８６―エイティシックス― 第2期の9の情報・感想・評価

86エイティシックス19話 死ぬ気はなくても、 【生きて帰ってくるつもりも無かっただろうが】 ライデンの言葉がかなり刺さった。 目的を達成してしまった人間に、その目的を達成しようとした根本的理由を問うのは良い方法だと思った。あくまで今まで生きる意味として見据えていた目的が、心の奥底にある渇望、強いては真の目的のマイルストーンでしかないことを伝えてあげれば、自ずと次の目的を見つけられるはずだ。 フレデリカがキリを殺したくない理由が今まであまりわからなかったけど、今回でよく分かった。 フレデリカも分かってるんだな。キリを葬ることを人生の目的、強いては生きる糧に据えてしまってる自分が、その目標を達成した時どうなってしまうのか。周りから虐げられ、生きる意味を周りから摂取できない人間は、目的を見失った途端、自分の生命の必要性を失い灰色になってしまう。 フレデリカはキリの様になりたくないと思う一方でその道を辿るしかない。そして、その道について自分の一歩先を進んでいるシンをキリと重ねてしまうのもわかる。 キリも、シンも、フレデリカも、必要とされない自分をこの世界に留める理由を必死に探しもがいてる最中だ。シンにとってその一端がレーナであったことは間違いない。 レーナとシンが出会う時、それはシンがこの世界に生きる意味を見出す時かもしれない。

2024/05/09

2023/11/19

モルフォ直ってないと思ったら、修理ではなく、予備機に中枢の重要器材を搭載し直して動かせる状態にして、壊れた方を囮にして待ち構えてやがった。

エルンストって大義名分としてシン達を気にかけてるって体で、結局の所は破滅主義者ってことなんかなぁ？ 国と人間を憂いてるって感じ？

シンがキリヤと同調しそうな危うさに冷たくなって、歪んだ笑みを漏らすシンにますます画面は冷たくなって、そこに割り込むフレデリカの有り難さがでかすぎる… 死にに行く訳じゃないとライデンは言っているけど、シンの冷笑とかを見てると、信じろって方が無理… フレデリカのアクションって叱咤の意味も含んでそう… 86 vs モルフォ。 まだまだ前哨戦っぽいな。