながら運転席を確認できた眉美の視力にも肝にも驚いた。

ストーリー最後に出た「続」の文字に続きを凄く期待してしまった。

期待しておらず流し見しようとしていたが案外面白く見入ってしまったアニメ。


1
私立指輪学園の屋上で星を眺めていた瞳島眉美。
彼女は、十年前に見た星を探し続けていた。
突如現れた謎の美少年・双頭院学に連れられて、眉美は学園内の謎の団体「美少年探偵団」の事務所を訪れる。
そこで眉美が出会ったのは、個性豊かな五人の美少年たち。
彼女は探偵団に星探しを依頼する。

2
美少年探偵団の団員——双頭院学・咲口長広・袋井満・足利飆太・指輪創作と共に、十年前に星を見た場所を訪れた瞳島眉美。
両親との約束である星探しのタイムリミット(誕生日まで)が迫るなか、眉美が謎の組織に尾行され、魔の手が迫る。
間一髪で危機を脱した眉美だが、美少年探偵団から"あの見た星は秘密裏に打ち上げられていた衛星が追撃された光"だと衝撃的な真実を告げられる。

3
下校中、「トゥエンティーズ」と名乗る組織に攫われてしまった瞳島眉美と双頭院学。
彼らの狙いは、十年前に眉美が目撃した星を他の者に拡めないようにする事だった。
残された団員は、二人を助け出すために行動を開始。ついに美少年探偵団とトゥエンティーズが対決の時を迎える。
見事組織から逃れた2人。組織には今後の生活を保証する代わりに衛星のことを黙っているようにと持ちかけられる。眉美は、黙っていることは美少年探偵団の決まりなので受け入れるが今後の保証は断るのだった。
星探しが終わり眉美は美少年探偵団に入団することを決める。

4
謎のカジノホール「リーズナブル・ダウト」の招待状を手に入れた美少年探偵団。
会場を訪れると、そこにいたのは客も従業員も皆、中学生と思しき子供達だった。
カジノホールの支配人・札槻嘘から対決を挑まれた咲口長広は、カジノの経営権を懸けた対決に挑む。が、眉美が例の特殊な眼で皆には見えていない黒子がイカサマをしていることに気づく。

5
嘘との勝負に敗れたものの、その手口をついに暴いた美少年探偵団。
再び嘘と対決するために、カジノ「リーズナブル・ダウト」に潜入する。
しかしいざ迎えた対決の場で、以前見た黒子がいない。今回は裏返していても見えるギミックカードを使っていた事に眉美はようやく気づき探偵団でイカサマを暴くのだった。
カジノはこれを機に閉店となる。

6
美少年探偵団の事務所である美術室のリフォーム中、天井裏から見つかった三十三枚の絵画。
それは、名だたる名画から人間の姿だけが消えた不可思議な絵画だった。
誰が、何のために、こんな絵を描いたのか?
各々が推理を披露し合うなか、美少年探偵団は以前の美術教師に辿り着く——。

7
天井裏で見つかった絵画の作者は、永久井こわ子という名の元美術教師だった。
彼女は七年前に起こった、ある誘拐事件の犯人と目されている。

10
次期生徒会長選挙が近づく指輪学園中等部で、現生徒会副会長であり、次期生徒会長有力候補の少女・長縄和菜が引き逃げ事故に遭い、立候補を取り下げることが決まる。
生徒会長選挙の裏に見え隠れする陰謀を察知した美少年探偵団は、犯人捜しを開始。
さらに、眉美を新たな立候補者に仕立て上げて、選挙戦に挑むことに。

11
双頭院学の実兄であり美少年探偵団創設者・双頭院踊の後援を受けて、着実に支持率を高めていく眉美。
だが、長縄和菜のひき逃げ事故は解決するどころか、手掛かりすらつかめずにいた。
やがてひき逃げ犯の魔の手が眉美に迫り、眉美の下校中を車が襲う。宙に舞う眉美は運転席に座る人物が、立候補者の1人である隣の席の男子生徒・沃野禁止郎であることを見てしまう。

12
ついに迎えた生徒会長選挙当日。
眉美の隣には、クラスメイトであり、同じ生徒会長候補者の沃野禁止郎が佇んでいた。
眉美の演説を目前に、禁止郎が眉美の耳元で話しかけてくる。禁止郎は全生徒会長に応援演説をされる者を強者と警戒して排除しようとしていたのだ。
しかし眉美の応援演説は急遽双頭院学が行う。ここで眉美と出逢ってから今までの出来事を振り返るように話す学。素晴らしい演説のおかげもあり眉美は生徒会長となる。
そのころ禁止郎の姿はどこにもなかった。彼はなんだったのか。そもそもうちの生徒ではなかった禁止郎。学校からの刺客だったのかと団員で話していた。

みんないずれ大人になっていく。
キラキラ輝く大人になろう。そんなエンド。
にゃん

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